馬場紀衣の読み物

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芸能と文化
まるで戦隊ヒーロー!赤と青だけじゃないカラフルな鬼たちは、人間の心を映す鏡だった

子ども時代を振りかえって、ちょっと思いだしてみてほしい。桃太郎が退治した鬼は赤鬼?それとも青鬼?一寸法師を飲みこんだ鬼や、こぶとり爺さんと朝までダンスバトルに興じた鬼が何色だったか覚えているだろうか。 鬼といえばやっぱり赤や青が定番かと思いきや、じつは戦隊ヒーローよろしく鬼には5種類ものカラーバリエーションがあるのだ。 今回は『桃太郎』『一寸法師』など数多くの日本昔話に出演しながら、毎度、若く精悍な主人公たちに退治される気の毒な〈鬼〉と「色」の関係を探ってみよう。 昔話の名悪役〈鬼〉とは何なのか? 絵本や節分の豆まき、日本各地に残された伝説に登場する〈鬼〉は、おそらく、日本でもっとも有名な妖怪 […]

芸能と文化
桃鉄のボンビーは、福を呼ぶ神様だった!?こんなときだから貧乏神を頼ってみよう

おじゃる丸や桃鉄でおなじみの「貧乏神」。 それは、とり憑かれると貧乏になってしまうという、なんとも迷惑な神様。一度憑かれてしまうと、追い出すのはとても大変で、人や家族に災厄をもたらし、財産を食いつぶし、金運を追いはらってしまうと伝えられています。 日常会話のなかで、一緒にいると金運が下がるような人のことを「あいつは貧乏神だから」と呼ぶのを聞いたことがある人もいるかもしれません。 悪いイメージばかりが目立ちますが、仏典や浮世絵に登場する貧乏神は一般に知られている姿とはすこし違うようです。 今回は、不幸な容疑をかけられたユニークな神様の知られざる事実を紹介します。知れば、貧乏神のイメージが変わるか […]

芸能と文化
アメリカ人画家が見た日本の母親。ヘレン・ハイドはなぜ浮世絵師になったのか

明治から大正にかけて、日本の風俗を描いた木版画家ヘレン・ハイド(1868-1919年) 。 彼女もまた、多くの西洋人を心酔させた日本ブーム(ジャポニスム)の最中、東洋へと思いを馳せた一人でした。 浮世絵の手法を用いて描かれた彼女の作品はどれも、一度目にすると忘れがたい魅力があります。 アメリカから日本に渡り、異人でありながら浮世絵師として活躍した彼女には、日本がどのように映っていたのでしょうか。 アメリカ人女性版画家ヘレン・ハイド ヘレン・ハイドは1868年に3人姉妹の長女としてアメリカに生まれました。12歳のとき、父親の勧めで素描を習いはじめ、18歳になるとサンフランシスコの美術学校へ進学し […]

芸能と文化
日本人女性初のアメリカ移民を知っているか?17歳の少女・おけいの希望と悲劇

幕末から明治維新にかけて数々の悲劇を生んだ会津藩。 日本最強の武士団として戦った会津藩をめぐる物語はどこか同情を誘うところがあって、私のような「ど」がつくほどの歴史オンチ(海外生活が長いせいだと言い訳したい……)でもNHKの大河ドラマ「八重の桜」が人気を博すより前から、何度も耳にしてきたほど。歴史好きのなかでも特にファンが多いのも頷けます。 今回紹介する「おけい」もまた、若松にゆかりのある人物です。 山本八重より7つ年下の彼女は、日本女性初のアメリカ移民として1869(明治2)年に日本を後にし、故郷の土を踏むことなく19歳の若さでこの世を去りました。 同じ時代を生きながらも、全く別の生涯を送っ […]

芸能と文化
18歳の美少女が死んだ男と結婚!紅蓮の奇妙な純愛伝説

およそ700年前、松島(宮城県)の地で一生を夫への愛に捧げた女性がいました。 人々を魅了し、日本女性の鏡として語り伝えられている彼女の名前は「紅蓮(こうれん)」。『軒端の梅心月庵紅蓮尼物語』として知られ、松島の歴史ある銘菓「松島こうれん」の名でも親しまれています。 今回は月9ドラマも少女コミックも敵わない、愛に生き、愛に散った、一途で型破りな純愛物語を紹介しましょう。 観音様への願掛けでやっと授かった女の子 日本三景の1つである松島 むかし、象潟(秋田県)に子どものいない夫婦がいました。 夫婦仲睦まじく、なに一つ不足のない身分ですが、子どもがいません。どうにかして子どもが欲しい。夫婦は観音様に […]

芸能と文化
百姓の美人姉妹が武士を討った!福島県に伝わる、幼き少女たちの勇ましい仇討ち

漫画「鬼滅の刃」で圧倒的人気を誇る女性キャラクター胡蝶しのぶ。敵である鬼に両親と姉を殺され、仇討ちに生を果たします。 浄瑠璃をはじめ狂言、浮世絵、神楽にと数々の創作の手が加えられてきた『宮城野・信夫姉妹の仇討ち(みやぎの・しのぶしまいのあだうち)』もまた、父を殺された姉妹が恨みを晴らす物語。「白石噺」として歌舞伎の演目で耳にしたことのある人もいるかもしれません。 田舎の村に住む貧しい百姓の姉妹が活躍するこのお語は、かつて民衆のあいだに大流行を巻き起こしました。北は青森のじょんがら節、南は沖縄の組踊と日本全国へと広がっていき、400年近く経った現代でも愛され続けています。 芝居や踊りになじみがな […]

芸能と文化
「花咲か爺さん」が咲かせた桜は愛犬の生まれ変わりだった⁉︎死者復活を願った昔話がおもしろい!

人は死んだらどうなるのだろう。 死んだあとはどこかへ行くのだろうか。ところで魂って本当にあるの? ふとそんなことを考えた経験は誰にでもあるでしょう。 昔話には、話を生みだした当時の人びとの考え方や願いが込められているものが多くあります。 私たちの祖先は〈死〉をどのように考え、受け止めていたのでしょうか。 今回は誰もが知っている昔話『花咲か爺さん』と『かぐや姫』から、物語に隠された日本人の死生観を探ってみましょう。 『花咲爺さん』のストーリー紹介 『花咲爺さん』は、優しくて正直者のお爺さんが可愛がっていた小犬の力を借りて大判小判をざっくざく掘り出したり、枯れ木に灰を撒いて花を咲かせたりするのです […]

芸能と文化
美しすぎて如来になる。働きすぎて後光が差す。性格まで神々しい美女、お竹さん伝説

時代は寛永のころ(約380年まえ)。ところは花のお江戸。 よく働き、貧者に施しをし、町民たちに「生きた大日如来」と慕われた女性がいました。 名を「お竹(於竹とも)」と言います。 「お竹さん」の名で親しまれ、芝居に小説に講釈、さらには錦絵にも登場し、江戸の町で一大ブームを巻き起こした彼女はいったいどんな女性だったのでしょうか? あまりにも立派すぎる女性の一生。貧者に捧げたお竹の生涯 お竹さんの生まれは湯殿山のふもと。 山形県庄内に生を受けたお竹さんは、両親に先立たれ、一人身の気易さで全国を歩きました。 お竹さんは18才のとき、江戸の日本橋の豪商佐久間家で奉公人となります。 伝馬町の佐久間善八は反 […]

芸能と文化
妻を襲った夫。その晩、眠った隙に蟻が集まって…大人もゾッとする『日本霊異記』

説話集には、かつて日本の日常生活に息づいていた〈神〉や〈仏〉への恐れや、願いにまつわるお話が多く見られます。 そうした説話の種類のひとつが、仏教説話。 これは悪行を避けて善行を積むようにという考えを人びとに教え、導くもので、仏教を布教するために、誰にでも分かりやすいようにと編纂されたふしぎで霊妙な話のことです。 今回は仏教説話集『日本霊異記』から思わず背筋が凍るような、ちょっと怖くてふしぎなお話を紹介。話から見えてくる日本人の宗教観や信仰心について解説します。 『日本霊異記』とは? 原田 敏明 (翻訳)、高橋 貢 (翻訳)『日本霊異記』平凡社ライブラリー、2000年 『日本霊異記』の最大の魅力 […]

芸能と文化
ひぃ〜!僧が死者の肉を食べるなんて…江戸時代の怖〜い説話集

死者の肉片を味わう僧や、ミイラさながら土の裂け目から出てくる狂気的な女といった奇怪で奇妙なお話が収められている『新著聞集(しんちょもんじゅう)』。 江戸時代中期に刊行されたこの説話集は、身近なものに怪異を見ていた当時の人びとの姿を浮かび上がらせます。 江戸の時代には、神話や伝説の総称である〈説話〉を題材に数々の文学的作品が生みだされました。背景にあったのは妖怪や怪異などの在りかたが大きく変化したことです。神への祈りが薄れていったこともそのひとつかもしれません。 今回は『新著聞集』のお話を紹介するとともに、怪異を見つめる江戸の人びとの心情を探ってみます。 『新著聞集』ってなに? 『日本随筆大成〈 […]

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