秘めたる魅力までも描き出す、比類なき創造性を讃えて
変化を遂げるバニラの花の香りをも感じさせる輝き


バニラの花が莢からバニラビーンズとなり、甘く豊かな香りを放つまでの軌跡を、優美なアシメトリーのデザインとダイヤモンドの煌めきで表現した「ヴァニラ フラワー」。ネックレスの正面はソフトクリームを思わせる、遊び心あふれるモチーフ。中央で輝くのは、10カラットを超える極めて希少なタイプⅡaダイヤモンド。この特別な石は取り外して付属のリングに装着し、ソリティアリングとしても着用できる。バニラの花を象ったリングも、豊かな造形を描き、指先に華やぎと甘い余韻を残す。
遊び心あふれる意匠を輝きに昇華させる、究極のサヴォアフェール
コーヒーの豊かな香りを、曲線とサファイアで描いて

芳醇なコーヒー豆から立ち上る湯気と香りを、優美な曲線と伝統の「フィル・クトー」技法で表現したパリュール(セットジュエリー)。ダイヤモンドとサファイアの、色と輝きの対比が独創的なデザインにモダンで軽やかなリズムをもたらす。コーヒー豆を象ったタッセルの部分を取り外して、シンプルに装うこともできる。
胡椒の香りが弾けたような、鮮烈でグラフィカルな意匠

古来、貴重なものとされてきた黒胡椒。その鮮烈な香りとエネルギーを表現したティアラ。1950年代のヘリテージに着想を得たV字形のデザインには、メゾン伝統の「フィル・クトー」技巧が用いられ、放射状のラインに大小のダイヤモンドが浮かび上がる。その躍動感に満ちた輝きは、まさにスパイスが弾ける瞬間のよう。
感情や想像力を呼び覚ます!目に見えない感覚までも楽しむ、遊び心あふれる輝き
1780年の創業以来、〝自然主義のジュエラー〟と称される「ショーメ」。その理由は、永遠のミューズであるフランス皇帝ナポレオン1世の后ジョゼフィーヌに由来します。パリ郊外のマルメゾン城の庭園で希少な植物の蒐集や研究に情熱を傾けた彼女の豊かな知性と探求心。メゾンはその真摯な眼差しを受け継ぎ、ただ造形を写し取るにとどまらず、風にそよぐ葉のざわめきや滴り落ちそうな朝露、そして生命の瑞々しい息吹までもジュエリーに宿す、類いまれな表現力を培ってきました。
新作「ジャーニー スルー ネイチャー」は、メゾンが長く育んできた自然への深い造詣を独創的に飛躍させたハイジュエリーコレクションです。遠い異国の植物やスパイスをテーマに展開する3つの章を通して、ボタニカルな爽やかさ、スパイシーな甘さ、豊かな芳香がもたらす温もりまでもが表現されました。ふわりと立ち上る湯気や空間に満ちていく香りのような目には見えないものが、プレシャスストーンの眩い輝きを纏い、ハイジュエリーとなって姿を現したのです。
この遊び心あふれるクリエイションを根底で支えているのは、メゾンの比類なきサヴォアフェールにほかなりません。宝石を浮かせたように見せる「フィル・クトー」などの伝統技を継承するだけでなく、デザインに合わせて新たな技巧を考案してしまうほどの実力を誇る「ショーメ」のアトリエ。その高度な技巧が随所に息づきながらも、今回発表された作品はどこまでも優美で驚きに満ち、自由な空気を纏っています。
感情や想像力を呼び覚ます本作は、宝飾の世界に「五感で楽しむ」という、新たな歓びをもたらしました。卓越した職人技と豊かなエスプリが織りなす輝きは、身に纏う人の心を深く満たし、感情をより豊かに彩ってくれるでしょう。
<このサヴォアフェールに注目!>
宝石を宙に浮かせる「ショーメ」が誇る伝統の技法、「フィル・クトー」とは?
「ナイフの刃」を意味する「フィル・クトー」。それは、地金を極限まで細く削り、宝石を宙に浮いているように見せる、「ショーメ」の伝統技法です。19世紀末のパリで誕生し、軽やかな表現が自然主義のデザインと響き合い、メゾンの象徴となりました。
高度な手作業という本質は変わらず受け継がれ、現代の立体的なハイジュエリーを根底から支え、進化し続けています。

お問い合わせ先:ショーメ 03-5635-7057
※文中のWGはホワイトゴールド、YGはイエローゴールドを表します。
※この特集での価格表記は、すべて税込価格です。
※本記事は『和樂』2026年10・11月号の転載です。

