クイズ!忘年会が行われたのは、いつからでしょうか?
下の番号から選んでください。
1 鎌倉~室町
2 江戸
3 昭和
さて、答えは……。
1 の鎌倉~室町時代でした!!意外と歴史があるイベントだったのですね!!
室町時代の貴族の日記にも記録が!
元々は貴族や武士が年末に集まり、連歌や和歌を詠みながら1年の厄を祓い、新年を迎える文化的な行事だったようです。室町時代の皇族の日記に、年末の連歌会が「としわすれ」のようだと記されていることから、当時の庶民が、酒を飲んで乱舞するような行事をしていたのではないか? と言われています。
江戸時代になると、商売人や職人、町人の間で労をねぎらい、人間関係を築く宴会として定着。商家がお得意様や、従業員への慰労として宴会を設けることもあったようです。
夏目漱石の小説にも登場?
明治時代に入ると「忘年会」はすっかり定着したようで、夏目漱石の『吾輩は猫である』の中にも登場しています。昭和に入ると、企業を中心に一般化して規模や予算が拡大。「かくし芸」などの余興が定番となっていったようです。時代が流れて、令和の「忘年会」は、どうなのでしょうか? 気の合う人たちだけで、少人数でというのが多いかもしれませんね。
参考文献:『精選版 日本国語大辞典』小学館
アイキャッチ:『五ヶ国於岩亀楼酒盛之図』 落合芳幾画 東京都立図書館

