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2017.09.05

「国宝」展貸し切り内覧会付き!この秋、京都へ。国宝新幹線ツアー!

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10月3日から京都国立博物館で始まる「国宝」展。885件の美術工芸品の国宝のうち、200件以上の国宝が展示されるという、まさに奇跡の展覧会。

人気殺到、行列必至になると言われるこの展覧会。若冲展の4時間(!?)の長蛇の列を思い出される方もいるかもしれません。

今回、「そうだ 京都、行こう。」でおなじみのJR東海が、展覧会の魅力を存分に堪能できるプラチナ・ツアーを企画しました。

Aコース 「国宝」新幹線ツアー

なんと、東京発の新幹線を貸し切りにして、さらに、「国宝」展も貸し切りで鑑賞できるという「国宝」新幹線ツアー。

新幹線の車内では、「国宝応援団」の美術評論家・山下裕二さんと、俳優・井浦新さんのおふたりに、国宝誕生の話や見どころなどについて熱く語り合ってもらった様子が車内アナウンスされる予定となっています。

井浦さんメッセージ

私が日本美術にのめり込むきっかけとなったのが、多才な江戸絵画に触れたことでした。そのなかで円山応挙の代表作『雪松図屏風』を実見したとき、松が抱く雪は紙の地の白色をそのまま生かして効果的に表現されていると知って驚愕しました。「国宝」展では、作品自体と、「白地」を守ってきた人たちの思いの凄さも感じ取ってください。

山下さんメッセージ

『伝源頼朝像』は掛軸なので、小品と思われがちなのですが、実際は等身大ほどもある作品。美術鑑賞で実物を観ることの大切さは、こうした作品固有のスケール感を確認できるところです。作品を目の前に、この実在感をぜひ体感してください。また、顔貌表現だけでなく、近年の修理で明らかになった、装束の細かい唐草模様の美にもご注目ください。

源

    国宝「伝源頼朝像」 鎌倉時代 13世紀 京都・神護寺(10月31日(火)〜11月26日(日)展示) 鎌倉前期の大和絵肖像画の最高傑作として名高い。強装束の方から直線的に下りる袖の作り出す三角形の安定した構図の重厚さと、超絶技巧の描写によって、同等たる品格が編み出されている。

国宝をこよなく愛するおふたりの解説を手引に鑑賞すると、これまで知らなかった新たな国宝の魅力がきっと見つかるはず。

井浦新 写真 宣材

    井浦 新さん(俳優) 1974年生まれ。映画やドラマ、ナレーションなど幅広く活動。NHK『日曜美術館』の司会を担当。山下裕二氏との共著『日本美術応援団 こんどは日本美術だ!』(小学館)もある。最新主演映画『光』が11月25日全国ロードショー

 

山下裕二さん 写真.pdf

    山下裕二さん(美術評論家) 1958年広島県生まれ。東京大学大学院終了。明治学院大学教授。美術史研究の傍ら、日本美術応援団長として日本美術の普及に務める。著書に『室町絵画の残像』『岡本太郎宣言』。2017年9月創刊『週刊ニッポンの国宝100』(小学館)の監修も務める。

【ツアー詳細】
11月19日(日)9時頃東京発予定
11月20日(月)18〜20時内覧会予定

ツアー催行時は展示Ⅳ期にあたり、縄文土器の典型ともいえる新潟県笹山遺跡から出土した「深鉢形土器」(火焔型土器)、江戸時代に革新的な3Dの空間表現を見せる円山応挙筆の「雪松図屏風」など、約90件以上の国宝が鑑賞できます。

また、車内での、小学館刊行の「週刊日本の国宝100」創刊号と携帯用「トラベルケース」のプレゼントや、100名限定で山下裕二さん・井浦新さんによるサイン本のお渡し会(※書籍代別途)に参加もできる楽しみも。

国宝100

Bコース 貸切内覧会ツアー

このツアーは、通常は開館していない夜間に、比較的ゆったりと国宝の美と向き合えるのが特徴です。

【ツアー詳細】
11月6日(月)、11月20日(月)ともに18〜20時内覧会予定

11月6日(月)は展示Ⅲ期、11月20日(月)はⅣ期にあたり、日本肖像画の最高傑作と言われている「伝源頼朝像」と、「伝平重盛像」「伝藤原光能像」の神護寺三像が、展覧会では23年ぶりに揃うのを始め、Ⅳ期ではさらに、琳派芸術の最高峰である尾形光琳筆の「燕子花図屏風」も100年ぶりに初の里帰りが実現するなど、希少な機会にも恵まれています。

燕子花プレスリリース-中面-入稿0515

    国宝 「燕子花図屏風」(右隻) 尾形光琳筆 江戸時代 18世紀 東京・根津美術館(11月14日(火)〜11月26日(日)展示) 金箔地に濃淡の群青と緑青で鮮烈に描かれた燕子花の群生。リズミカルに配置された燕子花は一部が反復するなど意匠性にも際立つが、咲き誇るふっくらとした生命力に満ちた花弁の美しさは見事。

お申込み方法

ツアーの詳細は、下記サイトをご覧ください。
「そうだ 京都、行こう。」