CATEGORY

最新号紹介

10,11月号2024.08.30発売

大人だけが知っている!「静寂の京都」

閉じる
Gourmet
2019.09.05

ほっくほく!群林堂の豆大福、開店直後の混雑状況や気になる味は? 食レポート

この記事を書いた人

人気の「群林堂」の豆大福を購入!

東京三大豆大福のひとつである和菓子店「群林堂」の人気商品、豆大福。購入場所や混雑状況、気になる豆大福の味をレポートします。

群林堂、開店直後の混雑状況は?

群林堂は東京都文京区、護国寺駅から徒歩3分の場所にお店を構えています。

到着したのは、開店したばかりの9:30。
通販や百貨店の催事はもちろん、予約販売もないため、平日の朝にも関わらず、すでに7人以上並んでいました。開店時間よりも早く売り切れてしまうこともあるので(ときには正午になくなることも。)、できるだけ早い時間に行くのがおすすめです。

東京三大豆大福のひとつ「群林堂」の豆大福 〜手土産にしたい和菓子〜

観光で遠方から訪れている人よりも、近隣の方やお勤め前にいらっしゃっているお客様が多い印象でした。

群林堂の創業は大正初期。餅をはじめとした和菓子は、三島由紀夫や松本清張など文豪の手土産として、古くから愛されてきました。
初代が生み出した豆大福の味は、現在、2代目主人に受け継がれています。

群林堂の豆大福は、見た目もかわいい。

今回は、自宅用に豆大福を4個購入しました。

東京三大豆大福のひとつ「群林堂」の豆大福 〜手土産にしたい和菓子〜
オレンジ色のレトロな包装紙。

東京三大豆大福のひとつ「群林堂」の豆大福 〜手土産にしたい和菓子〜
包みを開くと、みっちりと並んだ豆大福が。(1個190円)

1個あたりのサイズを測ってみると、直径5.5cm、重さは91g。
大きさの割にずっしりとした重みがあり、ゴツゴツとした肌は、まるで小さな雪山のようです。

群林堂の豆大福、気になるお味は?

東京三大豆大福のひとつ「群林堂」の豆大福 〜手土産にしたい和菓子〜

一口食べると、まず豆の存在感に驚きます。

1個あたりに入っている豆の数を、試しに数えてみると…赤えんどう豆が20粒以上。
プチっとした豆の食感に、ねっとりした粒あんが絡みあい、強めの塩気と濃厚な甘みが口いっぱいに広がります。

一般的な和菓子の甘さに比べるとかなり甘さ控えめで、豆の味が強い群林堂の豆大福。
緑茶はもちろんブラックコーヒーやミルクとも相性ぴったりで、
ふだん和菓子を食べない人にもおすすめしたい大人の豆大福です。

東京三大豆大福のひとつ「群林堂」の豆大福 〜手土産にしたい和菓子〜

群林堂 店舗情報

公式サイト: なし
住所: 〒112-0013 東京都文京区音羽2-1-2
電話: 03-3941-8281
営業時間: 9:30-17:00
定休日: 日曜・月曜

また明日も食べたくなる、群林堂の豆大福

群林堂に並んでいた人たちは、みんな「贈答用に」と10個20個、豆大福を買っていました。「なぜそんな大量に?」と疑問に思っていましたが、今は、手土産にしたくなる気持ちがよーくわかります。

絶妙なバランスの食感と甘さは、一口でしっかりと記憶に刻まれ、食べ終わるとすぐにまた食べたくなる…忘れがたい味なのです。東京観光やスイーツ・和菓子ファンでなくとも、ぜひ一度食べてみてください。

※豆大福のサイズや重さなどの数値は筆者が測定したものであり、個体差があるため、参考値としてご覧ください。
※営業時間や価格は、2019年4月公開時点での価格になります。

【おまけ1】東京三大豆大福とは?

今回ご紹介した群林堂を含む3つの和菓子店(群林堂、瑞穂、松島屋)の豆大福を指します。いずれの店舗も、口コミなどで常に話題のお店です。

東京三大豆大福のひとつ「群林堂」の豆大福 〜手土産にしたい和菓子〜
左から、群林堂、瑞穂、松島屋の豆大福。

各店の豆大福を並べてみると、こんなかんじです。
一口に豆大福と言っても、見た目も大きさもばらばら。味も食感もさまざまで個性に富んでいます。
(今回店舗を紹介できるのは群林堂さんのみになりますが、どのお店の豆大福も多幸感あふれる味でした。)

東京三大豆大福 最寄駅間のアクセス

それぞれの和菓子店の最寄駅は以下のとおりです。

群林堂(護国寺)
瑞穂(明治神宮前〈原宿〉または表参道)
松島屋(白金高輪または泉岳寺)

地図で見ると、けっこうな距離があることがわかります。

東京三大豆大福のひとつ「群林堂」の豆大福 〜手土産にしたい和菓子〜

駅間の移動は約30分。以下の経路はあくまで一例です。

松島屋(白金高輪)→群林堂(護国寺)

東京メトロ南北線・有楽町線、飯田橋駅経由で護国寺駅まで約31分かかります。

東京三大豆大福のひとつ「群林堂」の豆大福 〜手土産にしたい和菓子〜

群林堂(護国寺)→瑞穂(明治神宮前〈原宿〉)

東京メトロ有楽町線・副都心線、要町駅経由で明治神宮前駅まで約28分かかります。

東京三大豆大福のひとつ「群林堂」の豆大福 〜手土産にしたい和菓子〜

瑞穂(明治神宮前〈原宿〉)→松島屋(白金高輪)

東京メトロ千代田線・南北線、国会議事堂前駅経由で白金高輪駅まで約28分かかります。

東京三大豆大福のひとつ「群林堂」の豆大福 〜手土産にしたい和菓子〜

※ちなみに…1日で3店をまわろうとすると並ぶ時間を含めると3時間以上かかるうえに、売り切れになっているケースも。11時までにお店に訪れるのがおすすめです。

【おまけ2】豆大福とは?

今回は群林堂の豆大福をご紹介しましたが、そもそも「大福」とは何か、その起源をご存知でしょうか。
小豆のあんを薄い餅の皮で包んだ菓子のことを「大福(まめだいふく)」と呼びます。
江戸時代のはじめに生まれた「鶉餅(うずらもち)」が明和初期に江戸の小石川の未亡人により小形化されて、あんに砂糖を加えたものが始まりとされています。大福は、腹持ちがよいことから「腹太餅(はらぶともち)」などの呼ばれ方で庶民の餅菓子として昔から愛好されてきました。そのなかでも、茹でたえんどう豆を餅に入れたものを「豆大福」と呼びます。豆大福のほかにも、よもぎの草をいれた緑色の「よもぎ大福」いちごや生クリームの入った「いちご大福」など、大福のバリエーションはさまざまです。

他にもあります、和菓子・スイーツの関連記事

栗の和菓子は秋ならではのお楽しみ。京都の老舗おすすめ3選
京都の和菓子7選。お土産におすすめのかわいい和菓子たち
京都の和菓子屋9選、旅で訪れたい京菓子の名店まとめ
インスタ映えまちがいなしの和菓子。スポッと飛び出す「まめやのパンダバウム」
虎屋の新しい歴史が始まる!? 進化し続ける和菓子屋“とらや 赤坂店”徹底レポート