〝材料8割、腕2割〟の社則を今も忠実に守る「巴裡 小川軒」新橋店
明治38(1905)年、初代小川鉄五郎が汐留に洋食店「小川軒」を開業。
2代目を継いだ兄弟が昭和中期から洋菓子販売を始め、後に洋菓子部門が独立して「巴裡(パリ) 小川軒」になりました。
ショーケースに並ぶ菓子は、〝折り目正しい〟と呼びたいほど、昭和の職人による精緻な手わざが光る端正な佇まい。
「うちの菓子はシンプルで見た目にも派手さがない。だからこそ味で勝負していると言いますか」と控えめに誇りをにじませる店長の金井敦史さん。
【計測してみました】径約7㎝×高さ5.5㎝

シュークリームは売れゆきに応じて工場のある目黒からつくりたてが運ばれてきます。
「詰められた箱を開けるとき、シュー生地の香ばしい匂いがあふれ出て、これがいい匂いなんですよ(笑)。シュー生地は職人の技量の差が出るもの。しっかり焼き上げて、ポワンとふくらむのが理想ですね」(金井さん)。
小麦の香りを感じる主張あるシュー生地に合う濃厚なカスタードクリーム。
小ぶりに見えて、手にするとずっしり重い。食べ応えもあって、すべてが程よい大人のおやつです。
シュー皮の香り高さ、ふくらみが自慢です!

【シューの中身は】重めの質感のカスタードクリームがぎっしり!

巴裡 小川軒(パリ おがわけん)新橋店
住所:東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館1F
電話:03-3571-7500
営業時間:10時~18時30分(土曜は17時まで)
休み:日曜(祝日は不定休)
公式サイト:https://ogawaken.co.jp/
※目黒店もある
▼発売中の『和樂(2025年12・2026年1月号)』でも全貌がご覧いただけます!
※掲載価格はすべて税込です。
※価格や営業時間などは2025年12月現在のもので、変更される場合もありますので、あらかじめ公式サイトなどでご確認ください。

