新居 典子の読み物

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芸能と文化
「皇室がまもり伝えた美 正倉院の世界」展に感化され、蘭奢待の香りを追いかけて銀座香箱へ!

若手歌舞伎俳優・尾上右近(ケンケン)が行く! 東京国立博物館で開催中の「皇室がまもり伝えた美 正倉院の世界」展で見た正倉院宝物『黄塾香(蘭奢待)おうじゅくこう(らんじゃたい)』。普段からお香が大好きなケンケンは、蘭奢待の香りを追い求めて、日本香堂にやってきました! 足利義政や織田信長など時の権力者たちが熱望した香木、蘭奢待。基原植物はジンチョウゲ科ジンコウ属の樹木。長さ156㎝の香木の沈香で、樹脂や精油が沈着しています。黄塾香の外面は黒褐色、内面は黄褐色、内部はほとんど空洞にもかかわらず、11.6kgもあります。 もともとは仏教儀礼で仏前を清める目的で東大寺に伝わりますが、その後、正倉院の宝庫 […]

芸能と文化
孤独なテロリストの翳、悪七兵衛景清とは? 演劇評論家・犬丸治さん解説

今月も、演劇評論家の犬丸治さんに歌舞伎の見どころをレクチャーしていただきましょう。2019年11月、国立劇場で上演中の『孤高勇士嬢景清(ここうのゆうしむすめかげきよ)』、中村吉右衛門丈が演じる景清像はいかに? 文/犬丸治(演劇評論家) 江戸の芝居町の賑わいを偲ばせる遺物を発掘! 平成二十年の二月から五月にかけてのことです。東京都中央区の教育委員会は、日本橋人形町三丁目で発掘調査を行いました。ここはかつて「葺屋町」と呼ばれ、中村座・森田(のち守田)座とともに「江戸三座」と称された市村座の西隣にあたります。その結果、江戸の芝居町の賑わいを偲ばせる数々の遺物が発掘されました。その展示会で、「萬吉」と […]

日本美術
歌舞伎俳優・尾上右近さん、東博の「正倉院の世界−皇室がまもり伝えた美−」を行く!

今、若手歌舞伎俳優で注目されている尾上右近さん(こと、ケンケン)が話題の美術展を巡るweb連載。今回は、東京国立博物館で開催中の御即位記念展「正倉院の世界−皇室がまもり伝えた美−」を、東博・研究員の三田覚之さんに案内していただきました。 ご存知、奈良の正倉院では毎秋、琵琶や鏡やガラス食器など、選りすぐりのご宝物が出展される正倉院展が開催されており、全国から1日1万人以上の来場者が訪れ、奈良はホテルが不足するほどの人気です。 今年は、天皇陛下御即位というご慶事を記念して、なんと、東京国立博物館に正倉院のご宝物がやってきました。その数43件。しかも、毎年の正倉院展の目玉に匹敵するほどのオールスター […]

芸能と文化
『音菊天竺徳兵衛』の「屋台崩し」はドリフターズ「全員集合」の大仕掛けへと繋がる! 演劇評論家・犬丸治さんが解説

毎月、演劇評論家の犬丸治さんに歌舞伎の味わいどころをレクチャーしていただく連載です。今月は、10月から国立劇場で上演されている『天竺徳兵衛韓噺(てんじくとくべえいこくばなし)』、さらに歌舞伎座昼の部で上演中の『江戸育お祭佐七』について教えていただきます。幽霊妖怪は重扇(音羽屋・菊五郎)ではないと様にならないそう。 「音菊(おとにきく)」、評判のお家芸 文/犬丸治(演劇評論家) まずは、この写真を御覧ください。大屋根にはみ出さんばかりの大蝦蟇(おおがま)が出現し、その上に乗っているのは六代目尾上菊五郎の天竺徳兵衛です。昭和十年(1935)九月の歌舞伎座「音菊天竺徳兵衛」の舞台写真ですが、八十年以 […]

芸能と文化
「三代目中村歌六百回忌追善」の意味とは? 演劇評論家・犬丸治さん解説

毎月、演劇評論家の犬丸治さんに歌舞伎の味わいどころをレクチャーしていただく連載。今月は、歌舞伎座9月「秀山祭」で上演されている『沼津』と『松浦の太鼓』にある「三代目中村歌六百回忌追善」の意味について教えていただきます。三代目中村歌六とはいったいどんな人だったのでしょう? そして、今月の愉しみどころは? 『沼津』呉服屋十兵衛=中村吉右衛門、雲助平作=中村歌六三代目歌六無かりせば、今の歌舞伎の盛況はあり得なかった!? 文/犬丸治(演劇評論家) 9月の歌舞伎座「秀山祭」は、昼の「沼津」と夜の「松浦の太鼓」に、それぞれ「三代目中村歌六百回忌追善」と冠しています。 大正八年(1919)五月十七日、七十歳 […]

芸能と文化
次世代の日本の伝統文化を担う、 才能あふれる二人が対談! 歌舞伎俳優 尾上右近×人形師 中村弘峰

注目の若手歌舞伎俳優・尾上右近さん(27歳)と、福岡市在住の新進気鋭の博多人形師・中村弘峰さん(33歳)。若き才能あふれるふたりの対談が実現しました。 右近さんは2019年8月28日(京都)と、9月1日(東京)で自主公演・第五回「研の會」を、弘峰さんは8月8日〜9月1日、東京・銀座のポーラ3階にある「ポーラ ミュージアム アネックス」で個展を開催します。 明治時代から続く博多人形師の家に生まれた若き4代目・中村弘峰さんは、2011年に東京藝術大学の大学院修士課程を修了後、父・中村信喬に師事。同年より、それまで父親が手がけてきた博多祇園山笠・土居流(ながれ)の舁(か)き山人形も制作しています。斬 […]

芸能と文化
東海道中膝栗毛はコメディだった! 演劇評論家・犬丸治さんが解説

8月の歌舞伎座は気楽に楽しめる三部構成です。演劇評論家の犬丸治さんに、第二部で上演される、幸四郎・猿之助の弥次喜多コンビが繰り広げる人気演目「東海道中膝栗毛」のルーツと見どころを教えていただきましょう。 「東海道中膝栗毛」は スラップスティックス(ドタバタ)コメディ!? 文/犬丸治(演劇評論家) 8月の歌舞伎座三部制興行の第二部は、お馴染み幸四郎・猿之助の弥次喜多コンビによる「東海道中膝栗毛」です。四年前から始まったこのシリーズ、今やすっかり定着して、忽ち完売の人気のようです。無論、主役二人のイキの合った掛け合いにもよりますが、ワキで活躍する染五郎・團子の若侍梵太郎・政之助主従の成長も見どころ […]

芸能と文化
ケンケンの魅力満載! 尾上右近の自主公演「第五回 研の會」京都・東京で上演

歌舞伎俳優の尾上右近さん(ことケンケン)が、2019年8月28日(水)・29日(木)に京都芸術劇場春秋座で、9月1日(日)・2日(月)には国立劇場小劇場で、自主公演「第五回 研の會」を開催します。2015年から始めた自主公演「研の會」も今年で5回目。今回は『弁天娘女男白浪』と、猿翁十種のひとつ『酔奴』を2都市で上演します。 役者を目指すきっかけ『弁天娘女男白浪』 『弁天娘女男白浪』は、ケンケンにとって思い入れのある演目。そもそも役者を目指すきっかけとなったのが、曾祖父・六代目菊五郎の『鏡獅子』の映像をお祖母様に見せていただいて魅せられたことから始まりました。そこから生の歌舞伎の舞台を見に行くよ […]

芸能と文化
博多人形のキャッチャーかっこよすぎっ! 人形師・中村弘峰の個展が銀座で開催

新進気鋭の人形師、中村弘峰(ひろみね)さんは福岡の博多人形師の家に生まれた4代目。斬新な作風で、伝統工芸の世界に風穴をあけつつあります。東京藝術大学の大学院修士課程を修了した2011年から人形師の父・中村信喬(しんきょう)さん(61歳)に師事。同年より、それまで父が手がけてきた博多祇園山笠・土居流(どいながれ)の舁(か)き山人形も制作していました。 2019年8月8日から9月1日までの期間、東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスにて、弘峰さんの展覧会「サマー スピリッツ(SUMMER SPIRITS)」が、開催されます。 新進気鋭の人形師、中村弘峰さんの個展へ! 人気の高い「アスリートシ […]

芸能と文化
團十郎襲名目前の「海老蔵」を紐解く

2019年7月の歌舞伎座・夜の部では、市川海老蔵が「星合世十三團」で一人十三役の早替りを披露して大奮闘しています。この意味を演劇評論家・犬丸治さんに解説していただきましょう。 十三役と十三代目團十郎襲名をかけた、外題の「十三團」 文/犬丸治(演劇評論家) 「のべつ幕なし」という言葉、何気なく「良く喋る人」の悪口として使っていませんか。 この「のべつ」は「延べつ」、つまり引っ切り無しのことで、幕を引かずに頻繁に舞台装置を変えていく「幕なし」という芝居用語と合わさったものなのです。 今月の歌舞伎座夜の部「星合世十三團」(ほしあわせ・じゅうさんだん)がまさにそれです。浄瑠璃三大名作とされる「義経千本 […]

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