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読み物
Culture
2019.09.17

落語愛あふれすぎ〜!上方落語のフリーペーパー「よせぴっ」を見逃すな!

この記事を書いた人

フリーペーパーとは思えない充実の内容

「よせぴっ」には関西で開催される落語会の情報が大小に関わらずびっしりと掲載されています。その数はなんと300公演以上。このページを見て、読者の多くは行きたい落語会に印を付けたり、空いているスペースに感想を書いて、読者オリジナルの「よせぴっ」を作成していきます。

書き込みがしやすい紙質を使用しているのも日高さんのこだわり。読者にはたくさん書き込みをしてもらい、読み返した時に「当時はこの落語家さんを追いかけてたなあ」、「この頃はこんなネタやってたんや」、「この落語会の帰りはみんなであのお店に行ってご飯食べた」など振り返ることも楽しんでほしいと語ります。日高さん自身がそのようにして落語を楽しんできたからこそ、その思いにも説得力があります。

ページの後半には読み物も充実しています。注目の公演情報や若手落語家のコラム、本やCDの紹介など他では知ることができない独自の最新情報が載っています。この演芸情報は日高さん自ら取材をして、2日間でいっきに書き上げるそうです。頭がクラクラになるほど大変な月もあるそうですが、それでも読み物を充実させている理由の一つは遠方の読者の存在です。定期購読している人の中には関西圏以外の人もいます。そういう人にはスケジュール欄だけでは物足りないだろうという思いがあるからです。

読者に喜んでもらえることであれば努力を惜しまず編集する姿勢がフリーペーパーとは思えない程の充実した内容につながっているのでしょう。

このように公演情報や最新の演芸事情も知れて、しかもフリーペーパーである「よせぴっ」を落語ファンが読まないわけがありません。

実際に落語会の会場でも「よせぴっ」の最新号が置いていると、お客さんが「最新号あるやん!」など言いながら次々と手に取っていく姿をよく目にします。また、最新号を持っていると「どこにあったん?」と見知らぬ人から声を掛けられたこともあります。

親しみやすい表紙のイラストは中西らつ子さんが担当。創刊号から続く「よせぴっ」を象徴する存在です。キャラクターのさだ吉はラインスタンプが発売されるほどの人気で、なんとさだ吉の文楽人形もあります。

書いた人

大阪出身。学生時代は三度の飯より筋トレ好き。よって、瘦せ型の不健康体質に。大学卒業後も体を鍛え続けた結果、少々人生を拗らせる。だが、話芸の奥深さを知り人生が一変!話芸の魅力を広める謎の使命感を持つ。今は会社員の傍ら月に一回浪曲会を開催。目標は大阪万博のパビリオンで寄席を開催すること。