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2025.10.07

これぞソウルフード! 真似できない熟練の味、だんご庄の「おだんご」【和菓子の聖地・奈良の絶品銘菓7】

「お伊勢参り」「西国三十三所観音巡礼」の旅人が往来した奈良。古くからおいしいものでもてなしてきた奈良は、実は和菓子の聖地。坊城にある、だんご庄の「おだんご」も、そんな志を受け継ぐみせのひとつ。自分用のおやつやお土産はもちろんのこと、店でひと息つきたいときにもに最適です。

きなこ好きの奈良人を魅了した秘伝のたれ だんご庄の「おだんご」@坊城

明治11(1878)年から続くこの店が扱うのは、きなこだんごのみ。
しかも「つくりたてのおいしさを食べていただきたい」と5代目・岸田直子さんは店頭売りだけに徹しています。

だんご生地は石臼で挽いた地元農家の米を市販米粉に加えて食感を変え、石臼でつきます。機械に頼るのは粒状にするまでで、残りは手作業。
蜜にくぐらせて、木桶の中でだんごを転がしながら浅煎りきなこをふぞろいにまとわせるのが技。
優しく手で串に刺すことで、だんごはふんわり。

手間をかけた工程は、家族と熟練のスタッフの力で守られています。
真似のできない味です。

評判のおだんごは見るからにふんわり

10本箱入1,000円。賞味期限は当日中。1本100円から販売し、箱入は10・15・20・25・30・40・50本入がある。簡易パックは、好みの本数を詰めてくれる。

サービスの〝追いきなこ〟がうれしい

手伝いは子供のときから。妹は八木店にいます

米農家の初代・庄五郎が、街道沿いの茶屋からスタート。「店内にも少し席があります」(岸田さん)

だんご庄 DATA

住所:奈良県橿原市東坊城町860
電話:0744-27-4340 
営業時間:8時30分~17時(売り切れ終い) 
休み:火曜、第1・第3水曜 
※近鉄八木駅前に「八木店」もあり。
公式サイト:http://dango.kir.jp/

※本記事は雑誌『和樂(2023年12・2024年1月号)』の転載です。掲載価格はすべて税込です。価格や営業時間などは2025年9月現在のもので、変更される場合もあります。お出かけの前にご確認ください。

「和菓子の聖地・奈良の絶品銘菓」シリーズ一覧はこちら

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和樂web編集部


撮影/石井宏明 構成/藤田 優
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