道頓堀、心斎橋、北新地、梅田、新世界…大阪はまさに飲み屋の激戦区! ですが、その中でも今、熱いスポット「座裏(ざうら)」をご存知でしょうか? 「座裏」とは、かつてあった旧新歌舞伎座の裏側にあたるエリアのことを指します。近年、店主の個性が光るおしゃれな飲食店が増え、ディープな飲み屋街として若者をはじめとする多くの人が集うスポットです。
そんな座裏に初めて訪れた、私とま子。ぶらりと座裏を歩いていると、ひときわ賑っているお店を発見。一体どんなお店なのか調査してきました!
まるでバル?「牡蠣とかはまぐりとか 貝賊」
大きな樽にウッドデッキ、バルのような外観のこちらのお店は、座裏の北側エリアで見つけた「牡蠣とかはまぐりとか 貝賊(かいぞく)」。さまざまな貝料理が楽しめる専門店です。
よ〜く見ると、入り口の左側には「やかん焼きやってます」の垂れ幕が。「やかん焼きってなんだろう?」と疑問に思いつつ入ってみると、平日の19時台でカウンターもテーブル席もすでに満席状態。どうやら若い女性客の間で人気のお店のようです。
メニューを見てみると牡蠣やはまぐりをはじめ、サザエ、ホッキ貝、アワビなどを使った、さまざまな貝料理が充実。お店の方にイチオシを聞いてみると、入り口にも貼ってあった「やかん焼」なのだそうです。さっそく注文してみました!
貝、貝、貝づくし!バリエーション豊富な貝料理
「やかん焼き」は少し時間がかかるためお楽しみは後にとっておくとして、まずはこちらからいただきます!!
ふわっふわの貝の出汁巻き玉子はなんと、牡蠣、ホタテ、アサリ入り! まさに貝づくしの一品です。そして、注目していただきたいのが特大しじみ!! はまぐりと勘違いしてしまうほどの大きさです。
メニューを見てみると、このほかにもちょっとドキッとするような珍しい名前が並んでいます! 貝のお造り、焼貝、揚げ物、かまめし、アヒージョまで。バリエーション豊富なメニュー、どれも気になります。
牡蠣好き垂涎!名物!広島産牡蠣「やかん焼き」
ここで名物登場!「お待たせしました〜」と、テーブルに運ばれてきたやかん焼き。
おそるおそる蓋を開けてみると…
磯の香りと湯気に包まれたやかんの中には…ぎゅうぎゅうにつまった巨大な牡蠣!大興奮です!!
やかん焼きは、その名のとおり牡蠣を豪快にやかんに入れて焼いた料理。注文したのは約10個入りのSサイズ。それにしてもSサイズで10個も入っているなんて贅沢すぎではありませんか!?
それでは、軍手とオイスターナイフを使って開けてみます!
パカーン! 蒸したてのツヤツヤぷりっぷりな牡蠣の身! こちらのお店では、広島県産の新鮮な真牡蠣を使っているため身が大きくぷりっとした牡蠣が味わえるのだとか。まさに垂涎モノです。
それでは、いただきまーす!
これはっ! 蒸し牡蠣ならではのやわらかさ。そして、ほくほく、濃厚な味わい。少し甘みも感じられる…! こんなに美味しい蒸し牡蠣は食べたことがないぞ!
10個入りは多いと思っていたけれど、2〜3人であればペロリといけちゃいそうな量です。さすが1番人気メニュー!
牡蠣の出汁を使った!?牡蠣酒ってなんぞや
そうそう。やかん焼きを注文するとき、お店の方に「牡蠣酒」もすすめられました。詳しく聞いてみると、牡蠣酒はやかんの中に残った牡蠣エキスたっぷりのスープと燗酒を割ったもの。やかん焼きを楽しんだ後に注文する人が多いそうです。
牡蠣のスープと燗酒の量は自分で調整できますが、だいたい8:2の割合がおすすめとのこと。アルコールの角がとれて飲みやすくなり、口の中に海の香りが広がります! 体もあたたまるので、寒い冬には特に良さそう。最初から最後まで、贅沢に食材を味わう。貝賊はグルメな大阪の人たちをトリコにする、熱〜いお店でした!!
店舗情報
店名:牡蠣とかはまぐりとか 貝賊(かいぞく)
住所:大阪府大阪市中央区難波4丁目8-2
アクセス:なんばウォークB-5番出口徒歩1分
営業時間:17:00~翌0:00 (L.O. 23:30)
定休日:年末年始、臨時休業
※2019年は、12月31日〜2020年1月3日休み(詳しくは公式サイトにあるカレンダーをご確認ください)
公式サイト:https://kaizokunamba.owst.jp/
※価格はすべて税抜き
今、大阪なんばがアツい。
2021年にはワールドマスターズゲームズ、2025年には関西万博など、今回訪れた座裏を含む大阪・なんばエリアは、今ますます注目を集めています。その象徴的存在が、2019年12月に旧新歌舞伎座の跡地にオープンした「ホテルロイヤルクラシック大阪」。食事や宿泊はもちろんアートの観点からもなんばの新たな楽しみ方を発信する施設です。
大阪の人に長年愛され、新しい姿として生まれ変わった大阪のシンボル。今後さらに活気溢れていくなんばの街を「ホテルロイヤルクラシック大阪」を拠点に楽しんでみてはいかがでしょうか。