2018年6月24日まで、パナソニック 汐留ミュージアムで「ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容 -メタモルフォーシス」が開催中です。
すべての造形物の美化に挑戦したブラックの芸術
キュビズムの創始者のひとり、ジョルジュ・ブラックが、最晩年に取り組んだ「メタモルフォーシス」シリーズを日本で初めて本格的に紹介。古代ローマの詩人オウィディウスの「変身物語」に登場する神々の変身をテーマに、個々のモチーフがさまざまに技法や素材をかえながら立体作品へと変容するさまを伝えます。
ジョルジュ・ブラック「青い鳥、ピカソへのオマージュ」グワッシュ 1963年 サン=ディエ=デ=ヴォージュ市立ジョルジュ・ブラック-メタモルフォーシス美術館蔵 Archives Armand Israel
平面の絵画が陶器になり、彫刻になり、室内装飾になり…。なかでも、ジュエリークリエイターのエゲル・ド・ルレンフェルドと共同してつくり出されたジュエリーは圧巻で、貴石と貴金属によって立体に変容した最高峰のブラック芸術をぞんぶんに。
ジョルジュ・ブラック「トリプトレモス」ブローチ(18金とルビー)サン=ディエ=デ=ヴォージュ市立ジョルジュ・ブラック-メタモルフォーシス美術館蔵 Archives Armand Israel