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2019.09.30

2019年秋の神戸は街中でも六甲山でも兵庫港でもアートが楽しめる!

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日本で初めて開催されるW杯が開幕し、初戦に勝利したことや、世界の強国の迫力満点の試合によって、ラグビー人気がうなぎのぼりです。
神戸市も開催地のひとつに名を連ねていて、10月の試合の際には海外から12万人もの人が訪れることが見込まれています。
六甲山を訪れる外国人は年々増加傾向にあって、六甲山観光(株)利用施設のべ数によると、2013年の12,460人から2018年には81,981人と約6.5倍と急増。国別では、中国が63倍、香港が15倍、最近はタイからの訪問者が増えているそうです。

アートによって「新しい六甲山の魅力」を発信

神戸の市街地のすぐ近くで大自然に触れることができる六甲山では、土地柄や景観を生かした現代アート作品を通じ、ピクニック気分で六甲山上を周遊しながら、自然の中に点在する現代アート作品を楽しむ展覧会「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019」を開催中。
10回目となる今回は、浅野忠信、榎忠、藤本由紀夫など過去最多となる42組のアーティストが出展し、山上の11会場を舞台に作品展示が行われています。

六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019

会期:2019年9月13日(金)~11月24日(日) ※会期中無休
開催時間:10時~17時 ※会場により17時以降も鑑賞できる作品あり
当日券:大人(中学生以上) 2,200円 小人(4歳~小学生)1,100円 
六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019 公式サイト

出展アーティスト一例

左/浅野忠信 中/榎忠 右/藤本由紀夫

「六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2018」開催時の様子

久保寛子「やさしい手」2018年

木村剛士「畑になる/人」2018年

榮健太郎「いしのたね」2018年

「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019」オフィシャルツアー

現代アートの魅力と六甲山を知ることができるオフィシャルツアーが今年初登場。神戸三宮・新神戸から直行バスで、ガイドによる分かりやすい解説とともに六甲山上のアート作品を巡ります。

日程:2019年9月14日(土)~11月24日(日)の土曜・日曜・祝日 計27日間
料金:8,700円 (税込価格/鑑賞チケット、 バス、 ケーブル、 ランチ、 保険、 ガイド料金含む)
定員:22名
行程:10時 三宮出発 → 10時10分 新神戸 → 10時50分 六甲ケーブル下駅着 → 11時25分 作品ガイド → 16時 ガイド終了 →16時45分 新神戸 →17時 三宮到着
特典:1.ツアー限定!鈴木なるみのイラスト入りオリジナルレジャーシート(非売品)をプレゼント 2.参加証として 六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019 オリジナル缶バッチを配布
予約:六甲山観光WEBサイト

兵庫港、新開地、新長田ではふたりのアーティストの無謀な企みが進行中!

神戸市西部の兵庫港、新開地、新長田を中心とする地域で開催されているのが、「アート・プロジェクト KOBE 2019:TRANS- 」。これは、グローカル・シティの先鋒となることをめざす、クリエイティブ・シティKOBEの新たな可能性を、世界の第一線で活躍する現代アーティストとともに見出し、地域と連携をとりながら創作を実現しようとするプロジェクトです。
ディレクターは国立国際美術館の客員研究員で、 インディペンデントキュレーターとしてヨコハマトリエンナーレ2014など国内外の美術展を数多く手がける林寿美。参加作家は、2001年ヴェネツィア・ビエンナーレでドイツ館代表作家となり金獅子賞を受賞したグレゴール・シュナイダーと、神戸市兵庫区生まれのやなぎみわ。ふたりの作家はアート・プロジェクトをとおして、見慣れた神戸の風景を一変させ、 異次元の世界や異空間へと飛び越えていくことを目指します。

左/グレゴール・シュナイダー 右/やなぎ みわ

アート・プロジェクト KOBE 2019:TRANS-

9月14日(土)~11月10日(日)開催
火曜休 ※詳しくはHP(火曜休の会場は10/8、22は開館)
全作品鑑賞券:(各会場 会期中1回限り入場可能)大人 ¥1,500/大学生および65歳以上 ¥500/高校生以下 無料
個別鑑賞券:大人 ¥500/大学生および65歳以上 ¥200/高校生以下 無料

市内10か所で開催される「美術館の終焉-12の道行き」

グレゴール・シュナイダーが手がけるのは、神戸市内8か所で発表される「12の道行き」と名づけられた12作品。鑑賞者は第1留から第12留までを訪ね歩きながら、美術館というホワイトキューブの箱には収まらないシュナイダー作品の世界を旅することになります。

第3留:旧兵庫県立健康生活科学研究所《消えた現実》展示場所

以上3カット:グレゴール・シュナイダー《美術館の終焉―12の道行き》 第3留:旧兵庫県立健康生活科学研究所 《消えた現実》

グレゴール・シュナイダー Gregor Schneider
1969年、ドイツ・ライト生まれ。ライト在住。デュッセルドルフ芸術大学教授。16歳で自宅の部屋の中に別の部屋を作るなどして改造する作品《家 u r》の制作に着手。2001年のヴェネツィア・ビエンナーレでドイツ館代表作家となり、金獅子賞を受賞。以降、インド・コルカタの寺院前に巨大な道の門を立てたり、大きな水道管を迷路のようにはりめぐらせたりして、時空がねじれた非現実な体験を促すインスタレーションを手がける。横浜トリエンナーレ、ミュンスター彫刻プロジェクトなど国際芸術祭の参加も多数。

第8留:神戸市立兵庫荘《住居の暗部》展示場所

以上2カット:グレゴール・シュナイダー《美術館の終焉―12の道行き》 第8留:神戸市立兵庫荘《住居の暗部》

神戸・兵庫港で花開く踊り念仏とステージトレーラー!

台湾で出会ったステージトレーラーに魅せられ、 演劇公演を企てたやなぎみわは、自らがデザインし輸入したステージトレーラーを2014年のヨコハマトリエンナーレで発表。以降、巡礼劇「日輪の翼」(原作:中上健次)を5都市で野外上演。今年は「日輪の翼」の巡礼を、恵比寿神の漂流と一遍上人の遊行に重ね、半海半陸の公演地で踊り念仏とともに上演されます。

やなぎ みわ Miwa Yanagi
1967年、神戸市兵庫区生まれ。京都在住。 京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。〈エレベーターガール〉や〈マイ・グランドマザーズ〉など、CGや特殊メイクを駆使した写真で、若さと老いといった女性を取り巻く諸問題への洞察を試みる。 2009年、ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館の代表作家。2011年からは演劇に取り組み、『ゼロ・アワー 東京ローズ最後のテープ』を国内外で上演。2017年の「港都KOBE芸術祭」では野外劇『日輪の翼』のための移動舞台トレーラーを展示。

日輪の翼[神戸公演]
日時:2019年10月4日(金)・5日(土)・6日(日) 18時開演
料金:前売:一般¥4,000・U25(25歳以下)¥2,500/当日:一律¥4,500
アート・プロジェクト KOBE 2019:TRANS- 公式サイト

さらにもうひとつ「下町芸術祭2019」

2014年に神戸市長田区で地域のアーティストやNPO、 建築家、 商店主が集まり実行委員会を構成して始動したアート・プロジェクトが「下町芸術祭」です。2年に1度開催されていて、古民家や劇場、使用されなくなった保育所など、地域の様々な場所で展示やパフォーマンスが展開されます。

下町芸術祭2019

会期:2019年10月12日(土)~11月10日(日)
休業日:プログラムに準ずる
会場:
【長田区南部】ArtTheater dB Kobe、角野邸、旧駒ヶ林保育所、鉄人広場、個人宅(K邸、F邸、G邸、O邸、Y邸)、喫茶パペポ、神戸映画資料館、駒どりの家、野瀬病院、マップスペースGnu、旧合田邸、Atelier KOMA、二葉じぞう広場、駒ヶ林会館、コミュニティカフェ・ナドゥリ、はっぴーの家ろっけん、神戸奄美会館、スタジオ・長田教坊、スマイルネットセミナールーム、39SAIGON、地下鉄海岸線各駅(新長田駅、駒ヶ林駅、苅藻駅)
【兵庫区南部】地下鉄海岸線各駅(御崎公園駅・和田岬駅・中央市場前駅)

プログラム:
講座プログラム「下町芸術大学」 ディレクター:角野史和
エキシビションプログラム「from 此処から、此れから」 ディレクター:小國陽佑
パフォーマンスプログラム「家が歌う」 ディレクター:横堀ふみ
森村泰昌 下町物語プロジェクト2017-2019「釜ヶ崎・須原・福原」 キュレーター:木ノ下智恵子
写真展示プログラム「下町寫眞展」 ディレクター:岩本順平
つなぐプログラム ディレクター:田中幸恵
下町芸術祭2019 公式サイト

書いた人

通称TAKE-G(たけ爺)。福岡県飯塚市出身。東京で生活を始めて40年を過ぎても、いまだに心は飯塚市民。もともとファッション誌から始まったライター歴も30年を数え、「和樂」では15年超。日々の自炊が唯一の楽しみ(?)で、近所にできた小さな八百屋を溺愛中。だったが、すぐに無くなってしまい、現在やさぐれ中。