近代建築で巡る!京都のレトロな街歩き5選

近代建築で巡る!京都のレトロな街歩き5選

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京都は近代建築の宝庫です。文明開化の香りを伝える洋館、大正時代の和洋折衷、スペインやロシアの影響を受けたヨーロッパ建築…。変わらぬ姿のまま愛され続けている建物もあれば、外観を生かしつつカフェやお店に改装された建物も。「ここは海外!?」「タイムスリップ!?」と思わされる眺めも、実は京都ならではなのです。

そんな古都の懐深さを知る、2泊3日のレトロな街歩き。京都の近代建築をいくつも見て歩くうち、新しく楽しい発見に出会えます。

初日は七条から祇園で、明治建築を堪能

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町家が並ぶ路地に、突如現れる赤い壁と緑青色のドーム屋根!近代建築の旅は、明治建築の隠れた宝庫、七条通からスタートです。

モダンと浪漫が交差するレトロ建築

「本願寺伝道院」は明治45年の竣工。エキゾチックな外観は、インド様式にヴィクトリアン調の赤レンガを合わせ、千鳥破風や蛙股などの日本建築を融合させたもの。のっけから、京の建築の凄さに胸が高鳴ります。すぐ近くには「龍谷大学」。緑豊かな構内には、現存する唯一の「木造石貼り建築」である本館が。これは、木骨に石を貼った擬洋風建築で、まだ西洋建築教育が始まっていない明治12年に建てられたもの。まさに洋風建築の先駆けです。

本願寺伝道院

①本願寺伝道院の周囲の石柱には、摩訶不思議な怪獣の彫刻も

龍谷大学

②龍谷大学の大宮学舎。本館は明治12年竣工。白亜の壁にアーチ窓が美しい南黌(写真・現在は校舎)も同年の築。ともに重要文化財

京都が誇る美の世界がここに

七条通の東端には、日本人建築家による京都初の本格西洋建築「京都国立博物館 明治古都館」。宮廷建築家・片山東熊の設計です。ルネサンス様式を取り入れたレンガ造を堪能したら、「はれま 本店」の絶品おじゃこや「Crochet 京都店」の美しい京飴を買って、昼食へ。四条のランドマーク「東華菜館」は、名建築家ヴォーリズの、大正15年の設計です。玄関の頭上には、ヤギに葡萄に巻き貝に……とテラコッタ(素焼)の装飾オンパレード。内装はイスラム文化の影響を受けたスペインバロック様式で、目がくらむほどの異国情緒を味わえます。

京都国立博物館 明治古都館

③京都国立博物館 明治古都館の正面上部の彫刻は、美術工芸の神・毘首羯磨と伎芸天

東華菜館

④左/スペイン式の装飾が施された東華菜館の玄関 右/蟹入りフカヒレスープ

「長楽館」の家具や調度は当時のまま

パラボラ(放射)アーチの塔をもつ大正モダン建築「レストラン菊水」を眺めたら、八坂の円山公園に隣接する「長楽館」へ。アール・ヌーヴォーの優美なステンドグラスなど絢爛たる装飾で彩られた建物は、明治の実業家が迎賓館として建てたもの。ロココ様式のカフェで薫り高い紅茶を味わえば、古の貴人たちの談笑が聴こえてくるようです。

長楽館

⑤左/長楽館、ルイ15世様式の迎賓の間 右/季節のスイーツ

近代建築をめぐる旅、初日はここまで

1日目は、七条通から祇園で、明治建築や和洋折衷の大正モダンを見て歩きました。2日目、3日目は、二条、三条、さらには御所界隈まで。和と洋が出会う昭和モダンや、大学、パン屋などの身近な近代建築に出会いに行きます。旅の後半はこちらから!

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