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今こそ知りたい!千利休の『茶』と『美』

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Fashion&きもの

2025.09.01

名刹の障壁画と静寂の森の庭、極上の「ロエベ」に身を包み、心満ちる旅へ

京都ならではの風情のある美しさを堪能しようと訪れたのは、京狩野の傑作とたたえらえる障壁画のある「妙心寺天球院」と、絶景の森の庭に包まれる「アマン京都」。美しい地に映える、上質でいて華やかな個性が宿る「ロエベ」のアウターをまとい、記憶に残るひとときを。

知的なチェックのコートで清らかな「美の名寺」へ

温もり漂うモヘア混のチェックのコートは、そで口のフリンジがポイントに。旅の相棒は、最高級のしなやかなグレインカーフレザーを贅沢に用いた「マドリードバッグ」。上品で容量もある台形バッグは、ハンドキャリーにもでき、旅に重宝。コート¥618,200・バッグ「マドリード ミディアム」¥829,400・靴¥171,600(ロエベ)
天球院は、日本最大規模の禅寺・妙心寺の塔頭(たっちゅう)寺院でその境内にある。山門(さんもん)から本堂(方丈)へと向かう参道で目にする美しい石畳と植栽の前庭も見事。奥には花頭(かとう)窓が。

しなやかな濃茶ジャケットで水墨画の世界にひたって

レザージャケットは、ベルトとそで口の大きめバックルと、隠しドローストリングが生むバルーンシルエットが魅力。ダブルカフスのクラシカルな白シャツを合わせ、凜とした気分を添えて。ハニカムモチーフにフリンジデザインを加えたジャガード織のファブリックのバッグをアクセントに。レザージャケット¥1,128,600・シャツ¥189,200・パンツ¥223,300・ピアス¥126,500・バッグ「パズル スモール」¥685,300(ロエベ)
京狩野の重鎮、狩野山楽(かのうさんらく)と山雪(さんせつ)の数々の名作が残されている天球院。この水墨画「山水人物図」は方丈の最も奥まった部屋にあり、竹林七賢など中国の故事などが題材に。

アートな色彩の装いで「梅花遊禽図襖」を堪能

今季の「ロエベ」で注目したいのが、ミッドセンチュリーの芸術家ジョセフ&アニ・アルバースとのコラボレーション。抽象画家ジョセフの幾何学的なモチーフを映し出したスエードのバルーンジャケットやシルクベースのひざ丈スカート、アニの絵画のようなタペストリーを継承したバッグで印象的な装いに。ジャケット¥801,900・スカート¥1,013,100・ピアス¥42,900・リング¥79,200・バッグ「フラメンコパース ミディアム」¥649,000(ロエベ)
天球院の障壁画で最も著名な「梅花遊禽図襖(ばいかゆうきんずふすま)」は、「上間二の間」の北側4面に。禅寺には珍しい絢爛豪華な金碧画で、躍動感のある梅や雉が描かれている。襖を開けると、奥の間には水墨画の世界が広がる。

シアリングアウターなら自然体で、エレガントに

ラムのシアリングのカーディガンは背中側に膨らみのあるシルエットが絶妙で、はおるだけで今の気分が漂う一着。ひとつひとつ手作業で施された美しいドレープが印象的な黒のワンピースを合わせて。シアリングカーディガン¥899,800・ワンピース¥498,300・ピアス¥130,900・バッグ「ハンモック コンパクト」¥455,400・チャーム¥91,300・靴¥171,600(ロエベ)
洛北の地にあるアマン京都は、かつて西陣織の名家が織物美術館の創設を夢見て約半世紀をかけて創り上げた庭というロケーションが格別。なかでも全国から厳選され、運び込まれたという巨石を積み上げた石垣は圧巻の眺め。

歴史ある寺にも上品に映えるブラウンベースの着こなし

モヘアとウール素材のジャケットは、短め丈でどんなボトムともバランスをとりやすい。たっぷりのドレープにアシメトリーなデザインのセットアップに合わせ、シックにまとめて。バッグの抽象画のようなモチーフと色彩は、ジョセフ・アルバースの作品が源。ジャケット[同素材のストール付き]¥532,400・トップス¥360,800・スカート¥326,700・ピアス¥130,900・バッグ「アマソナ23 クロップド」¥597,300(ロエベ)
襖絵のある方丈から書院前庭を望む。木々や石が絶妙に配置された庭は四季折々の花を咲かせ、彩りが深まる秋も雪景色の冬も美しい。

美意識の宿る、技ありレザージャケットを優雅に

ネイビーのレザージャケットは、シルクサテン地の上に手仕事でカットした細長いレザーを重ねた、職人技が息づく一着。そでに揺れる動きが出て、ふとした仕草も優雅に映る。ジャケット¥1,309,000・パンツ¥223,300・ピアス¥126,500・リング¥83,600(ロエベ)
寺の創建時に建てられた方丈は、江戸時代の禅宗方丈建築の代表例とされる、国の重要文化財。障子越しにやわらかな光が入る廊下の手前と奥には、山雪の杉戸絵(すぎとえ)が。

軽やかな着心地もうれしいモダンデザインを

うっとりするほどなめらかな「ロエベ」のナパラムスキン。メゾンを象徴する丁寧になめされた極上素材のキャメルカラーのコートは、フロントだけが濃茶になった配色デザインも粋で絵になる一着。コート¥1,014,200・ピアス¥130,900・靴¥162,800(ロエベ)
約32万平方メートルもの広大な自然に溶け込むようにあるアマン京都。静謐な空気に満たされながら、巨石が敷きつめられた階段や美しい苔を堪能して。青もみじも紅葉も絶景。

美しく整えられた庭と受け継がれる茶室

ジャケット[同素材のストール付き]¥532,400・トップス¥360,800・スカート¥326,700・靴¥146,300(ロエベ)
書院前庭の門の奥には、茶室「蓬庵」が。藪内流・燕庵(えんなん)を手本にしたと言われ、安政6(1859)年建立。

撮影/熊澤 透
スタイリスト/押田比呂美
ヘア&メーク/三澤公幸(Perle)
モデル/瀬畑茉有子
デザイン/ティオ
構成/川村有布子、古里典子(本誌)

問い合わせ
ロエベ ジャパン クライアントサービス
03-6215-6116
www.loewe.com

※この特集での価格表記は、税込価格です。
※本記事は『和樂(2025年10・11月号)』の転載です。

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和樂web編集部

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