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2019.06.27

あじさい回廊や花手、若冲っぽい風景…。もうひとつの京都で楽しむ「紫陽花」おすすめスポット4選

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「梅雨」の時期になると、気分がすぐれなかったり沈みがちになったりしますよね。

そんなときには、梅雨の風物詩「紫陽花(あじさい)」を見に行って癒されてみませんか? 

ピンクや水色、紫と色とりどりに、雨の中でも優雅に美しく咲く紫陽花。
京都のお寺でもとびきりの美しさで知られる、知る人ぞ知る「紫陽花スポット」4寺をご紹介します! 

紫陽花が楽しめるおすすめスポット4選

1.東光院

敷地内に約2,500株の紫陽花が咲く「東光院」では、9月4日まで「綾部あじさい風鈴祭り」(紫陽花は時期限定)を開催。
本堂の前につるされた700個以上の涼やかな風鈴の音色を聞きながら、美しいあじさいを眺めることができます。

あじさいが楽しめるのは7月初旬ごろまで!

また、お茶席が楽しめる赤い毛氈(もうせん)が敷かれた「納涼床(のうりょうゆか)」を7月6日まで開催。
プチ写経など、あじさいを鑑賞しながらさまざまな体験ができます。

◆東光院(とうこういん)
見頃:6月上旬〜7月上旬
住所:京都府綾部市上延町堂ノ奥7
拝観時間:自由(一部制限あり)
拝観料:無料(風鈴会場300円)

綾部あじさい風鈴まつり

開催時期:6月8日(土)〜9月4日(水) ※紫陽花は梅雨時期限定、風鈴祭りは9月4日まで開催。

納涼床

開催時期:6月8日(土)〜7月6日(土)

公式サイト

2.「柳谷観音 楊谷寺」

長岡京市の山間に位置する「柳谷観音 楊谷寺」。
境内から湧き出る清水が眼の病にご利益があるとして「眼の観音様」とも呼ばれています。

梅雨の時期には、境内に約30種、合計5,000株が咲き誇る紫陽花で大人気!

SNSで話題の手水鉢に紫陽花を浮かべた「花手」や、額あじさいやアナベルなどの紫陽花が咲き誇る「あじさい回廊」は6月上旬~7月上旬が見頃。

※2018年の画像です

境内に咲く四季折々の草花をあしらった期間限定の御朱印帳もある。7月7日まで開催される「あじさいウィーク」期間中の「あじさいの押し花朱印」は毎回限定数の授与が終了してしまうほどの人気!

オリジナル押し花朱印をつくるイベントを定期的に実施しているので、四季の草花を使用して世界でひとつだけの御朱印をつくってみてはいかがでしょう?

押し花朱印つくり体験
日時:毎月17日
場所:阿弥陀堂
開始時間:11時
料金:1500円
定員:40名
※2019年7月17日の体験教室は休みなので、ご注意ください。

◆柳谷観音 揚谷寺(やなぎだにかんのん ようこくじ)
見頃:6月上旬~7月上旬
住所:京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
拝観時間:9時~17時(受付は16時30分まで)
拝観料:無料

あじさいウィーク

開催時期:7月7日(日)
拝観時間:9時〜16時閉門
拝観料:300円

公式サイト

3.丹州観音寺

花をご縁に、宗旨宗派の垣根を超えて集まった「関西花の寺二十五ヵ所霊場会」の一番札所は、通称「丹波あじさい寺」。
6月中旬〜7月初旬には約100万種1万株のあじさいが咲き乱れ、極楽浄土のような絶景を堪能できます。

「あじさい寺」の歴史の始まりは戦後間もない頃、観音様の霊力で眼の病が治ったおばあさんが、お礼に七色に変化する紫陽花を植えられたことから。
そして約50年前、本尊の十一面千手千眼観世音菩薩(じゅういちめんせんじゅせんがんかんぜおんぼさつ)ご開帳の際に、眼病快癒のお礼に植えられた紫陽花がよく育っていたことから、多種植樹され、「あじさい寺」と通称されるようになったのです。


境内で遊ぶ小国鶏(おぐにどり・通称しょうこく)とあじさいのコラボが、伊藤若冲の世界とそっくりということから、インスタ映えスポットとしても人気。

◆丹州観音寺(たんしゅうかんのんじ)
見頃:6月中旬〜7月上旬
住所:京都府福知山市観音寺1067
拝観時間:9時〜17時
拝観料:一般350円/中高生200円/小学生以下無料
公式サイト

4.三室戸寺

1200年前に開かれた宇治の古寺「三室戸寺」は、1万株の西洋アジサイ、額あじさい、柏葉アジサイ、幻の紫陽花といわれる七段花などが咲き乱れる「あじさい寺」。全国でも有数の紫陽花の名所として、梅雨の時期には多くの観光客で賑わいます。

三室戸寺公式サイトでは庭園状況が随時更新されていて、蓮やサツキなどの開花の様子も確認できます。

また、「山の斜面一面に咲き誇る紫陽花の中から、ハート型の紫陽花を見つけられたら恋が叶う」という言い伝えがあり、恋愛成就スポットとしても人気を集めています。

◆三室戸寺(みむろとじ)
見頃:6月中旬~7月上旬
住所:京都府宇治市莵道滋賀谷21
拝観時間:8時30分〜16時30分(最終受付16時)
拝観料:大人500円/子ども300円(6月1日〜7月7日は大人800円/子ども400円)
公式サイト

書いた人

1997年、埼玉県出身。7歳の時に初めて人前に立った時から舞台に惹かれ役者を目指していたが、色々人生に迷い現在は和樂編集部でwebやライティングの勉強を始めた。最近宗教画が気になっている。五社英雄作品が大好き。1年に3回ほどジュリ扇を振り回しながら踊り狂う時がある。