Culture

2026.09.04

マックス・リヒターが再解釈したヴィヴァルディ《四季》を京都で。庄司紗矢香×杉本博司、1日限りの特別公演

2027年1月31日(日)、ロームシアター京都 サウスホールで、ヴァイオリニスト庄司紗矢香氏と現代美術作家・杉本博司氏による特別公演「バロックの光 ヴィヴァルディの今」が開催されます。ヴィヴァルディの《四季》を現代の感性で再構成したマックス・リヒター版を、庄司氏と鈴木優人氏率いるアンサンブル・ジェネシスが演奏し、杉本氏は舞台美術を担当。音楽と美術が織りなす、その舞台の魅力をご紹介します。

バロックの名曲を現代へ。庄司紗矢香氏が奏でるリヒター版《四季》

マックス・リヒターは、クラシック音楽の伝統と電子音楽を融合させた「ポスト・クラシカル」を代表する作曲家。その代表作のひとつが、《リコンポーズド・バイ・マックス・リヒター~ヴィヴァルディ:四季》です。

ヴィヴァルディの原曲から抽出した約25%の素材を引用しながら、音符単位で新たなスコア(楽譜)を書き下ろした本作。18世紀の名作を、現代へと接続する大胆な再解釈となっています。

このリヒター版《四季》を奏でるのは、ヴァイオリニストの庄司紗矢香氏と、指揮・チェンバロを担う鈴木優人氏率いるアンサンブル・ジェネシス。2005年に結成されたアンサンブル・ジェネシスは、古楽器とモダン楽器を駆使し、バロックから現代作品まで幅広く演奏。美術や映像と融合した総合的な演出にも取り組んできました。

プログラムは、第一部にジャン=フェリ・ルベルの《四大元素》、第二部にリヒター版《四季》の二部構成。異なる時代の作品をひとつのステージでたどりながら、時代を超越した体験へと誘います。

庄司紗矢香氏/1999年、パガニーニ国際コンクールで史上最年少優勝。ベルリン・フィル、ニューヨーク・フィルなど世界屈指のオーケストラと共演を重ね、ドイツ・グラモフォンなどから11枚のアルバムを発表。2016年には毎日芸術賞を受賞。使用楽器は1729年製ストラディヴァリウス「レカミエ」。

鈴木優人氏/バッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者、関西フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者、アンサンブル・ジェネシス音楽監督。2025年には自身の補筆校訂版によるモーツァルト《レクイエム》をBCJヨーロッパ公演7都市で指揮し、同年11月にはパリ管弦楽団と初共演。2026年にはモーツァルト《フィガロの結婚》をBCJとともに上演した。

音楽と舞台美術で味わう「バロックの光」の世界

杉本博司氏は、伝統芸能への造詣も深い現代美術作家。『杉本文楽 曾根崎心中』や、パリ・オペラ座で上演された『At the Hawk’s Well(鷹の井戸)』など、舞台作品の演出にも携わってきました。古美術収集をはじめ、建築、書、作陶など活動領域は幅広く、ひとつのジャンルにとどまらない表現を重ねています。

庄司氏との共演は、杉本氏が構成・演出・美術を担当した朗読劇『肉声』以来、二度目。リヒター版《四季》の演奏に杉本氏による空間表現が加わり、音楽と美術の双方から作品の世界を体感できるのも本公演ならではです。

杉本博司氏/1948年東京生まれ、1974年よりニューヨーク在住。作品はメトロポリタン美術館やポンピドゥセンターなど世界有数の美術館に収蔵。2009年に小田原文化財団を設立し、2017年に「小田原文化財団 江之浦測候所」をオープン。2017年、文化功労者に選出された。2026年には東京国立近代美術館で大規模回顧展「杉本博司 絶滅写真」を開催。

音楽と美術がともにつくり上げる、1日限りの舞台。京都でその世界を体感してみてはいかがでしょうか。

庄司紗矢香×杉本博司 バロックの光 ヴィヴァルディの今

日時:2027年1月31日(日)14:00開場/15:00開演
会場:ロームシアター京都 サウスホール
住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13
料金:S席指定 18,000円/A席指定 15,000円(前売り・税込)
受付プレイガイド:
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/shoji-sugimoto/
イープラス:https://eplus.jp/shoji-sugimoto/
ロームシアター京都 窓口
※受付にはチケットぴあ、イープラスそれぞれ会員登録(無料)が必要です。
※未就学児童入場不可
※小学生以上チケット必要
※一般発売は2026年9月9日(水)10:00~

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和樂web編集部

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