家庭のハレの日のごちそう〝備前ばらずし〞を今に伝える「福寿司」【岡山・岡山駅西口】
現存する郷土寿司の中で、豪華と称される岡山の「ばら寿司」。
江戸時代、初代藩主・池田光政が質素倹約を奨励するなかで、ご飯の上にあれこれのせて食べた庶民の知恵から始まったとか。
「店のばら寿司は、明治初期から戦前まで、備前(びぜん 県南地域)の家庭でつくられていたレシピ。私の父が聞き込みと文献をもとに、忠実に再現したものです」と3代目主人・窪田悟さん。
細かい仕事にフォーカス!

料理工程を見ると、地元の身近な魚である「鰆(さわら)」を効率よく使って、寿司の味に深みをもたせているのがよくわかります。
たとえば、鰆の身は酢締めにし、旨みが出た漬け酢を合わせ酢に一部使います。
さらには中骨で出汁(だし)をとり、この出汁をもとに根菜類の味を含ませるなど、鰆から出るいい旨みのおかげで、それぞれの具材の味つけは控えめ。
おまけに寿司飯に使う調味料も、ばら寿司だけは極端に少ないとか。
ネタの派手さと裏腹に、味は実に穏やか。
「優しい味でしょう? つくるたびに、昔の人が残してくれたばら寿司の価値を感じるんです」と顔を輝かせる窪田さんです。
岡山ばら寿司の原型を限りなく再現しました

持ち帰り用はこちら

福寿司(ふくずし)
住所:岡山県岡山市北区奉還町2-16-17
電話:086-252-2402
営業時間:11時30分~13時30分(入店)、17時~20時(入店)、日曜は昼のみ営業
休み:月曜・日曜夜
公式サイト:https://fukuzushi-okayama.jp/
【初春に味わう「ちらし寿司」】シリーズ一覧はこちら
※掲載価格はすべて税込です。
※価格や営業時間などは2026年1月現在のもので、変更される場合もありますので、あらかじめ公式サイトなどでご確認ください。

