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オープン以来評判の自家製酵母入り湯だね食パン
「クルス」(二条城前)
二条城近くの住宅街に2019年末に開店し、近隣を中心に夢中になる人が続出中の「クルス」。小さな店の扉を開けると、美味しそうなパンが並ぶすぐ奥に工房が。店と工房の間に壁がなく、店主の中川昌倫(まさみち)さんが生地をこね、焼く姿が目に飛び込んできます。近所の子供たちも興味津々。約70種のパンそれぞれにスタイルがあり、新しさを感じさせる店ながらお客さんとの距離感が近く、親しみが漂うのも人気の秘密です。
湯だね製法でもっちり、しっとり仕上げた食パン「パンドミ」は、小麦にきび糖やグレープシードオイル、店内でつくる自家製酵母を加えたもので、バターも乳製品も使わない、軽やかで奥行きのある味。
「毎日食べるパンだから、体に優しい素材でつくりたくて」と、中川さん。「二條若狭屋(にじょうわかさや)」のあんや「かわきた屋」のソーセージなど、京都の名店とコラボしたパンも名物になっています。
自家製酵母入り。体に優しい素材を束ねた「パンドミ」
店舗情報
クルス(KURS)
住所:京都府京都市中京区西大黒町334
電話:050-1076-8960
営業時間:9時~18時(売り切れ次第終了)
休み:月曜~水曜
インスタグラム:https://www.instagram.com/curusu.kurs/
「パンドミ」は電話で予約可能(当日のキャンセルは不可)。
撮影/伊藤 信 構成/川村有布子
※本記事は雑誌『和樂(2022年4・5月号)』の転載です。
※掲載商品は税込価格です。
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