松崎 未來の読み物

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日本美術
9/28公開!映画「春画と日本人」に見る忖度の構造、大墻監督インタビュー

2015年秋、東京都文京区の私立美術館・永青文庫にて「春画展」(9月19日~12月23日)が開催されました。この展覧会の成功までの道のりを追いながら、春画という文化と近現代の受容史をひもといた映画「春画と日本人」が、2019年9月28日より、ポレポレ東中野を皮切りに全国で順次公開(※18歳未満入場禁止)されます。監督の大墻敦(おおがき・あつし)さんへの取材をベースに、映画「春画と日本人」についてご紹介します。 映画「春画と日本人」予告編 イギリスの「Shunga展」と日本の「春画展」 2015年の永青文庫の「春画展」のキャッチコピーは「世界が、先に驚いた。」でした。それは「春画展」開催から遡る […]

日本美術
2020年のパスポート新デザインに起用された北斎の赤富士・黒富士の謎に迫る!

皆さんは、2020年3月から、日本のパスポートのデザインが変わるのをご存じでしょうか? そうです、日本が世界に誇るアーティスト、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎(かつしかほくさい・1760-1849)の代表作「冨嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)」のシリーズの中から24図が選ばれ、出入国の際にスタンプを押す査証欄のページの地の部分に印刷されることが決定しました。 海外でも「Great Wave」の呼称で親しまれている名作「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」をはじめ、誰もが一度は見たことがあるであろう北斎の描く富士山に、自分の旅の思い出を重ねていけるなんて素敵ですね。発行が今から待ち遠しいで […]

日本美術
浮世絵版画はどうやってつくられる?あの北斎の名作の原画が一枚も残ってないなんて!

北斎のGreat Waveは世界中に存在する 皆さんは、世界に誇る日本の名画、〝Great Wave〟こと、葛飾北斎(かつしかほくさい、1760-1849)の「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」がどこにあるかご存知でしょうか? たとえば、レオナルド・ダヴィンチの「モナ・リザ」は世界に一点、フランスのルーブル美術館にしかありません。けれど、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」は、イギリスの大英博物館にも、アメリカのメトロポリタン美術館にも、日本の東京国立博物館にもあります。しかも大英博物館は「神奈川沖浪裏」を3枚も所蔵しています。 私たちがよく知っている浮世絵の多くは、江戸時代に何百枚、ものによっては […]

日本美術
北斎の赤富士ができるまで。世界が驚愕した浮世絵に迫る!

日本文化を代表する「浮世絵」は、日本にとどまらず、世界中に多くのファンを有しています。この影響力の理由のひとつは、浮世絵が江戸時代に大量印刷された木版画だったから。作品によっては数千枚と摺られた浮世絵は、19世紀に海を渡り、遠くヨーロッパにまで届きました。極東の小さな島国・ニッポンで、この高精細のフルカラー印刷を庶民が手軽に買って楽しんでいるという事実に、世界が驚愕したのです。 写真製版の技術が普及する以前、王侯貴族の宮殿や邸宅で、一部の人しか観ることを許されなかったダヴィンチやベラスケスの名画よりも先に、世界各地で多くの人々にイメージを共有されたのは、おそらく葛飾北斎(かつしかほくさい・17 […]

日本美術
若冲よりもすごいかも?!円山応挙の美術展へ行く前に。その天才っぷりを解説【注目美術展】

今から250年ほど前。江戸時代後期に京都で活躍した、一人の天才絵師がいました。その名は円山応挙(まるやま・おうきょ、1733-95)。京の都のWho’s whoである『平安人物志』の「画家の部」には、かの伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう 1716-1800)よりも先に名前が挙げられています。 こんぴらさん、こと金毘羅宮(香川県)の襖絵の水飲みの虎図、足のない幽霊の先駆けとも言われる谷中全生庵(東京都)の幽霊図、そして三井記念美術館が所蔵する国宝「雪松図屏風」などなど……応挙が遺した名品を挙げればきりがありません。何を描いても器用にこなした、オールマイティな天才、円山応挙。 中国唐時代の武将であり […]

日本美術
渋谷で新しいファッションショー開幕!? 浮世絵ガールズ・コレクションって何だ?

箱根駅伝の出場校としてもおなじみの國學院大學。渋谷駅から徒歩約13分という同校のアーバンキャンパスに、誰でも無料で入館できる本格的な大学付属の博物館があるのをご存知でしょうか? 考古学と神道に関する資料を中心に、日本の歴史や文化を紹介している國學院大學博物館です。 國學院大學・学術メディアセンター(渋谷キャンパス)の地下1階にある博物館。上階にはメロンパンが人気のカフェラウンジ若木が丘が。(夏季は営業日が不規則なので、ご注意。) そして、同館に新たに収蔵された浮世絵のコレクションを公開する目的で、今夏開催されている企画展が、その名も「浮世絵ガールズ・コレクション ―江戸の美少女・明治のおきゃん […]

日本美術
渋谷でジャパンブルーのW展覧会「青のある暮らし」浮世絵・やきもの・カフェ・骨董の納涼祭

皆さんは「青」という色から何を連想されますか? 空の色? 海の色? 山並みの色? それとも、サッカー日本代表のユニフォームや青春の色? 青から連想するものは人それぞれ様々と思いますが、青系統の色を寒色と呼ぶように、青に涼しげなイメージをお持ちの方はおそらく多いでしょう。とりわけ、これから夏に向けて、衣服やアクセサリー、さらに食品パッケージに至るまで、清涼感と結びついた青色を見る機会は、おのずと増えてくると思います。 そして、私たちが持つこの涼しげな青のイメージは、実は江戸時代からずっと続いているようです。梅雨明けが待ち遠しい7月の初め、渋谷区内にある2つの美術館で、江戸時代の人々の生活の中にあ […]

芸能と文化
美人日本画家・宮下真理子が描く紫陽花ゆかた、創業177年の老舗・竺仙が染め上げる江戸の青【6/19~日本橋三越本店で個展開催】

このたび、日本画家・宮下真理子さんと東京・日本橋の染呉服の老舗「竺仙(ちくせん)」とのコラボレーションによって、2019年の新作浴衣(ゆかた)4柄が発表されました。中でも、綿紅梅の白地にさわやかな青が印象深い紫陽花(あじさい)柄の浴衣は、日本橋三越本店のオリジナル商品として制作されたもの。6月19日から、同店美術特選画廊でスタートする宮下さんの個展にあわせて発売されます。令和最初の夏を彩る、このファッション(呉服)とアート(美術)の涼やかな饗宴について、宮下真理子さんと株式会社竺仙 代表取締役社長・小川文男さんの対談をお届けします。 日本画家・宮下真理子さんと江戸染めの伝統を守り抜く竺仙 日本 […]

日本美術
ベッドでマンガを読んでるみたい? 浮世絵から江戸の女性たちのリアルライフを想像してみる!

文明の利器の恩恵に授かったとき、あるいは情報化社会の生きづらさに悩んだとき、ふと「昔の人ってどうしてたんだろう?」と思ったことはありませんか?たとえば、近代化以前の江戸時代はどうだったのか、と。 2019年4月6日より、渋谷区立松濤美術館(東京・渋谷)で、企画展「女・おんな・オンナ〜浮世絵にみる女のくらし」が開催されました。同展では、江戸時代に生きた女性たちの「くらし」の様相を、浮世絵を中心に探っていきます。会場は10章で構成され、浮世絵のほかにも、着物や装身具、化粧道具といった多数の史料によって、江戸時代の女性の仕事やファッション、美容、そして性生活も取り上げています。 渋谷区立松濤美術館の […]

芸能と文化
家紋のデザインで円満解決!? 紋章上絵師・波戸場承龍さんのクリエイティブな仕事術

下町情緒がのこる東京・東上野。下谷神社のすぐ近く、お稲荷さんの脇を抜けて、ちょっと歩いた路地裏に「紋章上絵師(もんしょううわえし)」波戸場承龍(はとば・しょうりゅう)さんのお仕事場はあります。息子の耀次さんと二人で営む株式会社京源(きょうげん)は、着物に家紋を入れる「紋章上絵師」の伝統的な技術をベースに、現在では幅広いデザインの仕事を請け負う会社。 洋装が普及した現代においては尚のこと、知るひとぞ知る職業である「紋章上絵師」。そんな波戸場さんのお仕事が広く知られるようになったきっかけは、おそらく放送9年目を迎えるNHK Eテレの長寿番組「デザインあ」の「もん」コーナーでしょう。波戸場さんが登場 […]

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