突然ですが、ローストビーフってやきもきしませんか?
火が通り過ぎたり、逆にレアすぎても不安になりますし…。
特別な時には美しいロゼ色のローストビーフを完成させたいですよね!
かくいう私も、何度も挑戦しては正解が見つからなかったんです。
昔ながらの高温のオーブンで仕上げる方法や、湯煎してみたり、フライパンだけで作ってみたり…。
スライスするまでは不安いっぱいで、ずっとドキドキしていました。
ローストビーフは食べたいけど、失敗したくない!
そこで、生まれたのがこのレシピです。この技を手に入れたらもうローストビーフは怖くないんです!
あまりに簡単で、日常のレシピのひとつとして充分使えます。
なんと!味付けせずにオーブンにお肉を入れちゃいます。
手間もかかりませんし、用事をしながら作れ、リーズナブルな赤身肉もしっとり仕上がるのがこのレシピの嬉しいところ。
片手間でも作れるローストビーフ
(材料)
牛モモ肉 400g
※牛モモ肉は室温に戻しておきます。買い物に行ったら、冷蔵庫に入れず出しておきましょう。触って冷たくなければOKです。
醤油 50ml(お肉の高さの1/3浸かる程度)
オリーブオイル 大さじ1〜
にんにく 1/4かけ すりおろし(お好みで)
【調理時間】
10分(味付け:3分、焼く+盛りつけ:7分)
【オーブンでほったらかし時間】
70分(オーブンで35分、ひっくり返して35分)
1.オーブンを100度に予熱。
お肉を、天板、もしくはトレイ、鍋等に乗せオーブンにセット。
35分加熱します。
2. 裏返し、更に35分加熱します。写真は裏返した状態です。
焼き上がり、肉を触ってみてぱんっと張っている状態なら火が通っています。
オーブンから取り出し、粗熱が取れるまで置き、灰汁が出ていたら拭き取ります(写真の下のぶよっとしたところ)。
3. 冷めたら、ビニール袋に入れます。醤油50ml、オリーブオイル大さじ1程度を入れます。お好みで、にんにく1/4かけをすり下ろして入れましょう。香りが良くなり、殺菌効果があります。
お肉の高さに対し1/3程度のお醤油とオリーブオイルに浸かっている状態が理想です。袋を閉じたときの状態の写真を参考にしてください。
すぐ食べる場合は、醤油に漬け込んだビニール袋ごと、お肉が冷たくなるまで氷水に漬けて冷やしておきます。
冷蔵庫で、1時間〜1晩漬けた方がお肉に味が染みこみます。2晩置いているとしっかり味が付きます。
4. 食べる前、冷蔵庫から出したばかりのお肉を、漬け汁から取り出し汁気を軽く拭きます。
フライパンを強火で熱し油をひき、高温で表面の6面をさっと焼きます(可能なら鉄のフライパンで煙が立つくらいの高温)
冷蔵庫から取り出してすぐに、表面だけに焦げ目をつけることにより、中のお肉に余分な火が入らず香ばしい風味が付きます。
すぐに皿に移し、表面が触れる温度になってからスライスします。
切ってすぐは茶色がかっていますが、置いておくと綺麗な赤色になります。
5. 盛り付けたら、味見をし、塩気が足りないようなら醤油とオリーブオイルの漬け汁をかけてください。塩気がきついようならオリーブオイルだけをかけてください。
お肉を焼いてから漬けているので、そのまま漬け汁をタレとして利用できます。にんにくの香りがきつい時は小鍋に移し、一度沸騰させると和らぎます。
オーブンで焼いてから、塊のままお醤油に漬けている状態で、冷蔵庫で3日保存可能です。スライスしたら、元の漬け汁に漬けておくと2日まで日持ちが可能です。
冷凍もできます。食べやすい大きさにカットして、ラップで密封してから冷凍庫へ入れましょう。半月ほど日持ちがします。解凍するときは冷蔵庫に1晩置いてゆっくり解凍しましょう。お急ぎのときは袋を二重にして、氷水に漬けると1〜2時間ほどで解凍できます。
お醤油に漬けるので、和風の方が相性が良さそうに感じるかもしれませんが、洋風のお惣菜にもぴったり!
カンパーニュなどのパンに合わせても美味しいんです!その他、パルメザンをかけてルッコラを添えてタリアータ風にしても。
ローストビーフはおもてなしや華やかなイメージがあるメニューですが、普段にも大活躍します。
ホカホカのご飯の上に山盛り乗せて丼にしても美味しいですし、チャーハン、ラーメンにもおすすめです。細く切って、白葱のみじん切り、焼肉のタレと卵黄を絡めたらユッケも出来ちゃいます!
余ったら粗く切ってボロネーゼに混ぜ込んで煮ると、香ばしさが増しゴロゴロしたお肉で豪華な味わいになりますよ。
オーブンにほったらかし時間はトータル70分!空き時間を使ってオーブンにお任せして、ちゃちゃっと味付け、後は食べる直前にフライパンで焼くだけ!
知っておくと重宝するレシピです。