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2019.09.19

2019年秋は“苔”に注目せよ! 京都観光の最新トレンド「モシュ印・コケ寺リウム」ってなんだ

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「そうだ 京都、行こう。」で知られるJR東海(東海旅客鉄道株式会社)が、新たに注目しているのが「苔ブーム」。京都の旅でも、2019年9月1日(日)から12月8日(日)まで、「苔」を用いたアート作品 「モシュ印 」と「コケ寺リウム」の展示を開催しています。
2019年秋は、昨年開催した5寺院(三千院・圓光寺・建仁寺・東福寺・常寂光寺)に加え、新たに3寺院(祇王寺・妙心寺桂春院・地蔵院(西京区))でも展示。
期間中はさまざまなキャンペーンも行われていて、注目を集めています。
JR東海「そうだ 京都、行こう。」

比叡山の麓に堂宇を並べる天台宗寺院「三千院」。※2018年の展示写真

この秋、京都めぐりのキーワードは「苔」

最近、テレビをはじめとしたメジャーなメディアで「苔」が注目されていて、苔が美しいスポットをめぐる「苔旅」や、苔テラリウムを模した「苔パフェ」が誕生するなど、苔ブームの進化はとどまるところを知りません。
それを受けて、JR東海では「苔と新緑」をテーマにした夏のキャンペーンを行い大ヒット。それをこの秋はバージョンアップして、「モシュ印・コケ寺リウム」がキーワードに加わりました。

「モシュ印」とは

英語で苔を表す「moss」と「御朱印」をかけ合わせた造語「モシュ印」は、御朱印の文字の部分を苔で描いたオリジナルアート。各寺院に、約1.5×1.0mの「御朱印」を再現したものが各寺院 1 点ずつ全8種類展示されています。

「モシュ印」アートクリエイター:杉田悦朗(すぎた えつろう)
造園家/ランドスケープアーティスト 2001年にキャンバス代わりに苔を使った「MOSS WALL」を発表。第 1 回パリ 100人展で3位となったことを機に海外での活動を開始し、ペインティングや造景などの技法で独自の自然観を込めた作品の発表を続け、パリ Artcurial にて「MINI SCAPE」の販売を行う。近年は、滋賀県琵琶湖と湖畔を一体化したエヴィスジーンズの大庭園を造営。

「コケ寺リウム」とは

近年、DIY やワークショップなどで人気の「苔テラリウム(コケリウム)」。そこからヒントを得た「コケ寺リウム」は、密閉したガラス容器の中に、各寺院の象徴的な建物などのジオラマと庭園を苔で再現したミニチュアアート。今回、JR 東海では京都市内にある対象8寺院で苔庭をモチーフにした「コケ寺リウム」を3種類展示されます。

「コケ寺リウム」苔アートクリエイター:今田裕(いまだ ゆたか)
日本蘚苔類学会会員/観賞魚飼育管理士 幼少期を自然豊かな滋賀県で育ち苔に魅了される。2015年、アクアリウム水槽のプロデュース・メンテナンス等を行う「Aqua Connect」を、翌年には苔インテリアの制作・販売・関連教室を行う「moss connect 」を設立。 2017年1月、園芸雑誌「GARDEN×GARDEN」の苔テラリウム特集を監修し、同年11月、 神戸のキャンパススクエアにて約100 名の苔テラリウム教室を開催。以降、定期的に苔テラリウム教室を開催中。

紅葉の美しさで知られる臨済宗のお寺「圓光寺」。※2018年の展示写真

JR東海 「苔」を用いたアート作品「モシュ印」と「コケ寺リウム」を京都市内8つの寺院で展示キャンペーン

実施期間:2019年9月1日(日)~12月8日(日)
対象寺院:三千院・圓光寺・建仁寺・東福寺・常寂光寺・祇王寺・妙心寺桂春院・地蔵院(西京区)
※作品の公開時間は各寺院の拝観時間に準じます。
※法要や荒天 などにより、寺院の拝観が休止となる場合、モシュ印、コケ寺リウムともにご覧いただくことはできません。
※モシュ印、コケ寺リウムの観覧には各寺院の拝観料が必要となります。
公式サイト

JR東海ツアーズ旅行プラン

設定日:2019年9月1日(日〉出発~12月8日(日)帰着/日帰り可
旅行期間:日帰り・1泊
出発地区:東京・品川駅発着 往復新幹線 普通車指定席 ・ホテルモントレ京都<禁煙ツイン(2・3名様1室) ・禁煙ファミリールーム(4名様1室) ・食事なしプラン(おとなおひとり様)
旅行代金:(JR東海ツアーズ/1泊2日の場合)25,400円~44,600円
特典ポイント
・地下鉄・バス一日券 ※指定の引換場所にてお引換えの上ご利用ください。
・2寺院拝観整理票2枚付き。※拝観整理票1枚につき1寺院拝観でき、2寺院の拝観料が旅行代金に含まれます。3寺院以上の拝観をご希望される場合は別途お支払いください。
・「そうだ 京都、行こう。」特製の苔ガイドマップ 対象寺院:三千院・圓光寺・建仁寺・東福寺・常寂光寺・祇王寺・妙心寺桂春院・地蔵院(西京区)
公式サイト

京都最古の禅寺であり、臨済宗建仁寺派の大本山「建仁寺」。※2018年の展示写真

「苔関連グッズ」が当たる抽選会

ここまで紹介した旅行商品を購入した方、または「京都駅」着のEXサービスを利用された方には、京都駅内JR東海ツアーズ(京都支店・京都駅新幹線中央口支店)にて、苔関連グッズが当たる抽選会を実施。当選者には苔鑑賞や旅行にぴったりなアイテムをプレゼントされます。
抽選会キャンペーンサイト

京都随一の紅葉名所として知られる「東福寺」。※2018年の展示写真

藤原定家が山荘「時雨亭」を構えたと伝わる場所に立つ「常寂光寺」。※2018年の展示写真

書いた人

通称TAKE-G(たけ爺)。福岡県飯塚市出身。東京で生活を始めて40年を過ぎても、いまだに心は飯塚市民。もともとファッション誌から始まったライター歴も30年を数え、「和樂」では15年超。日々の自炊が唯一の楽しみ(?)で、近所にできた小さな八百屋を溺愛中。だったが、すぐに無くなってしまい、現在やさぐれ中。