日本で油揚げを食べるようになったのは室町時代のころで、庶民の食卓に登場するのは江戸時代中期といわれています。大阪の庶民の味として長年愛されてきた「関東煮（おでん）」で油揚げを使った人気メニューが〝巾着煮〟。【たこ梅 本店】の、大阪好みのまったりとコクのある出汁と油揚げの相性は抜群です。
巾着煮が常時4種！ 鯨の甘い出汁に合う【たこ梅 本店】（道頓堀）
巾着煮は日本の始末料理。
油揚げを開いて中に具を詰め、出汁で煮れば1度で2度おいしいおかずのできあがり。
プロの味に唸るなら、関東煮（かんとだき 大阪の王道おでんの呼び名）屋へ。
弘化元（1844）年創業のここは、日本最古のおでん屋です。
「出汁の出るもん、出汁を吸うもん、どちらに偏ってもダメ。鍋の味を一定に保つように具材を回していくのが、鍋番の器量やね」と語る店長さん。
鯨、鰹のそれぞれからとった出汁に加えて、おでんの具であるコロ（鯨の脂）、さえずり®（鯨の舌）や天ぷらからの旨みが染み出した、甘くて深みのあるおでん出汁。
巾着煮は、「どの種よりも出汁を吸うから、おいしいに決まってますわ」と店長さんは太鼓判を押します。
きめが細かくて出汁を吸う「寿司揚げ」を使う点も、おいしいこだわりです。
これ、絶対うまいやつ！
たこ梅 本店（たこうめ ほんてん）
住所：大阪府大阪市中央区道頓堀1-1-8
電話：06-6211-6201
営業時間：16時〜21時30分（L.O.） ※テイクアウトも21時30分まで
休み：年末年始以外は無休
公式Instagram：＠takoume_hon
【みんな大好き「おあげさん」】シリーズ一覧はこちら。
※掲載価格はすべて税込です。
※価格や営業時間などは2025年11月現在のもので、変更される場合もありますのであらかじめ公式サイトなどでご確認ください。
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