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Gourmet
2020.05.04

アイスに昆布!?浅草「昆布の川ひと」で聞いたちょい足し絶品レシピ

この記事を書いた人

自炊していますか?

外出自粛期間が続き、家でごはんを食べる機会が増えて、そろそろ自分で作るごはんの味に飽きる人も多いのではと思います。

「とはいえ、毎度どこかの店でテイクアウトするのにもお金がかかるし……」

それなら、手間のかからない「ちょい足しレシピ」で、いつものごはんにプラスするだけの新鮮な自炊生活を楽しみませんか?

白いごはんに合わせたい昆布や、時間のないときに食べる、たまごかけごはん。おやつや、お酒のつまみにもおすすめしたいアイテムも。

日本人になじみ深い食材といえば昆布。そんな昆布を扱う浅草の「昆布の川ひと」で、おすすめの商品やちょい足しでおいしいアレンジレシピをお聞きしました!

「昆布の川ひと」とは

浅草駅のほど近くにある「昆布の川ひと」は、国産素材にこだわった昆布専門店です。

「昆布や海藻をもっと気軽に楽しんでほしいので、商品開発や接客でも意識しています」と、「有限会社川人」の代表取締役・川人さんは話します。

「昆布の専門店は敷居が高そう」と思う方も多いかもしれません。実はわたしがそうでした。

おだしや和食がおいしいことは分かっていても、いざ自分で作ろうと思うと手間がかかる。それに、スーパーなどで昆布の加工品が山ほどある中で、何を買ったらいいのかわからない。とはいえ、専門店へ行ったら自分の知識のなさに何を聞いていいのかわからず、立ち尽くしてしまうでしょう。

そんな風に思っていたとき、友人のおすすめで出会ったのが「昆布の川ひと」。店へ入ると、店員さんが次々と試食を勧めてくれ、昆布愛あふれる説明をしてくれました。

そこでお聞きした、日々のごはんにちょい足しする簡単アレンジを5つご紹介します!

あの有名ホテル御用達!イチオシの汐昆布は、たまごかけごはんにもバニラアイスにも!?


北海道道南産の天然真昆布を細かくフレーク状にした汐昆布(しおこんぶ)の「華昆(はなこん/35g 540円・税込)」。実は大人気のホテル「星野リゾート」でも使われている人気商品のひとつです。

たまごかけごはんの醤油がわりにふりかけると、濃厚な卵にからみあう昆布のうまみがたまりません!

おやつのバニラアイスへトッピングするのもおすすめです。バニラアイスの甘さと汐昆布の塩気が混じり合い、甘しょっぱい味のトリコに。

香り高い山椒がポイント!

「細切り山椒汐吹き(30g 540円・税込)」は、道南産天然真昆布に新鮮な実山椒を合わせた汐昆布。

アクセントの実山椒が口の中ではじけ、爽やかな風味が楽しめます。

シンプルに炊きたての温かいごはんに合わせるのがおすすめです。

加えるだけ!だし巻き卵の味に

羅臼昆布(らうすこんぶ)で作る、うまみたっぷりの「江戸とろろ(30g 540円・税込)」。

とろろ昆布はふわふわの食感がたまりません。そのままごはんに合わせても、お湯を注ぐだけで風味の良いお吸い物にもなり、あと1品ほしいときの心強いアイテム。

お店のイチオシは、溶き卵に混ぜて焼いた「なんちゃってだし巻き玉子」。

玉子焼きを作るのが苦手なわたし。さらにハードルの高いだし巻き玉子を、家で作ろうとは思っていませんでした……。それが「江戸とろろ」を入れただけで、やさしいうまみの玉子焼きができるなんて!

日本酒もってきて!今夜のおつまみはいりこに決定


最後は「昆布の川ひと」イチオシの「伊吹いりこ(100g 540円・税込)」。栄養価の高いいりこですが、そのまま食べるには苦味に抵抗のある方も多いはず。

でも、こちらの「伊吹いりこ」は、そんないりこが苦手な人でもトリコになってしまうほど、新鮮ないりこ本来の味が堪能できます。

フライパンで乾煎りし、マヨネーズと七味をつけて食べれば、日本酒のおつまみにもうけあいの一皿が完成!

香川県伊吹島沖で獲れる、鮮度が高い「伊吹いりこ」は、水出しとして味噌汁に使うのもおすすめとのこと。お出汁のきいた味噌汁は、心の底からほっと一息つけますよね。

ちょい足しで変化のある家ごはんを

いつもと違う暮らしに、心が疲れている方も多いかと思います。そんな時にこそ、簡単に作れるごはんでほっとしませんか?

今回ご紹介した4つの商品はオンラインショップでチェックを。素材の味わいを引き立たせてくれる「昆布の川ひと」のおすすめアイテムをぜひ堪能してください!

昆布の川ひと 浅草本店
東京都台東区花川戸1-5-3
若松屋ビル1F
TEL:03-5246-4771
「昆布の川ひと」オンラインショップ

書いた人

浅草育ちの街歩きエッセイスト。『いつかなくなる まちの風景を記す』をコンセプトに、年間500軒の店巡りで好きな店を語るWebマガジン〈かもめと街〉の執筆を中心に活動。喫茶店などレトロなものに惹かれる。消えゆくタイルを集めた写真集『まちのタイル』を自主製作で販売。散歩好きなのに地図が読めない方向オンチ。 ■Webマガジン〈かもめと街〉https://www.kamometomachi.com ■写真集『まちのタイル』https://kamometomachi.booth.pm/items/3904655