和樂webオリジナル「動物戦国武将占い」(診断結果一覧はこちら)。竹中半兵衛型の性格は…!?
竹中半兵衛ってどんな人?
1544~79年。半兵衛は通称で、名は重治。美濃(現、岐阜県)出身。羽柴秀吉の軍師として知られています。智謀に秀で、斎藤義龍、その子・龍興に仕えました。斎藤氏没落後は織田信長に仕え、秀吉の懐刀に。数々の合戦で的確な意見を具申。また、黒田官兵衛が信長に裏切りを疑われ、官兵衛の息子の処刑を命じられた際は、信長に背いて命を救いました。保身や私欲では動かない人物なのです。
狼・竹中半兵衛型の性格
飾り気がなく、さっぱりとした性格が持ち味です。「私はこう思うけど、あなたはそう考えるのね」などと、他人の価値観を否定することはまずありません。というより、他者に対して関心が薄いともいえます。こうした考え方のクセを持っているため、対人関係における距離の取り方が絶妙。濃厚な人間関係よりも、現代的であっさりとした人づき合いを好みます。自分の世界をしっかり持っていて、それを干渉されたくないため、人にも深入りをしないのです。
仕事やプロジェクトの進め方にも特徴が出ます。まず、行動する前にさまざまな角度から深くリサーチし、ゴール地点やその後の展望をイメージすることからスタート。綿密な計画を立ててからでないと、着手さえしません。その代わり、走りはじめれば途中でトラブルに見舞われてもそれほど打撃を受けず、計画を淡々と進めていきます。
こうした特徴は、羽柴秀吉の軍師となる前の竹中半兵衛が、主君の龍興を諫めるため少数の手勢で稲葉山城を奪ったエピソードを想起させます。つまり、考え尽くしてから手順を踏んでものごとを進める手腕で世間に注目される人なのです。この気質は、仕事でもプライベートでも発揮されます。現場判断や臨機応変な対応は苦手ですが、堅実な姿勢が周囲に安心感を与えるでしょう。
過去どころか現在進行中の事象にもとらわれないので、「何事にも動じない人」「不愛想」と見られがちですが、未来を見据え人生を切り開く頼もしさは抜群です。
狼・竹中半兵衛型の弱点
自分の考えや知恵におぼれるあまり、他人の気持ちに鈍感という弱点が。これは、竹中半兵衛と黒田官兵衛のエピソードを思わせます。秀吉が約束した褒美を実行してくれないと、官兵衛が半兵衛に秀吉の書付を見せると、破って焼いてしまいました。官兵衛が怒ると、「いつまでもこんなものを持っているから不満に思うのだ。貴殿のためにもならない」と竹中半兵衛は言い放ちます。
このように、組織の中で調子よく振る舞ったり、複雑な人間関係の中で無難にやり過ごすなどはやや苦手な傾向。派閥争いに弱い人も多いです。自分の意に反して、相手やクライアントを持ち上げ喜ばせて仕事を得るのもストレスがたまります。また、単純作業は好まないでしょう。職業選択や人生の岐路で迷ったら、「企画」「アイデア」「未来」をキーワードにするとよいです。
狼・竹中半兵衛型の開運キーワード
休息
姉川の合戦、長篠の合戦、三木城攻略など、竹中半兵衛発案の戦法がたびたび秀吉を救い、勝利をもたらしました。天才的な発想力がある代わりに、頭の中では常に考えごとがぎっしり。休息の時間を必ず取り、頭を休めましょう。
メモ
竹中半兵衛はなかなかのメモ魔だったとか。城を攻める前に綿密にメモをとり、犠牲を出さずに城を落とす計画を楽しんでいたなどという説があります。抜群のヒラメキ力を仕事に活かすには、メモがカギです。
マイペース
竹中半兵衛は、信長に稲葉山城を奪われて斎藤家が没落するとあっさり世を捨てて悠々自適の生活を開始。このタイプの人は、突然地位や名誉を捨てて新しいステージに飛び込みがちです。周りの人は「もったいない」と止めますが、本人の価値観に合致していればOK。過去や現在にとらわれず、未来を切り開いていきましょう。
動物戦国武将占い 診断はこちら
この占いは四柱推命をベースに多様な占術を取り入れたものです。戦国武将タイプは、諸説があるため生年月日から算出せず、戦国武将の史実や伝承から関連づけて12タイプを作成しました。楽しく読みつつ、「自分」を知り「開運」するためのツールとして役立てていただくために、おもしろい史実も盛り込んでいます。人にはさまざまな面があり、この占いでわかるのは性格や宿命の一部です。とはいえ、毎年毎月変わる運勢とは違い、一生つき合う「本質」です。弱点を知り言動を客観視する、長所を職業選択や人間関係に活かすなどして、お役立てください。
占い監修・ユキムラ
歴史監修・辻明人