はじめてでも何度でも訪れたい名店。この秋、京都旅で楽しみたい美味トピックスを集めました。今回は下京区にある「kiln(キルン)」、「葵 HOTEL KYOTO」の2店をご紹介。
窯を囲んでワイワイ。薪焼き料理の楽しい名店へ!
「kiln」
2013年のオープン以来、kiln(窯)の火を囲んで大きなテーブルでワイワイが外国人にも人気で、まるでNYの街角のようと、京都のレストランシーンに新風を吹き込み続けてきた同店。
窯のイメージを生かした、煉瓦造の店内も素敵。オープンキッチンの臨場感が、雰囲気も美味しさも盛り上げる。
2015年4月に、北欧で研鑽(けんさん)を積んだ、眞盛(しんもり)マークさんをシェフに迎え、さらにグローバルな魅力を増しました。薪火でのグリルやロースト、スモークなど、多彩な薪火使いはもちろん健在。加えて、北欧独特の発酵させた野菜を、つけあわせやソースにして味に変化をつける手法が加わり、味わいの幅が広がりました。赤々と燃える炎を囲む連帯感の中で世界基準の美味を体験してみては?
左/「北海道産熟成和牛サーロイン フライドポテトと万願寺唐辛子のグリル添え」 右/外観
中村外二工務店初のホテルの客室で鱧しゃぶを
「葵 HOTEL KYOTO」
2015年7月にオープンした「葵 HOTEL KYOTO」の特別室は、数寄屋つくりの名工、中村外二(なかむらそとじ)工務店が手がけた、初のホテルの客室として話題。
各室インテリアが異なる「葵 HOTEL KYOTO」。こちらは赤松の床柱や赤杉の床框、網代天井、聚楽壁などを配した、本格派の茶室仕様。食事の際にはローテーブルを運んでもいい。
茶室をベースにした気品あふれる素敵な空間なので、せっかくなら食事だって客室内で楽しみたいもの。同ホテルならケータリングのサービスも充実しているので、たとえば元「和久傳」総料理長・岩崎武夫(いわさきたけお)さんオリジナルの鱧鍋を注文してお部屋でいただくことも可能。
海老とオクラのゼリーがけ、かます棒鮓などの前菜と、鱧、だしの3段重。
特別なお部屋で特別なお料理!いつもの京都とは違った楽しみ方はいかがでしょう。