Gourmet
2019.10.23

「鯖サミット2019in八戸」11月2・3日開催!サバの大トロ「八戸前沖さば」を東京で堪能!

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秋も深まり、バツグンに美味しいシーズンを迎えている魚といえば、サバ! サバファンの団体「全日本さば連合会」で広報担当サバジェンヌとしても活動するわたしも激しい「サバ活」にシーズンイン!

サバ好きのみなさん。11月には「サバの一大イベント」も開催されますよ!

全国の多彩なサバ料理が楽しめる「鯖サミット」。全さば連が事務局となって、2014年から毎年、秋に産地およびサバに力を入れている地域を巡回して開催、毎年数万人の来場者で大にぎわい!!

6回目を迎える今年の開催地はブランドさば「八戸前沖さば」で知られる、青森県八戸市。「鯖サミット2019in八戸(主催:鯖サミット2019 in 八戸 実行委員会)」として、11月2日(土)、3日(日・祝)に青森県八戸市「八食センター」で開催される。

鯖サミットでは、日本各地のサバグルメが楽しめるほか、ステージで産地の方々によるトークセッションや、ライブなどのパフォーマンスも実施される

会場は全国のサバグルメが勢ぞろいする、まさに「サバの桃源郷」となる。

「八戸前沖さば」を北千住「炭火焼ごっつり」で味わい尽くす

開催地である、青森県八戸はサバの本州最北端の漁場。秋の早い時期から海水温が下がり、冷涼な親潮によって育まれることによって、脂ノリがバツグンのブランドサバ「八戸前沖さば」。 脂が身全体に入り、肉でいえば、「霜降り」状態。まさにサバの大トロ! 

八戸前沖さば。八戸前沖さばブランド推進協議会が認定した期間に、三陸沖以北の日本近海で漁獲し八戸港に水揚げされたサバ

そんな極め付きのトロけるサバを堪能できるのが「炭火焼ごっつり」。八戸前沖さば県外PRショップでもある。

炭火焼ごっつり。看板から青森感全開!

北千住駅西口から徒歩3分の店内は、ねぶたなどのポスターに埋め尽くされ「リトル青森」状態。もちろん、オーナーの西村直剛さんも、青森県八戸市出身。

オーナーの西村直剛さん。元・高校球児、釣りの腕前はプロ級。ご本人も、かなり脂がノッてます。「サバの脂はバイアブラ」だそうです

メニュー表を開けば、刺身、串焼き、棒寿司などなど八戸前沖さばを使った料理がズラリと並ぶ。サバファンにとっては「サバビアーン」と絶叫したくなる麗しい文字だらけ。

1串で「1尾分のサバ」が楽しめる「銀鯖の串焼き」

炭火焼ごっつりでは、八戸前沖さばのなかでも、とくに大型で脂が乗っている「銀鯖」を使用している。イチオシのメニューは「銀鯖の串焼き」。

安易に「サバの切り身を串に刺して焼いたもの」を想像してもらっては困る。「1本で1尾分を楽しめる」ように計算し尽くして、刺し上げられた1串だ。

銀鯖の串焼き。サバ好きのグループが開店1時間で、すべて食べ尽くしていったというレジェンドも。イベントでも提供

腹の白い身、背中の皮の黒い身、脂の多い部分、少ない部分、厚みのある部分、ない部分を絶妙なバランスで串に刺していく。まさに「クロスワードパスル」状態。「慣れるまではそりゃあもう、時間がかかりました」(西村さん)。

こだわりにこだわって刺したサバを、炭火でじっくり焼き上げた串は、こんがり焼けた皮、ジューシーでふっくらした身。パリっ、ジュワッ。そして、ひと切れごとに異なる味わいのグラデーションを楽しめる。ワンハンドで脂の乗った焼きサバの醍醐味を堪能できるなんて、恐るべし! この充足感は「焼きとり越え」。そしてビールがとまらなくなる!!

「ときめきのアブラギッシュ」な、絶品しめさば、漬け、味噌じめ

続いては、刺身系。ごっつりでは「銀鯖 しめさば」、「銀鯖 漬け」、「銀鯖の味噌じめ」などを提供。

「八戸前沖さばは、最大の特徴である脂をどういかすか、が調理のポイントです」と西村さんは語る。脂をいかに「ときめきのアブラギッシュ」化させるかということ。よって、生で食べるときにも絶妙なポイントをおさえている。

しめさばは、脂のりの多さから、塩、酢の使い方は徹底的に工夫。さらに酢の酸味を加減し、脂をまろやかに昇華させた絶妙な〆加減!

「銀鯖 しめさば」。しまり過ぎず、サバの旨みがとろり

漬けは、脂の旨みを最大限に引き出すようにブレンドした秘伝のタレに漬け込んである。
味噌じめ、というと塩辛いイメージがするがとんでもない! 数種の味噌を組み合わせて漬けこんだサバは少しねっとりとした生ハムのような食感で、しょっぱさは、まったくなくて、濃厚で熟成した味わい。八戸前沖さばにかかった、味噌マジックを実感していただきたい。

左から「銀鯖の味噌じめ」「銀鯖の漬け」「しめさば」。日本酒のつまみに最高! お店には青森の地酒も豊富に揃う。

こくまろの極み! 「八戸前沖さばの味噌煮」

三種類の味噌を合わせて、隠し味に青森県十和田市「ワダカン」の醤油を使った「八戸前沖さばの味噌煮」も、炭火焼ごっつりの人気商品。

筒切りにした八戸前沖さばをこっくり煮込んだ味噌煮は絶品!

めくるめく、「こくまろ」な味わいの味噌煮は、酒のつまみとしてもさることながら、白めしエンドレスになりそうなうっとりする味わい。

パンとの相性もバツグン! 「八戸前沖さばサンド」

八戸前沖さばは、「パン」にはさまっても最高に美味しい。トーストにこんがりと焼いた八戸前沖さばとキャベツ、チーズ、トマトをサンド。
 八戸前沖さばの脂ののった「ステーキ級」の「肉っぽい」パンチと、とろっとしたチーズ、そこにシャキシャキのキャベツが絶妙なコンビネーション! パンにはさまっても最高の回遊っぷり。

「八戸前沖さばサンド」。酒のつまみにもしめにもおすすめ

なんと日本酒のつまみとしてもバッチリで大人気!

麗しくとろけて、もはや「エロすぎる」棒寿司

「研究に研究を重ね、つねに進化を遂げている」と西村さんが力をこめて語る「銀鯖の棒寿司」は、何種類もの酢をブレンドし、バルサミコ酢も隠し味にしてある。

皮の表面はこんがりと炙って脂が香ばしく、続いて、もっちりふっくらまろやか。うーん、肉感的なとろけかた。うっとり。これは、「熟女な鯖寿司」! もはやエロい!

「銀鯖の棒寿司」。 麗しくとろけます……

とことん八戸前沖さばを東京で味わう「サパラダイスなひととき」で予習のうえ、ぜひ1日中、八戸前沖さばを八戸で食べまくる「サバらしい時間」を過ごしに、鯖サミットへ足を運んでいただきたい。

※撮影/全日本さば連合会 公式鯖フォトグラファー 木村雅章
炭火焼ごっつり