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2020.01.15

言葉にならない美しさ!山口・角島の絶景ポイントや見どころを紹介

この記事を書いた人

これまで、TVや様々なメディアを通して見たことがあった絶景の多くに、生で見てガッカリすることも少なくなかった私とその相棒であり愛猫である「うちゅうねこ」。

珍しく、私の相棒までも車内の窓ガラスから目の前の絶景に酔いしれながら目が釘付け状態。

なぜなら、カメラを通してでは映し切れないほど素晴らしい、言葉にならない絶景が、今、すぐ目の前にあるんです~!
とにかく見て~!

今回は、山口県の北西端の日本海の響灘(ひびきなだ)の上にあり、「一生に一度は見ておきたい絶景」とまで称されている角島の絶景を中心にご案内していきます。

角島とは?


角島は、山口県下関市豊北町に位置している本州最西端の島。
希少な植物も多く自生しており、美しい大自然に恵まれているので、北長門海岸国定公園に指定されています。
3.8㎢ほどの面積に人口800人弱と小さな島ですが、この島には、一生に一度は見ておきたい絶景!の数々があります。

その絶景を生み出している要となっているのが海の色の美しさ。
本土と角島を結ぶ角島大橋とこの海の美しさによって生み出される絶景は、角島を代表する絶景の1つです。

角島大橋は地元の人々にとって夢の架け橋!


本土と角島を結んで架けられている角島大橋は、山口県でも1番長い橋!
その長さ、なんと1780mもあるんです。
この橋の周囲は絶景を織りなす美しい海で囲まれているので、車で渡る時、パラダイスな絶景に少しでも長く酔いしれたいがために、スピードを落としてゆっくり橋を渡る観光客の車も少なくありません。
こんな素晴らしいのに、橋の通行料が無料というありがたい点も嬉しいパラダイス。

角島大橋は、2000(平成12)年に開通しましたが、それ以前は、本土と角島との間の移動は1日7便しか運行されない町営の船のみでした。小さな島である角島には、充実した医療施設や教育関連の機関などが無かったので、この島の人々は本土まで船で足を運ばなければならなりませんでした。しかし、強風で高波が立ちやすい冬の時期や悪天候な日は、この唯一の移動手段まで閉ざされてしうことも多く、不便な生活を強いられてきました。

角島大橋は、長年、夢の架け橋として、そんな角島の人々に願われ続けて完成した橋だったのです。
こうして多くの人々の夢が形になった橋は、「一生に一度は見ておきたい絶景」をも生み出す新しい観光スポットにもなり、角島に欠かせないものとなっています。

角島で絶景に出会うには?

角島で絶景に出会うには、タイミングも大事な要素。
角島で見られる絶景の鑑賞や撮影に1番おすすめの時期は、一般的には春から夏にかけてと言われています。しかし、条件さえ揃えば、この時期以外でも角島の絶景を生み出す要となっている美しい海の色は出現します。

角島で美しい海の色が出現する条件


角島で美しい海の色が出現する条件は、まず、天気が晴れていることが、第1条件として必須。そして、第2条件として、風がほとんど無く、波が穏やかで立ってないことも重要!

風が強く波が立っていると、海の底の砂や漂流物が海中でかき混ぜられている状態になるので、海の透明度が激減してしまいます。穏やかな海面となっている日は、透明度が増している海の色が、太陽の光や空の色でさらに明るく映し出されるので、エメラルドグリーンやコバルトブルーの抜けるように美しい角島名物の海の色が出現します。

時間帯としては、太陽の高さや角度の関係から午前中くらいまでが良いとのことです。

オフシーズンでも条件が揃えば絶景出現


時期的には、梅雨のシーズンの6月から7月初め頃を除いて、ゴールデンウィークを明けた頃から10月上旬頃までが、前述の2つの条件をクリアする日が多いです。
夏は海水浴にやって来る人々が多いのでハイシーズン。
しかし、平日の春や秋は、たいてい人混みも無いので、優雅に絶景を満喫できます。

冬の時期は風が強く、角島の周辺の海は高波となってしまう日が多いので、海の色の透明度が下がる日が多いですが、それでも条件が揃って、角島名物の絶景を人がほとんどいないオフシーズンにプライベートビーチのような独占状態で満喫できてしまうようなラッキーな日も稀にあるんです。

一生に一度は見ておきたい!角島の絶景ポイントを探せ!!

どこから眺めても絶景の角島大橋


角島大橋を中心にとらえた絶景1つをとってもその周辺から様々なアングルで捕らえることができます。
角島大橋入口エリアには、この橋を挟んで左側には階段を登った先にある角島展望台、右側には海士ヶ瀬公園(あまがせこうえん)があります。この公園には無料駐車場も用意されているので、まず、ここに車を停めて、絶景ポイントを探しながらこの周辺の撮影や鑑賞をするのがおすすめ。

定番の真正面から!


海士ヶ瀬公園の駐車場から歩いて行ける高台になっている所からの眺め。

フォトグラファーにも人気の海士ヶ瀬公園から!


この公園からは、1780mもの長さがある橋全体をはるか遠くまで全貌できます。

角島大橋は夕陽の絶景も見逃せない!


海士ヶ瀬公園から見ることができるサンセットの時間の角島大橋も最高に美しいので、時間に余裕がある人は、夕陽や日没時の空に包まれてガラリと表情を変えるこの橋の絶景も見逃せません。
特にサンセットの時間帯は、そのロマンティックな美しさから、地元ではデートスポットの1つとしても有名らしいです。


また、この公園からの角島大橋の眺めは、当然、カメラマンにも人気となっているようです。
日没近くになると、高級カメラを外にセットしたまま車の中で絶景が訪れるのを待つカメラマンに、平日であっても何人にも遭遇。


日没後も照明で美しい角島大橋。

水の透明度が半端ない!しおかぜコバルトブルービーチ


角島大橋を渡り切り、角島灯台へ行く途中にある、しおかぜコバルトブルービーチは、透明度が半端ない美しいコバルトブルーの海と綺麗な白い砂がキラキラと輝いている絶景ビーチ。
太陽の角度も考慮すると、特に午前中の海の輝きが素晴らしいようです。

また、この先にある角島灯台付近には、エメラルドグリーン系の美しい海と白砂のビーチを楽しめる大浜海水浴場や、バンガローなども完備した角島大浜キャンプ場もあるので、角島の絶景を1日中満喫しながら宿泊したい人にもおすすめです。

遠くからも目立つフォトジェニックな礼拝堂


そして、角島大浜キャンプ場の敷地内には、映画「四日間の奇蹟」の撮影の為に建てられたロケセットの礼拝堂がそのまま残されています。
白い壁のこの礼拝堂は、遠くからも目立ちます。
また、サンセット時のロマンティックな景観もステキです。

エレガントで美しい角島灯台


総御影石造りとなっているエレガントで美しい角島灯台は、1876(明治9)年に初点灯してから現在まで140年以上もの歴史があり、角島大橋と並んで、角島のシンボル的な存在です。

また、この灯台は、日本でたった2基しかない全く塗装がされていない希少なもので、灯台の父「リチャード・ヘンリー・ブラントン」が設計した最後の灯台でもあり、日本海で初めて建てられた洋式灯台としても知られています。
この歴史や文化的にも価値が高い希少な灯台は、「日本の灯台50選」にも選出されています。

サンセットや夜の表情もステキ!


夕陽に染まる角島灯台の表情もロマンティックでウットリしてしまいます。
角島灯台は、日本ロマンチスト協会から「恋する灯台」の認定もされているそうです。


灯台の本来の役割を果たす光を放った夜の姿もエレガントで美しい!
灯台マニアにも人気です。

季節の花々で織りなされる角島の絶景も見逃せない!

貴重な植物が多く自生していることでも知られている自然豊かな角島。
角島で有名な自生している美しい植物の群生地による絶景スポットをご紹介!

1月が見頃!満開のスイセンで彩られた角島の絶景

冬はオフシーズンの角島ですが、1月下旬から2月中旬にかけて、角島灯台の麓やその周辺一帯では、満開に咲き誇る圧巻の美しいスイセンの花が織りなす絶景を満喫できます。


この時期限定の絶景!
角島灯台だけではなく、角島大橋の方を向いてもスイセンと共に輝く絶景が広がっています。

7月限定の絶景!角島灯台付近に群生するハマユウ


角島灯台付近には、下関市の花にも指定されているハマユウが自生している貴重な群生地もあり、7月中旬から7月下旬に見頃を迎えます。
ハイシーズンのこの時期は、角島のビーチばかりに人が集まりがちですが、ハマユウが織りなすこの時期の絶景もお見逃しなく!

秋に牧崎風の公園で咲き誇るダルマギク


角島には、貴重な自生するダルマギクの群生地が、角島大橋を渡り切ってすぐの牧崎風(まきざきかぜ)の公園の中にあります。
ダルマギクは、10月下旬から11月上旬に見頃を迎えます。

牧崎風の公園からは、「うねる」角島大橋が見られる!


ダルマギクの他に、牧崎風の公園で見逃せないのが、「うねる」角島大橋。
入り口側からは見られなかった、うねりのある角島大橋の景観を楽しめます。

角島の漁港付近で出会ったニャン様たち

角島内の漁港付近にあった地元の人しか知らないような綺麗なビーチ。
プライベートビーチの様に人がいなくて美しいビーチだったので、我が相棒「うちゅうねこ」は、生まれて初めてビーチに足を下ろしてみました。

しばらくすると、なんとなく誰かの目線の気配を感じたので、その方向へ目をやると、ビーチ裏から我が相棒を優しいまなざしで「じーっ」と見つめているニャン様発見!

でも、まだ他からの視線の気配も感じたので、別の方向へ目をやると…。

漁港方面にある草陰からこちらを見つめているボスっぽいニャン様発見!
我が相棒は、猫のふりをしている人か何かだと思っているので、自分が猫だと思っていません。
他にも別のニャン様の視線の気配を察知した私。っていうか、私は猫じゃないんですけど…。
私の相棒は、マイペースにビーチ体験に夢中のまま。

万が一のことを考慮して、世間知らずの我が愛しい相棒を守るために、撤退!
すると、駐車場前には、さっきまでいなかった猫の兄弟たち?にも遭遇。
その内の1猫様は、コチラをじっと見つめていますが…

車内に一緒に戻った我が相棒は、外から見つめられていてもお尻を向けて相変わらずマイペース。
さすが、我が相棒!
お花って、いい香り~と、角島の美しい砂浜でビーチデビューできたので上機嫌。

我が相棒に代わり、角島で出会ったニャン様たちにもお別れを言って、帰途へ。

また、絶対来ようね、角島!
角島、大好き~!

書いた人

猫と旅が大好きな、音楽家、創作家、渡り鳥、遊牧民。7年前、ノラの子猫に出会い、人生初、猫のいる生活がスタート。以来、自分の人生価値観が大きく変わる。愛猫を連れ、車旅を楽しむも、天才的な方向音痴っぷりを毎度発揮。愛猫のテレパシーと自分の直感だけを頼りに今日も前へ進む。