【ロレックス】オイスター パーペチュアル 36
カラフルな「ジュビリーモチーフ」の文字盤が、まるでモダンアートのような魅力を放つ

最高品質のムーブメントを守るために、「ロレックス」が初めて完全防水を実現したモデル「オイスター」を発表してから100年。大きな節目となった2026年は、アニバーサリーを祝うスペシャルモデルを筆頭に、サイズ、素材ともに多彩な「オイスター パーペチュアル」が揃いました。
なかでもジュネーブの時計フェアで注目を一身に浴びたのが、モダンアートのようにカラフルな文字盤の「オイスター パーペチュアル 36」でした。文字盤デザインの着想源は、1970年代末に採用されて以来、「ロレックス」のシグネチャーのひとつとして知られる「ジュビリーモチーフ」。10色ものラッカーによって「ROLEX」の文字がグラフィカルに表現された意匠は、1色ずつ順番にラッカーを塗り重ねていく手法によって実現しており、「ロレックス」の卓越した技術力と表現力を感じることができます。つねに革新を重ね、「実用腕時計」の最高峰の誉れ高き「オイスター パーペチュアル」──このクリエイションは人々の記憶と名品伝説に刻まれ、輝き続けるに違いありません。
【ブルガリ】ミラネーゼ モネーテ
古代コインとミラネーゼメッシュブレスレットが織りなす「時を刻むイタリアンジュエリー」

イタリアンハイジュエラーであり、高精度ムーブメントを自社一貫生産できるマニュファクチュールでもある「ブルガリ」。その真髄を体現しながら、ウォッチメイキングにおいてまた新たな高みへと挑んだのが、ゴールドの豊潤な輝きとオーラに満ちた、この「ミラネーゼ モネーテ」です。
デザインの主役は、モデル名のとおり、ミラネーゼメッシュのピンクゴールドブレスレットと、文字盤を覆う八角形のカバーにあしらわれた古代ローマのコイン。このふたつのエレメントの競演によって類いまれな個性とインパクトを生み出していますが、実は陰の主役といえるのが、搭載されている世界最小の丸形手巻きムーブメント「ピコリッシモ BVP100」です。スイスの「ブルガリ」マニュファクチュールで開発、製造されたこのムーブメントは、直径13.5mm、厚さ2.5mmという驚異的な小ささで、2022年に初めて発表された「ピコリッシモ BVL100」を進化させたもの。まさに「時を刻むイタリアンジュエリー」を体現するエレガンスと強さを秘めたタイムピースが、ここに誕生しました。

【ハリー・ウィンストン】プレシャスエメラルド・バイ・ハリー・ウィンストン
サファイアのブルーとダイヤモンドの透明感──互いに輝きを増幅させるジュエリーウォッチの粋

創始者、ハリー・ウィンストンがこよなく愛したダイヤモンドのフォルム、エメラルドカットを表現したケースに、さまざまな角度から多面的にマーキースカット・ダイヤモンドがセッティングされたブレスレット──ブランドの真骨頂といえるハイジュエリーウォッチコレクション「プレシャスエメラルド・バイ・ハリー・ウィンストン」から、新たにカラージェムの鮮やかな色彩をまとった壮麗な新作が登場しました。
「キング・オブ・ダイヤモンド」として名を馳せたハリー・ウィンストンですが、サファイアやルビーといった最高品質のカラージェムにも造詣が深く、高い審美眼をもっていたと伝えられます。今回の新作では、65個のマーキースカット・ダイヤモンドで紡がれたブレスレットに、立体的なデザインを際立たせる61個のマーキースカット・サファイアをセッティング。パヴェセッティングが施された文字盤と、20個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンドで彩られたベゼルの透明な輝きとが鮮烈な対比を描き、深い陶酔へと誘います。
【オメガ】コンステレーション オブザーバトリー
時計史上初めて「マスタークロノメーター」を取得した、秒針のない自動巻きウォッチ

独自のイエローゴールド合金「ムーンシャイン(TM)ゴールド」のケース、そしてレンガのような「ブリックパターン」が施されたメッシュブレスレットの、気品と迫力が共存する輝きに目を奪われますが、この新作の真髄は、搭載されている新開発のムーブメントにあります。
「オメガ」の機械式ウォッチのほぼすべてが取得している「マスター クロノメーター」認定。「マスター クロノメーター」というのは、「スイス連邦計量・認定局(METAS)」が定める世界屈指の時計精度証明ですが、これまでは精度検査には秒針が不可欠だったため、時分針のみの「二針時計」は受けることすら不可能でした。しかし、「オメガ」は2年前に、独立検査機関「ラボラトワール・ドゥ・プレシジョン」を設立。時計の「チクタク」音による音響検査法の開発に成功し、「二針時計」の精度検査が可能に。そう、今作は時計史上初の「マスター クロノメーター」認定を取得した「二針時計」なのです。
つねに時計の精度を追求し、革新を重ねてきた「オメガ」がまた、輝かしい金字塔を打ち立てました。

【グランドセイコー】マスターピースコレクション 手巻スプリングドライブ 彫金 限定モデル SBGZ011
水の勢いの強さから「飛泉」と呼ばれる滝の荘厳な美しさを手彫りで表現した、圧巻のプラチナケース

ムーブメントを自社で開発、製造できるウォッチメゾンは数少なく、「マニュファクチュール」と呼ばれリスペクトされていますが、全製品のすべての工程を完全に自社で行うとなるとさらに絞り込まれます。その稀有なウォッチメゾンのひとつが、日本が世界に誇る「グランドセイコー」。スイスの時計フェアにも2022年、ヨーロッパのメゾン以外では初めての出展を果たし、以来、年々注目度を高めています。
そんな「グランドセイコー」が2026年の新作のハイライトとして世界に発信したのが、プラチナケースの全面に手彫りで彫金を施した限定モデルです。モチーフとなったのは、「グランドセイコー」のスプリングドライブ搭載モデルが生まれる信州の情景。美しい原生林が広がる蓼科高原の、木々の間を流れる蓼科大滝。そのダイナミックで神々しい水の流れ、しぶきが飛び散るさまが映し出され、滝から落ちる水のように、絶え間なく変化する時の流れが表現されています。

【Watches and Wonders Geneva Report 2】
世界のセレブリティがふつうに時計を見て歩く!? まさにウォッチの祭典
開催期間中は毎日、どこかのメゾンのブースやイベントに世界のセレブリティが現れ、盛り上がりを見せるメイン会場。「ロレックス」ファミリーであり、自身も時計好きとして知られるテニス界のレジェンド、ロジャー・フェデラーは昨年に引き続き会場を訪れ、年に一度の時計の祭典をリラックスしながら楽しんでいる様子でした。

現役を引退してもなお、圧倒的なスターオーラを放つフェデラー。引き締まった長身で着こなすジャケットスタイルにも注目が。
問い合わせ先
日本ロレックス
0120-929-570
ブルガリ・ジャパン
0120-030-142
ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション
0120-346-376
オメガ
0570-000087
セイコーウオッチお客様相談室(グランドセイコー)
0120-302-617
※本文中のPTはプラチナ、WGはホワイトゴールド、YGはイエローゴールド、RGはローズゴールド、PGはピンクゴールド、SSはステンレススティール、TIはチタンを表します。
※本記事は『和樂』2026年8・9月号の転載です。
※価格は2026年7月1日時点の内容です。

