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2024.08.30

比類なきダイヤモンドの魅力に迫る。和光「アショカダイヤモンド」が特別な輝きを放つ理由

1999年にニューヨークで生まれた「アショカダイヤモンド」。ひとつの石に2種の異なる輝きを絶妙なバランスで表現した特別なダイヤモンドは、これまで目にしたことのない個性豊かな輝きを放ちます。その誕生25周年を記念し、和光はこのうえなく贅沢なセットジュエリーを発表。その迫力すら感じる美しさを「アショカダイヤモンド」の魅力とともにご紹介します。

唯一無二のカットがもたらすダイヤモンドの透明感と輝き

ダイヤモンドの美しさを決めるカラーやクラリティ(透明度)といった要素のなかで、唯一、人の手で変えられるもの。それが「カット」です。ダイヤモンドの輝きの質と度合いは、カットが決めるといっても過言ではないでしょう。そして、ダイヤモンドにはだれもが知るラウンドカットのほか、オーバルやマーキスなどの多彩なカットが存在します。また、カット・研磨の技術は時代とともに進化を遂げてきました。最大の輝きを得るためのブリリアントカットは、20世紀に入って完成したものです。

その20世紀最後の年に「アショカダイヤモンド」は誕生しました。考案したのは、ニューヨークの名門宝石商「ウィリアム・ゴールドバーグ」です。その特徴は、細長いエレガントなフォルムと、2種の輝きがひとつの石のなかで融合していること。石の中心部は透明感にあふれ、丸みを帯びた両端は繊細かつ華やかな煌めきを放ちます。このカットの最大の魅力は、ダイヤモンドの透明感と輝きが同時に楽しめることにほかなりません。

現在、このルースを買い付けることができるのは、日本では和光のみ。9年前からその美しさが際立つデザインを考案し、ジュエリーにするまでを一貫して手がけてきました。今回ご紹介する「アショカダイヤモンド」誕生25周年を祝したセットジュエリーにも、その魅力を知り尽くした和光ならではの経験と技術が存分に生かされています。

2種のカットが魅力を放つ圧倒的な存在感のリング

通常のブリリアントカットより多い62面のファセットをもつ「アショカダイヤモンド」。約6カラットのリングは、エレガントでいて迫力に満ちた美しさ。石の中心部は水のような透明感を湛え、両端は細かなファセットによって光が反射・分散し、まばゆい輝きを放つ。丸みを帯びた両端にメレダイヤモンド、左右側面にステップカット・ダイヤモンドがセットされ、2種のカットの個性を際立たせる。リング[アショカダイヤモンド5.93ct×ダイヤモンド×PT]ネックレス、ピアスとの3点セット価格¥220,000,000(和光)

セットで纏うことで際立つ特別なダイヤモンドの輝き

リングと同デザインのネックレス&ピアスを纏うことで、「アショカダイヤモンド」のノーブルな輝きが強調され、知的に華やぐ。ネックレス[アショカダイヤモンド3.31ct×ダイヤモンド×PT]・ピアス[アショカダイヤモンド各1.51ct×ダイヤモンド×PT]リングとの3点セット価格¥220,000,000(和光) 
※この商品には、4泊6日の「NY ウィリアム・ゴールドバーグ アトリエツアー」(2名分の東京・ニューヨーク間のファーストクラス航空券、ラグジュアリーホテル宿泊)がセットされています。詳しくはお問い合わせを。

この職人技に注目! 天才から受け継がれたダイヤモンド研磨の最高技術をさらに極めて

「アショカカット」を開発した「ウィリアム・ゴールドバーグ」社の創始者ウィリアム・ゴールドバーグは、天才的なダイヤモンドクリエイターとして世界に知られた存在でした。そのアトリエには、今も彼に師事した職人が在籍。高度な技術を要する「アショカダイヤモンド」の研磨を手がけています。今回ご紹介した25周年記念のジュエリーには、このアトリエの訪問ツアーがセットされており、奇跡のダイヤモンドを研磨する瞬間が目にできるかもしれません。

ダイヤモンドパウダーを付着させた研磨機で原石を削り、理想の形にしていく(写真右)/職人は目視で確かめながら正確な研磨を施す。(同左)

撮影/唐澤光也(レッドポイント)

お問い合わせ先/和光 03・3562・2111

※文中のPTはプラチナ、ct はカラットを表します
※価格表記はすべて税込み価格です
※本記事は『和樂』2024年10,11月号別冊付録の転載です
※価格は2024年9月1日時点のものです

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福田 詞子(英国宝石学協会 FGA)

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