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2024.05.10

小雪さんとひもとく「TASAKI」の秘密! 美しい真珠が生まれる九十九島へ

国立公園に指定されている自然豊かな九十九島。その湾にある「TASAKI」の真珠養殖場を、小雪さんが訪れました。自らが見て、触れて知った、美しい真珠が生まれる秘密とは?

▼前編はこちら。
「TASAKI」70周年特別企画 パールジュエリーの常識を覆した「バランス」が導く! 至宝の真珠、伝統と革新の物語

豊かな海で大切に育てられる、最高品質のアコヤ真珠

穏やかな内海に設置された養殖筏から美しい湾を眺める小雪さん。筏の下では、核入れを終えたばかりの母貝を養生させている。小雪さんが身につけているアコヤ真珠も、この海で生まれた。「バランス ビルド」ペンダント[アコヤ真珠7.0㎜×YG]¥715,000・ロングパールネックレス[アコヤ真珠7.0㎜×SIL]¥1,254,000・「バランス ネオ」イヤリング[アコヤ真珠6.5㎜×YG]¥415,800・「バランス シグネチャー」リング[アコヤ真珠8.0㎜×YG]¥539,000(TASAKI) ロングコート¥612,000/店舗限定・インナー¥82,500/参考価格・パンツ¥140,800(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉) 靴/スタイリスト私物

「TASAKI」の真珠養殖場がある九十九島は、豊かな緑が海に栄養を運び、アコヤ貝が育つために必要なプランクトンが豊富。潮の流れがよく、波が穏やかなことも真珠養殖に適しているといわれています。長きにわたり、ここでは母貝となるアコヤ貝を稚貝から育て、「浜揚げ」と呼ばれる真珠の採取までを一貫して行ってきました。

小雪さんが訪れたのは、春から夏にかけて行われる、母貝に核と細胞片を挿入する「核入れ」の時期。それを終えると、貝は穏やかな内海で養生したのち、沖に移され、真珠をはぐくむ養成期に入ります。その期間は1~2年ほどで、水温などの環境変化に注意を払わなければなりません。また、貝の養分を奪う表面の付着物などを手作業で取り除く「貝そうじ」も定期的に行われます。

大切なのは、手間を惜しまないこと。どんなに機械化が進んだ時代にあっても、美しい真珠は海の恵みと人の手によってのみ生み出すことができるのです。

作業船の上で、真珠貝から採取したアコヤ真珠を手にする小雪さん。真珠がどのように生まれるかを知ると、これまで以上に尊いものに思える。

船で沖へ出るとわかる養殖場の広さ。海面に見える無数の浮きには、真珠貝を収めた養殖専用の網が下がっている。

核入れのあとの養生を終えた母貝は、網に収められて沖へ。1年以上経過すると、健康に成長を続ける貝は6割程度になってしまうという。

引き揚げた網から小雪さんがひとつの真珠貝を選択。貝を開くと、大珠の真円真珠が現れた。真珠を取り出すには、キズをつけないように専用の道具が使われる。

その後も、さらに美しい真珠が…。TASAKIの品質基準を満たす真珠は、採取される真珠の3割程度のため、これはとても幸運な体験!

〝繊細な職人技〟といわれる、日本で生まれた真珠養殖技術

養殖真珠は1893年に日本で発明され、さらに10年以上の歳月をかけて真円真珠を生み出す技術が確立されました。天然真珠は、貝の体内に異物が入ると真珠袋がつくられ、異物の周りに真珠層を形成して真珠になります。それに対して、養殖真珠は異物に代わる核を細胞片と一緒に人為的に挿入。あとは天然の真珠と同じ仕組みでつくられます。

核を挿入する作業は「挿核」と呼ばれ、高度な技術が求められます。今回、小雪さんがその挿核を体験。専用の器具を手に、職人の指導のもと作業に挑みました。なんとか核は挿入できたものの、その難しさは想像以上だったといいます。

この核入れは本来、かなりの訓練を必要とします。「TASAKI」の養殖場では職人の育成も行い、養殖技術の継承に努めてきました。グローバルジュエラーとなった今、それも宝飾界における重要な役割だといえるでしょう。

大切に育てられた真珠は、海水の温度が下がって照り(光沢)がよくなる冬を待って、浜揚げ(採取)が行われます。あえて過酷な環境下で作業をするのも、真珠の品質を高めるため。世界一美しいといわれる日本の真珠は、こうした職人のこだわりと矜持がつくり出してきたのです。

「挿核」に挑戦する小雪さんの手元。白い球体が貝殻からつくられた核。主にミシシッピ産の貝が使われている。専用の器具を使って、それを貝の体内に挿入していく。

核入れが終わると、細胞片を挿入。それは先に入れた核に密着させねばならず、初心者にはかなり困難な作業。小雪さんの真剣なまなざしから、難しさが伝わってくる。

左:選び抜かれたアコヤ貝から切り出された細胞片。この遺伝子によって、美しいアコヤ真珠が生まれるかが決まる。また、細胞片には裏表があり、それを間違えると真珠がつくられない。/右:細胞片を貝の体内へ。裏表がわかるように、その片面には貝に影響のない色がつけられている。

日本伝統の養殖技術が世界一美しいアコヤ真珠を生み出す

技術の習得に熱心な小雪さん。職人のアドバイスに聞き入る姿が印象的。「バランス アーム ダイヤモンド パヴェ」イヤリング[アコヤ真珠4.0㎜×ダイヤモンド計0.22ct×WG]¥1,485,000・「バランス パラレル ダイヤモンド パヴェ」ネックレス[アコヤ真珠5.5㎜×ダイヤモンド計0.22ct×WG]¥2,640,000(TASAKI) レザーシャツ¥572,000/店舗限定・ブラウス¥170,500/参考価格・タンクトップ¥82,500/参考価格(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)

問い合わせ

TASAKI  0120・111・446

創業70周年アニバーサリーエキシビション「FLOATING SHELL」を開催中!

ブランド創業70周年を記念した「TASAKI」のアニバーサリーエキシビションが、東京・神宮前のギャラリーにて、2024年5月12日まで開催中。会場では「バランス」の新作ジュエリーに加え、パールの装飾を施したスニーカーやアイウエア、イヤホンなど、日本発ブランドとのコラボによる商品が限定発売されます。

FLOATING SHELL

期間:2024年5月12日(日)まで 11時~19時
場所:BA-TSU ART GALLERY / StandBy 東京都渋谷区神宮前5丁目11–5

※詳しくは、TASAKI 70周年特設サイトをご覧ください。
https://70th.tasaki.co.jp/

撮影/鍋島徳恭 スタイリスト/押田比呂美 ヘア&メーク/三澤公幸(ペールマネジメント) ネイル/井上由美(Hands-On)

※文中のWGはホワイトゴールド、YGはイエローゴールド、SILはシルバー、ctはカラットを表します。
※本記事は『和樂』2024年6,7月号の転載です
※価格は2024年5月1日時点のものです
※価格はすべて税込です
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福田 詞子(英国宝石学協会 FGA)

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