寒くなると冬瓜汁が食べたくなるな~と思ったら、地元・愛知県の郷土料理でした!
クイズの答えは「冬瓜=とうがん」です
この冬瓜の出荷量ですが、全国第一位は沖縄県で、第二位が愛知県。そういえばゴロゴロと畑に放置されている冬瓜をよく見かけます。冬瓜は1つの苗から6~8個も採れる出来高の良い野菜で、食糧不足に陥った際には、救世主になりそうな食材でもあります!
本来、冬瓜の旬は、夏から秋にかけて(7月~10月)。水分が多いため、夏の水分補給や暑気払いに食べると良いとされています。では、なぜ「冬」という字があてられたのか。冬瓜は日持ちのする食材で、夏に収穫しても冬まで食べることができることから「冬瓜」と呼ばれるようになりました。
冬瓜は栄養満点のヘルシー食材
冬瓜は95パーセントが水分で、カリウムが多く含まれていることから、利尿作用があり、塩分を排泄してくれることで、高血圧予防にも良いとされています。また、美肌や風邪予防に効果があるとされるビタミンCもたっぷり。冬に食べたくなるのもわかりますね!
奈良時代から食されていた冬瓜
4世紀~5世紀にかけて、中国華南から伝わっとされる冬瓜。奈良時代には「加須津毛瓜(かすづけのかもうり)」、「醤津毛瓜(ひしほづけのかもうり)」と書かれた木簡が出土していることから、この時代にすでに食べられていたことがわかります。江戸時代には、井戸につるして、冷やして食べたとの文献も。
瓜のつく野菜は多く、西瓜(すいか)、胡瓜(きゅうり)なども同じ瓜科ですが、味も食べ方もずいぶん違いますよね。瓜の種類ってどのくらいあるのかな? と調べてみると、なんと世界に600種以上もあるそうです。
食を通して、健康を考える。日本は古くからその習慣がありました。コロナ禍の中、改めて、食の大切さを考える時と言えるかもしれません。