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日がな一日、
緑を見ながら読書や湯浴みをする贅沢な休日を
客室は全16室。どの部屋も窓の外には緑を眺めることができ、リラックスするのに十分な広さがあります。源泉かけ流しの内湯があるので、ずっと部屋に籠っても快適ですが、バーで食前酒や食後酒をいただいたり、暖炉がある談話室で読書をしたりするのも幸せなひととき。談話室の片隅には「ご自由にどうぞ」と、コーヒーや小さなお菓子が用意されています。
忘れられない味と至福の居心地
そして、待ちに待った食事の時間。夕食は旬の地元の野菜をふんだんに使った和食が中心で、メインディッシュは、和牛の炭火焼き・しゃも鍋・すっぽん鍋・クレソンと鴨の鍋・車えびのしゃぶしゃぶなどから選ぶことができます。ほかにも選択を尋ねられる料理があり、悩みながら選ぶ楽しさとお腹いっぱいになる食事は、〝とびきりのご馳走をいただいた!〟という忘れられない思い出に。
敷地内に源泉が7か所も!
いいお湯がこんこんと湧いています
チェックインは14時、チェックアウトは12時。最大22時間の滞在は、客としてはうれしい限りですが、短時間で部屋を整え、次の客を招くための準備がどれほど大変かは、想像に難くありません。そんな努力を微塵(みじん)も感じさせず、「玉の湯」は今日も明日も、やわらかなおもてなしで、滞在客を迎え続けています。
由布院の町と共にある存在感
【湯宿DATA】
由布院 玉の湯(ゆふいん たまのゆ)
住所:大分県由布市湯布院町湯の坪
電話:0977-84-2158
宿泊料金:2名1室利用時1名¥41,950(税込)~(1室1名利用は部屋数・タイプ限定で¥59,550(税込)~)
アクセス:JR久大本線「由布院駅」よりタクシーで約3分
公式サイト:https://tamanoyu.co.jp/
撮影/伊藤 信 構成/高橋亜弥子
※本記事は雑誌『和樂(2023年2・3月号)』の転載です。
※表示の宿泊料金は税金・サービス料込みの金額です。別途入湯税や、入浴料などがかかる場合があります。また、連休や年末年始など、特別料金が設定されている場合もあります。
※お出かけの際には宿のホームページなどで最新情報をご確認ください。