日本文化の入り口マガジン和樂web
6月30日(木)
国は力で支配することはできるが、人の心は力で支配することはできないんだ。(チンギスハン)
日本文化の入り口マガジン 和樂web
日本文化の入り口マガジン 和樂web
6月30日(木)

国は力で支配することはできるが、人の心は力で支配することはできないんだ。(チンギスハン)

読み物
Travel
2022.03.09

運命の言葉に出合える!?全国321書店参加「御書印」の魅力を神保町で探してみた

この記事を書いた人

御書印というコトバを聞いたことがありますか?

読書や書店めぐりが好きな方にぜひ集めてほしい、書店版・ご朱印巡りがあります。

2020年からスタートした企画は、全国の書店へ広まり、2022年2月末現在321店舗が参加し、続々と参加店が増えています。

参加店に行くと、御書印として各書店の個性が滲み出るオリジナルのスタンプと一緒に、お店の一筆を加えてもらえます。その一筆は、書店が独自でチョイスしたもので、毎回どんな言葉に出合えるかという楽しみも介在します。

その一筆に込められた意味を知れば、新しい本に出合うきっかけにもなるかもしれません。

オーソドックスなスタンプラリーとは異なり、書店とのつながりにも新たな形にも期待が込められた「御書印」集め。

いったいどんなサービスなのか、「御書印プロジェクト」発起人である小学館パブリッシングサービス・小川宗也さんとプロジェクトの初期から運営に携わる和樂webスタッフ・サッチーさんの神保町書店めぐりと、「御書印プロジェクト」チームの鼎談を通して、その魅力を深掘りします!

意外!農業の専門書店は暮らしにまつわる本がずらり

まず初めに訪れたのは、「農文協・農業書センター」。

階段でビルの2Fへ上がると、なんだか塾の参考書が並んでいそうな静かな雰囲気。

ですが、よくよく本棚を見てみると、暮らしや食文化にまつわる本など、想像以上に親しみやすいラインナップ!

もちろん、専門外の者には初めて見るような雑誌やテキストの取り扱いもありますが、包括するジャンルの幅広さに感激するはず。

たしかに農業は暮らしの根幹にあるもの。食べもののこと、植物のこと、植物を育てる土のこと、地域のこと、暮らしのこと。数え上げればキリがありませんね。

サッチーさん:「本棚を見ていると、自分たちの生活がいかに農業と離れてしまっているかを実感しますね。ほんとは近いはずなのに」

「農文協・農業書センター」では、小川さんとサッチーさんが気になる本を選びました。

サッチーさんは暮らし系の本棚でなにか見つけたようです。

染織が好きとのことで、手に取った本は「紫」。

サッチーさん:「染織に興味があって体験したことはあったのですが、文献で読んだことがなくて読みたいなと。もっと知りたいなと思ったまま、忘れていました」

自分の忘れていた興味をふと、書店で思い出す瞬間ってありますよね。

サッチーさん:「いま私たちがカラフルな洋服を着られるのは当たり前だけど、昔の人にとっては、色の存在って当たり前じゃなかったんだろうな。私たちが感じているより、色には力があったのではないかなと思います」

いっぽう、小川さんは鳥獣コーナーの前へ。

実は小川さん、狩猟免許を持っているのだとか!

ですが、銃を持つには別の免許が必要だそうで、「話題作りとして持っているだけですよ」と笑いますが、やはり狩猟にまつわる本が気になる様子。

そして、レジの横で小川さんイチオシの本を見つけたようです!
それが、小林 宙(そら)『タネの未来』。

じつは、この店にあるのは本だけではありません。伝統野菜のタネの販売も!

この本の著者、小林 宙さんは15歳で伝統野菜の種苗を販売するために起業したレジェンドだとか!そんな小林さんが作るタネの販売も行っています。

2人のお買い物が終わったあと、御書印担当の木間塚(きまつか)一美さんに話を聞きました。

御書印は宮沢賢治の一節を。

木間塚さん:「御書印巡りをされているお客様から聞いた話なのですが、『農業書センターの御書印、かわいいからもらったほうがいいわよ』とオススメされたというお客様がご来店されたことがありました。そうなんです、うちの御書印はかわいいんですよ」

と、冒頭から御書印愛が溢れるコメント!

そんな「農文協・農業書センター」の御書印はこちら!

印は、農文協センターが30年ほど前から運営する「田舎の本屋さん」というオンラインショップのロゴデザインに由来するもの。ゆるい2頭身キャラがカワイイ!

書に選んだのは、宮沢賢治の詩。

木間塚さん:「作家のイメージが強い宮沢賢治ですが、じつは農業学校で教師を務めていたので、その時に書かれた詩を選びました。農業つながりで選んだのですが、お客様からも『なぜ宮沢賢治の詩なの?』とよく聞かれます」

その疑問を解消すべく、御書印に挟む合紙(他のページへの朱印写りを防ぐ薄い紙)には、書についての説明が書かれています。

木間塚さんは、ここから新しい興味が広がるきっかけづくりもしっかりと力を入れてらっしゃいます。

木間塚さん:「文字の一文字を鳥のカタチにしているのがこだわりポイントです。本家の御朱印ってすごいじゃないですか、だから、なんかあれに近づけたいっていうのがありますね(笑)」 

「御書印きっかけで、うちの書店のおもしろさに気づいてもらえたら嬉しいですね」と話す木間塚さんと記念撮影!

中国・アジアの本「内山書店」へ

次に向かったのは、中国・アジアの本「内山書店」。中国で創業し、現在では105年の歴史があります。

農文協センターと同じく専門書店なので、難しい本ばかり置いてありそうだなと感じていたのですが……入ってびっくり!

1Fの平台では、アジアのスパイスコーナーも!人気料理家であるウー・ウェンさんのスパイス本を始め、各国のレシピ本などが並んでいました。

メッセージカードも豊富

2Fはさらにポップカルチャー感が強く、アジア各国のDVDや写真集、さらにはマスキングテープなど、雑貨屋のようなラインナップも。

手書きのPOPもかわいい!

ここでなにか見つけた小川さん。A3くらいの封筒を手にしています。

朱文字で書かれたこちらは中国版・内申書の封筒で、中国の方が見ると震え上がる一品だそう!人気のジョークグッズだそうです。

紙ものが好きな人にとっては、厚紙のようなざらっとした質感の紙も味わい深いですね。

店内を堪能し、御書印について話をお伺いしました。

「内山書店」の御書印はなぜ2種類あるの?

内山書店さんは2種類の御書印を用意されています。

その理由はというと……。

内山深さん:「御書印で使っている印のモチーフには、創業者の内山完造と仲の良かった中国の作家である魯迅のツーショットを使っています。そのため、一筆にも魯迅と創業者の言葉の2種類を用意しました」

モチーフとなった写真は店内に掲示されている。左が魯迅で右が創業者の内山完造。魯迅バーションの一筆は、著作『故郷』より

小川さん:「両方お求めになるお客様ってどれくらいいるんですか?」
内山さん:「4人に1人くらいですね。こちらから『両方欲しいって仰る方もいますよ』とご案内すると、『じゃあ2種類ください』っていうお客様もいらっしゃいます(笑)」

その場で御書印を書くところを見学。「緊張する〜」と本音がこぼれる店員さん。

中国語で書かれた一筆は、魯迅の『故郷』より選んだ言葉なのだそうです。

希望是本無所謂有、無所謂無的。這正如地上的路、其実地上本没有路、走的人多了、也便成了路。
訳:希望とは、もともとあるものともいえぬし、ないものともいえない。それは地上の道のようなものである。もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。

「魯迅が『希望』を『地上の道』と当てはめ気持ちを込めたように、今、この世には希望がないように見えるけれど、希望を持っている人が多くなれば希望に満ち溢れた世界になる、そんなことを願って一筆を書いています」(内山さん)

また、合紙には中国の古い紙箋(しせん)を使用しているとのことで、どんな紙が挟まれるのかはその時次第。今回は仕女図(しじょず)でした!

じつは中国にはスタンプ文化があるらしく、内山書店のお客さんでも「買った本にスタンプを押したい」という要望が多く、創業100周年のスタンプを押していたことがあったとか。

御書印、アジア圏でも流行るかもしれません……!

神保町交差点の顔といえばココ!

最後に向かったのは、神保町の交差点にある「廣文館書店」。

創業1931年の「廣文館書店」は、もとともと広島からスタートした書店でした。

東京での創業当初から現在まで店を見守るのは、昔の店舗で使われていた重厚な木の看板。

神保町の顔とも言える「廣文館書店」は、オールラウンドな昔ながらの町書店です。

古くは出版を手がけつつ書店を営み、学習参考書が並んだ学生向けのラインナップだったとか。時代は巡り、サラリーマンが街に溢れるようになるとともに、今に続くオールジャンルの書店に変化したとのこと。

「廣文館書店」の長い歴史を垣間見られるポイントは、白い塗装がされた壁沿いの木製の本棚。

「創業時からこの棚は使い続けているの。スチール製の棚より昔の木棚の方が凹まないし、丈夫ね」と、「廣文館書店」の丸岡恵子さん。

一見ふつうの本棚ですが、その歴史に思いを馳せると、また別の表情が見えてきます。

かつての街の様子が分かる、「廣文館」の御書印

「廣文館」の御書印は、店の事務所の壁にかけていた版画を元にしたもの。

店頭には多くのお客さんが詰めかけています。

精巧に書かれた店頭の様子をじっくり見ると、広告ポスターもちらり。ここから描かれた時代考察ができそう!

「アタマのキレイな人、フラウ。」と描かれたポスターから推察すると、舞台は1991年くらい?

丸岡さん:「この頃は雑誌が主力で、週刊誌もよく売れてたの。立ち読みする人がたくさんいて。絵に描かれた店員さんは、私かスタッフのどちらか。その当時は小柄な年配の番頭さんがいたから」

こんな風に書店のかつての姿を知れる楽しみも、御書印には眠っています。

所要時間90分で3店舗をぐるりと巡った神保町の書店巡り。

「書店へ行くのは気兼ねなくひとりで心の赴くままに」が楽しいなと思っていましたが、興味のジャンルが異なる人と一緒に巡るというのも、また新たな発見ができておもしろいかもしれませんね!

さて、後半では、御書印プロジェクト運営チームのとま子さんを交えて、3人の鼎談をお届けします。

開始から2年。御書印プロジェクトの現在

とま子さん:「今日はオンラインでお話を聞かせていただきます。まず、2020年から始まった御書印プロジェクトですが、現在の状況を教えてください。」

小川さん:「御書印プロジェクトは、現在では累計参加人数が1万7000人、押された御書印の回数は推定で約3万回を超えます。ナンバーワン押印数は、銀座の蔦屋書店さんで1000回以上押したそうです。

当初の参加店舗は46店でしたが、現在では321店と大幅に増えました。書店同士でプロジェクトの宣伝をしてくださったり、お客様からのリクエストで始められた店舗もあるようです。業界でもこの活動を知ってくださる方が増えたのを実感しています」

3カ月で50店達成のツワモノも!

とま子さん:「御書印の巡了者の方にはプレゼントもあるんですよね?」

小川さん:「50店の異なるお店の御書印を集めた方を巡了者とお呼びしています。その方には、特製図書カードをお送りしています。すでに52人の方が50店達成されているのですが、約40日かけて集める方もいれば、プロジェクトが始まって間もない時期からコツコツ集める方もいるなど、ペースはさまざまです。集める順番にも決まりはないので、自分に縁のあるところを巡っていけるのは御書印のいいところですね」

とま子さん:「御書印プロジェクトを始めて2年が経って、小川さんの中で変化したことはありますか?」

小川さん:「最初は形もなにもないプロジェクトで、自分たち自身も先行きが見えなかったのですが、2年経つと業界内で知らない人はほぼいなくなりました。『集めていますよ』という声を耳にすることも増えましたね。そのおかげで、詳しい説明をせずとも企画の内容が伝わるようになってきました」

とま子さん&サッチーさん:「そんなに知名度が上がったんですか!」

小川さん:「御書印が浸透してきたのは嬉しい限りですが、最近は書店の閉店が増えているようで、少し気がかりではあります」

とま子さん:「御書印プロジェクトの最終的な参加店舗の目標はどのくらいを目指していますか?」

小川さん:「今のところ、500店舗までを目指してお声がけして行こうと思っています」

書店巡りで自分の変化に気づく

とま子さん:「今回の神保町書店巡りで、気づいたことはありましたか?」

サッチーさん:「農文協センターで聞いた話ですが、御書印の一筆がなぜ宮沢賢治の言葉なのかって聞かれるんですって。そこで、会話が始まったり、説明の紙をお渡ししたりするそうです。ただ本を買いに行く場所という感覚から一歩深い関係になれるのが面白いなと思いました」

小川さん:「本を媒介にして、なにかもうすこし重層的なものがあるんだろうなというのを感じましたね」

サッチーさん:「書店には、ストーリーやいろんなものが込められている場所だということを改めて実感しました。

例えば、『廣文館』の本棚は創業当初から使っている棚で、厚みのある木でできていると教えてもらったんです」

とま子さん:「何度かお邪魔していても、本棚は全然見ていなかったですね……」

サッチーさん:「そうだよね。でも、そういうことがきっとたくさんあるんだろうなって。御書印もただ集めるだけで終わるよりも、書店での新たな発見ができるプロジェクトなんだなと再発見しました」

とま子さん:「まだまだ知らないことがいっぱいありそうですね。一度行くとなじみの書店という感覚になると思いますが、また別の日に行くと、並んでいる本も違いますし、また新しい発見があって、毎回違う体験ができる気がしますね」

サッチーさん:「自分もその期間に変化し続けるじゃないですか。関心も変わるし。だからその自分の変化も楽しめたりするなって思いました」

とま子さん:「小川さんは変化しましたか? もともとは、書店の人とお客さんとの会話のきっかけになるようなプロジェクトになるように、と発足されたとお聞きしましたが」

小川さん:「そうですね。御書印には、日付とお店の名前が書いてあるじゃないですか。記録がないと、店へ行った日や買ったものまで記憶しないと思うんです。私は本を一緒に買ったら、御書印の隅に書くようにしているんですよ。そうすると本をめぐる日記がわりというか、その当時を振り返ることができますよね。それがおもしろいし、たまればたまるほどおもしろいなって。いま、最多で250店以上巡られたレジェンドが誕生しているんですよ」

日暮里「パン屋の本屋」の御書印の下には、小川さんが買った本が記されている

手書き文字の温もりが感じられる御書印も

とま子さん:「私は御書印を集めて、人の字を見るのが好きだなってことに気づきました」

サッチーさん:「わかる!」

とま子さん:「なんか、この人の字は味があるなぁとか(笑)。大きく書く人はバンって勢いがあって。そういう意味では、滋賀県長浜市の『長浜 文泉堂』さんの御書印が思い出深いですね」

これは小説の一節からなどではなく、書店のご主人の言葉が書かれていて。これをもらった時に、いい意味で衝撃がありました」

サッチーさん:「手書き文字って、その人となりがでますもんね。どういう筆記具を使うかもお店によって違いますよね。サインペンの場合もあれば、細いペンを使うお店もありますし、筆ペンや毛筆のこともありますしね」

小川さん:「波屋書房さんは、御書印をお願いすると墨を摺ってから書いてくれるんですよ」

とま子さん・サッチーさん:「すごい!」
小川さん:「店の真ん中に銭湯の番台のようなレジカウンターがある店なんです。大阪のなんば花月のすぐそばにある書店です」

「ついでに立ち寄る」から「目的地」へ

とま子さん:「サッチーさんはどんな風に御書印集めていますか?」

サッチーさん:「仕事で外へ出る時に、一緒に書店を探して御書印をもらいに行くことが多いですね。最近だと茨城県の石岡市へ行きました」

小川さん:「私もそうですね。どこかへ行くついでに足を伸ばしてみようかなっていう。時間の使い方にもちょうどいい気がします」

とま子さん:「最初は『ついでに立ち寄ろう』という感覚でも、次からは目的地にしたくなるのがいいですね」

小川さん:「一度行くと、頭の中に地図ができるからね」

とま子さん:「行きつけの書店というと、駅チカなど行動範囲に近いところにある1,2店ほどでした。でも、この2年間でこんなにいろんな書店へ行けたというのが自分の中でも大きな変化だなって」

サッチーさん:「うちの近くにも書店は全然ないですね。なので、書店を見つけると嬉しくなっちゃいます。御書印に参加しているかどうかは関係なく、書店の閉店が増加していることも知っているので、なおさら書店が営業している姿を見ると応援したくなりますね」

とま子さん:「書店を見つけると、御書印やってくれないかな? って思うようになりました笑」

とま子さん:「2年間で小川さんはいくつ集めましたか?」

小川さん:「まだ38軒なので、50軒まではあと1年くらいかかるかな」

今後の御書印プロジェクトについて

とま子さん:「今後の御書印プロジェクトについて、なにか予定があれば教えてください」

小川さん:「現在、3月31日まで銀座の蔦屋書店で御書印誕生2周年フェアを開催していただいています。全国の参加書店からの推薦本やポップが見られます。その後は5月に大阪の紀伊國屋書店京橋店でもフェア開催予定です」

とま子さん:「他に今後やってみたいことってありますか?」

小川さん:「御書印にまつわる新聞を作ったらおもしろいんじゃないかなと思っています。参加している書店へお配りしたり……」

サッチーさん:「御書印を集めている巡了者の方にもお送りしたら喜んでいただけるかもしれませんね! 作ってみたいです」

とま子さん:「私もゆるい感じでよければ、作りたいです」

小川さん:「御書印プロジェクトはゆるいから。ゆるーく新聞作るのはいいかもしれないね」

御書印の聖地は、神保町!?

とま子さん:「これからはじめたい人には、最初にどこの書店へ行くのがおすすめですか」

小川さん:「気負わず、まずは近くの書店へ行くのがいいかなと思います」

サッチーさん:「御書印を集める楽しみを感じたい方には、神保町がおすすめですね。9つの書店が参加してくださっている御書印の聖地なので!」

とま子さん:「御書印を集めたくなる人が増えるといいですね。今日は貴重なお時間をありがとうございました」


この日、小川さんとサッチーさんが購入したもの

御書印プロジェクトは書店との新たな繋がりの一歩

御書印の代金はだいたい200円。この収入はすべて書店へ還元されます。「今日は本を購入しないけれど、この場所は応援しているよ」というお客様が応援する方法のひとつとなったらいいな、という願いを込めているからです。

御書印帖は現在のところ、参加書店で無償提供をしているので、集めるハードルはそんなに高くありません。

その理由を尋ねると、「読む本は借りるという人もいるかもしれない。そうだとしても書店という場所はあってほしいし、応援したいという気持ちを御書印プロジェクトを通じて表に出せると思っています。そして、これをきっかけに多くの方がいろいろな書店に足を運ぶきっかけになってくれればなと願っています」と小川さん。

「御書印を集める」という目的があれば、全然知らなかった書店へ足を運ぶ最初のきっかけにしやすいはず。リアルな書店には、まだまだ知らない可能性やおもしろさが眠っていて、その書店ならではの気づきが必ずあるはずです。

まずは神保町の街から、御書印めぐりをはじめてみませんか?

御書印プロジェクト公式サイト:https://note.com/goshoin

書いた人

浅草育ちの街歩きエッセイスト。散歩好きの女性に向けて「知られざる街の魅力」を届けるWebマガジン「かもめと街」を運営。年間400軒の店めぐりでガイドブックに載らない場所を渡り歩く。街の喫茶店、中華屋などレトロな店が好き。散歩が好きなのに地図が読めない方向オンチ。