優雅で繊細、そして躍動感に満ちた「ヴァン クリーフ&アーペル」のバレリーナ クリップ。1940年代まで遡るメゾンと舞姫の物語は、「バレエ プレシュー」コレクションに継承されて現代へ。そのコレクションに新たに加わった、クラシックバレエの名作を想起させるハイジュエリークリップをご紹介しましょう。
ヴァン クリーフ&アーペル「バレリーナ クリップ」誕生秘話とメゾンの物語はこちら
現代的に再解釈された、モダンなナイチンゲール
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ストラヴィンスキーは自作のオペラ『夜鳴き鶯』をバレエ作品『ナイチンゲールの歌』として再編。1920年、バレエ・リュスがパリ・オペラ座で初演した。アンデルセンの原作をもとに中国の宮廷を舞台にした作品は、パリの東洋ブームも手伝って話題に。主役のナイチンゲールの衣装は、再演時の白で統一されたものが有名だが、このクリップではそれをモダンに再解釈。卓越した金工の技術による、揺れるリボンと広がるスカートのプリーツが、作品に躍動感をもたらす。鶯を手に、トウシューズでバランスをとるバレリーナのポーズもドラマティック。
「シャン デュ ロシニョール」バレリーナ クリップ[ダイヤモンド計1.57ct×WG×YG]参考商品(ヴァン クリーフ&アーペル)
『ジゼル』のヒロインの愛を象徴する鮮麗な輝き
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1841年、王立音楽アカデミー(現在のパリ・オペラ座バレエ)によって初演されたロマンティック・バレエの傑作『ジゼル』。そのヒロインに抜擢されたのは、イタリア出身のバレリーナ、カルロッタ・(カロンヌ)・グリジだった。このクリップは、まさに彼女が演じたジゼルへのオマージュ。髪飾りとドレスのシルエットは、初演のイメージを踏襲している。大きく膨らんだスカートはサイドにも宝石をセッティングした立体的なつくり。ドレスには繊細な線彫りが施され、生地の畝までもが精緻に表現されている。
「カロンヌ」バレリーナ クリップ[ダイヤモンド計1.71ct×モーヴサファイア計0.98ct×ピンクサファイア計0.96ct×WG×RG]参考商品(ヴァン クリーフ&アーペル)
撮影/戸田嘉昭
※文中のWGはホワイトゴールド、YGはイエローゴールド、RGはローズゴールド、ctはカラットを表します。
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