馬場紀衣の読み物

全44件、1-10件を表示中
芸能と文化
その振袖を着た者は呪われる…江戸を焼き尽くした大火事のミステリー!

明暦三(1657)年、1月18日から20日にかけて、江戸市内の大半を灰燼にした大火事があった。その名も、明暦の大火。俗に「振袖火事」と呼ばれ、2日間にわたって江戸の町を燃やし、およそ10万人の死者を出した江戸時代最大の大火災だ。 歌舞伎や浄瑠璃、浮世絵でも有名なこの火災、じつは恋の病でこの世を去った娘の振袖が原因だったとか。その真相はいかに? 出火原因は誰の恋?振袖火事にまつわる逸話 明暦の大火、いわゆる「振袖火事」には、たくさんの逸話が残されている。火事の原因とされる問題の振袖は、娘の死んだ棺に入っていたものだとか、事の発端となった上野の花見で娘が着ていたものだとの説もある。 振袖の持ち主と […]

芸能と文化
墓の中で出産した美女の正体は…子育て幽霊たちの悲しい物語

「西の富士、東の筑波」と富士山と並び称される、茨城県の名峰・筑波山。 日本百名山に数えられ、低山でありながら抜群の眺望が楽しめる筑波山には、今も昔も多くの人が訪れる。その目的のひとつ、縁結びのご利益があるとされる筑波山神社は、山好きはもちろん恋人たちも訪れるパワースポットだ。 といっても今回注目するのは、山の上ではなく下のほう。筑波山のふもとに、こんな奇妙な話が残されているのをご存じだろうか。 毎晩団子を買いに来る謎の美人の正体は? 時は戦国時代のはじめ頃。 新治村(現土浦市)の筑波山麓に、団子を売っている店があった。ある日から、この店に毎日夜になると団子を買いに一人の女が訪ねてくるようになっ […]

芸能と文化
トイレでお尻を触る変態?オスしかいない?カッパの生態が面白すぎる

頭に丸い皿を乗せ、背中に甲羅を背負い、突き出たくちばしのような口をもち、キュウリが大好物の妖怪といえば…そう〈河童〉だ。 川や池など水辺に棲むとされるこの伝説上の生きものは、日本列島の青森県から沖縄県にいたる全国諸地方に伝承が残されている。 本物を見たことはなくても、河童を知らない日本人はいないだろう。女の子の断髪は「おかっぱ」と呼ぶし、なんとも思わないことを「屁の河童」なんて言ったりもする。某有名回転寿司チェーンの店名も河童だ。注文すれば河童の好物、キュウリを海苔で巻いた「かっぱ寿司」が出てくる。 アニメに文学にと知名度の高い河童だけれど、その正体は謎に包まれている。いったい河童はどうやって […]

芸能と文化
まるで戦隊ヒーロー!赤と青だけじゃないカラフルな鬼たちは、人間の心を映す鏡だった

子ども時代を振りかえって、ちょっと思いだしてみてほしい。桃太郎が退治した鬼は赤鬼?それとも青鬼?一寸法師を飲みこんだ鬼や、こぶとり爺さんと朝までダンスバトルに興じた鬼が何色だったか覚えているだろうか。 鬼といえばやっぱり赤や青が定番かと思いきや、じつは戦隊ヒーローよろしく鬼には5種類ものカラーバリエーションがあるのだ。 今回は『桃太郎』『一寸法師』など数多くの日本昔話に出演しながら、毎度、若く精悍な主人公たちに退治される気の毒な〈鬼〉と「色」の関係を探ってみよう。 昔話の名悪役〈鬼〉とは何なのか? 絵本や節分の豆まき、日本各地に残された伝説に登場する〈鬼〉は、おそらく、日本でもっとも有名な妖怪 […]

芸能と文化
貧乏神ってどんな神様?姿や特徴・うちわを持つ理由や好物も紹介。もともとは福の神だった?

おじゃる丸や桃鉄でおなじみの「貧乏神」。 それは、とり憑かれると貧乏になってしまうという、なんとも迷惑な神様。一度憑かれてしまうと、追い出すのはとても大変で、人や家族に災厄をもたらし、財産を食いつぶし、金運を追いはらってしまうと伝えられています。 日常会話のなかで、一緒にいると金運が下がるような人のことを「あいつは貧乏神だから」と呼ぶのを聞いたことがある人もいるかもしれません。 悪いイメージばかりが目立ちますが、仏典や浮世絵に登場する貧乏神は一般に知られている姿とはすこし違うようです。 今回は、不幸な容疑をかけられたユニークな神様の知られざる事実を紹介します。知れば、貧乏神のイメージが変わるか […]

芸能と文化
アメリカ人画家が見た日本の母親。ヘレン・ハイドはなぜ浮世絵師になったのか

明治から大正にかけて、日本の風俗を描いた木版画家ヘレン・ハイド(1868-1919年) 。 彼女もまた、多くの西洋人を心酔させた日本ブーム(ジャポニスム)の最中、東洋へと思いを馳せた一人でした。 浮世絵の手法を用いて描かれた彼女の作品はどれも、一度目にすると忘れがたい魅力があります。 アメリカから日本に渡り、異人でありながら浮世絵師として活躍した彼女には、日本がどのように映っていたのでしょうか。 アメリカ人女性版画家ヘレン・ハイド ヘレン・ハイドは1868年に3人姉妹の長女としてアメリカに生まれました。12歳のとき、父親の勧めで素描を習いはじめ、18歳になるとサンフランシスコの美術学校へ進学し […]

芸能と文化
日本人女性初のアメリカ移民「おけい」。17歳の少女の希望と悲劇とは

幕末から明治維新にかけて数々の悲劇を生んだ会津藩。 日本最強の武士団として戦った会津藩をめぐる物語はどこか同情を誘うところがあって、私のような「ど」がつくほどの歴史オンチ(海外生活が長いせいだと言い訳したい……)でもNHKの大河ドラマ「八重の桜」が人気を博すより前から、何度も耳にしてきたほど。歴史好きのなかでも特にファンが多いのも頷けます。 今回紹介する「おけい」もまた、若松にゆかりのある人物です。 山本八重より7つ年下の彼女は、日本女性初のアメリカ移民として1869(明治2)年に日本を後にし、故郷の土を踏むことなく19歳の若さでこの世を去りました。 同じ時代を生きながらも、全く別の生涯を送っ […]

芸能と文化
18歳の美少女が死んだ男と結婚!紅蓮の奇妙な純愛伝説

およそ700年前、松島(宮城県)の地で一生を夫への愛に捧げた女性がいました。 人々を魅了し、日本女性の鏡として語り伝えられている彼女の名前は「紅蓮(こうれん)」。『軒端の梅心月庵紅蓮尼物語』として知られ、松島の歴史ある銘菓「松島こうれん」の名でも親しまれています。 今回は月9ドラマも少女コミックも敵わない、愛に生き、愛に散った、一途で型破りな純愛物語を紹介しましょう。 観音様への願掛けでやっと授かった女の子 日本三景の1つである松島 むかし、象潟(秋田県)に子どものいない夫婦がいました。 夫婦仲睦まじく、なに一つ不足のない身分ですが、子どもがいません。どうにかして子どもが欲しい。夫婦は観音様に […]

芸能と文化
百姓の美人姉妹が武士を討った!福島県に伝わる、幼き少女たちの勇ましい仇討ち

漫画「鬼滅の刃」で圧倒的人気を誇る女性キャラクター胡蝶しのぶ。敵である鬼に両親と姉を殺され、仇討ちに生を果たします。 浄瑠璃をはじめ狂言、浮世絵、神楽にと数々の創作の手が加えられてきた『宮城野・信夫姉妹の仇討ち(みやぎの・しのぶしまいのあだうち)』もまた、父を殺された姉妹が恨みを晴らす物語。「白石噺」として歌舞伎の演目で耳にしたことのある人もいるかもしれません。 田舎の村に住む貧しい百姓の姉妹が活躍するこのお語は、かつて民衆のあいだに大流行を巻き起こしました。北は青森のじょんがら節、南は沖縄の組踊と日本全国へと広がっていき、400年近く経った現代でも愛され続けています。 芝居や踊りになじみがな […]

芸能と文化
「花咲か爺さん」が咲かせた桜は愛犬の生まれ変わりだった⁉︎死者復活を願った昔話がおもしろい!

人は死んだらどうなるのだろう。 死んだあとはどこかへ行くのだろうか。ところで魂って本当にあるの? ふとそんなことを考えた経験は誰にでもあるでしょう。 昔話には、話を生みだした当時の人びとの考え方や願いが込められているものが多くあります。 私たちの祖先は〈死〉をどのように考え、受け止めていたのでしょうか。 今回は誰もが知っている昔話『花咲か爺さん』と『かぐや姫』から、物語に隠された日本人の死生観を探ってみましょう。 『花咲爺さん』のストーリー紹介 『花咲爺さん』は、優しくて正直者のお爺さんが可愛がっていた小犬の力を借りて大判小判をざっくざく掘り出したり、枯れ木に灰を撒いて花を咲かせたりするのです […]

全44件、1-10件を表示中

最新号のご紹介

和樂最新刊
世界を癒やす104の名作一挙公開!「日本美術」は世界を救う! 
【大特集】日本を代表する美術史家12人と考えた、世界を癒やす104の名作一挙公開!/ 辻惟雄さん特別寄稿「美術には人を救う力がある!」祈りの日本美術10選 / 歌って!踊って!元気が出る日本美術オンパレード! / ニッポン、祈りの名画全6選 / 名画で味わう、美しきニッポンの日常 / “かわいい は最強!この名画で、笑ってもっとベイベー”♥/ バーチャルミュージアムで世界中の名画を味わい尽くす! 【第二特集】紅葉ニッポン2020 / 紅葉の絶景列島をめぐる / 京都在住のカメラマン3人が教える、錦繍の「新」名所&「真」名所発表! / “都の秋 お取り寄せ 紅葉の京菓子図鑑 ”/ スペシャルインタビュー 安藤忠雄 / やっぱり美味いぞ!土鍋ご飯 / “究極のご飯プロジェクト 第”2弾!「祈りの土鍋」を限定販売します! / 全国厳選!美術展カレンダー【特別付録】和樂謹製 若冲エコバッグ
和樂最新刊のご紹介
 

最新刊のご紹介

和樂最新刊
世界を癒やす104の名作一挙公開!「日本美術」は世界を救う! 
【大特集】日本を代表する美術史家12人と考えた、世界を癒やす104の名作一挙公開!/ 辻惟雄さん特別寄稿「美術には人を救う力がある!」祈りの日本美術10選 / 歌って!踊って!元気が出る日本美術オンパレード! / ニッポン、祈りの名画全6選 / 名画で味わう、美しきニッポンの日常 / “かわいい は最強!この名画で、笑ってもっとベイベー”♥/ バーチャルミュージアムで世界中の名画を味わい尽くす! 【第二特集】紅葉ニッポン2020 / 紅葉の絶景列島をめぐる / 京都在住のカメラマン3人が教える、錦繍の「新」名所&「真」名所発表! / “都の秋 お取り寄せ 紅葉の京菓子図鑑 ”/ スペシャルインタビュー 安藤忠雄 / やっぱり美味いぞ!土鍋ご飯 / “究極のご飯プロジェクト 第”2弾!「祈りの土鍋」を限定販売します! / 全国厳選!美術展カレンダー【特別付録】和樂謹製 若冲エコバッグ
和樂最新刊のご紹介