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2023.09.11

色も風味も濃厚あん!目黒「ちもと」草だんご【美味しい!美しい!あんこ銘菓名店GP!】

〝あんこ〟名店東西11店の中から、第8弾は東京・目黒の名店「ちもと」草だんごをご紹介します。

その他の名店はこちらからどうぞ。
特集 美味しい!美味しい!あんこ銘菓店GP!

串には2個、2個だからいい
ちもとの「草だんご」東京

短い串にずんぐり丸いお団子がふたつ。もの足りないかと思いきや、よもぎの鮮烈な香りとむっちりコシのある生地、それを支える甘みとコクのあるあんこに「これで十分」。
茶席菓子以外にお客様が気軽に手の出るものを、と考えられた「草だんご」。2代目主人・石原謙(けん)さんが信条とする品のよさがこの2個という数に集約されていました。
黒のようにも見えるこしあんの濃い色の理由は、小豆を炊く際に一度もアクを捨てないことにあります。その分、入念に水にさらすことを繰り返して、小豆の中に旨みを閉じ込める。そのため、色も風味も濃厚なあんができあがります。甘みもしっかりありますが、キレがいいのもこの店の味。
昭和40(1965)年、初代が「ちもと総本店」の修業時代から懇意にしていた財界人や文化人の暮らす目黒・八雲(やくも)の地で創業。「素材重視で手を加えすぎないお菓子が好み。自分の得意なことしかやりません」と少数精鋭の菓子で勝負しています。

抹茶はもちろん渋茶で一服、もイケます

1本170円(税抜)。進物用の箱は5本入からあり、何本でも対応。写真は10本入2,000円(税抜/箱代含む)。1本ずつをプラスチックケースに入れて、それを箱詰めにすることもできる。消費期限は1日。

右/芳しいよもぎの香りが凝縮された餅生地。水分をたっぷり含んだあんをまとわせて完成。

店舗情報

ちもと
住所:東京都目黒区八雲1-4-6
電話:03-3718-4643
営業時間:10時~16時 
休み:水曜・木曜(変更の場合あり)

撮影/石井宏明 構成/藤田 優、後藤淳美(本誌)※本記事は雑誌『和樂(2019-2020年12・1月号)』の転載です。

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和樂web編集部

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