龍村錦帯のめくるめく世界が漆黒の家具に際立って

画像右/行燈から着想を得たフロアライト。ガラス工芸がモチーフの錦帯を通し、やわらかい光を感じて。中央:「The An-Don(Low)」¥4,290,000〜・右・左:「同(High)」¥4,400,000〜


画像右/色鮮やかな絹糸が並ぶ、工房の様子。
京都・西陣織の老舗として、和樂でもおなじみの龍村美術織物。上質な絹糸と卓越した職人による手織り技術をもって、美術織物の最高峰を目ざすべく髙島屋と手がけてきたオリジナルブランドが「龍村錦帯(たつむらきんたい)」です。この「龍村錦帯」が来年100周年を迎えるのを機に、インテリアコレクション「CASA TATSUMURA」を発表。あでやかな西陣織がモダンな家具へと生まれ変わり、美術織物の新しい可能性が広がりました。
「龍村錦帯」の魅力を最大限に引き立てるため、家具はすべて漆黒の木工に統一。総合プロデュースと家具のデザインを務めた「エイタブリッシュ」クリエイティブ・ディレクターの川村明子さんは、「行燈(あんどん)」、「格天井(ごうてんじょう)」といった日本の伝統的な家具や建築様式をベースにしながら、錦帯が生み出す煌びやかさと、木工が醸し出すミニマルな静寂美を見事に共存させました。それはまるで、日本古来の対極的なふたつのスタイルが、自然と調和し、集約されているかのようです。
家具の製作は、愛知のカリモク家具が担当。国内有数の木工技術がさらに加わることで、次世代への日本文化の継承が、ますます期待されそうなプロジェクトです。
「髙島屋・CASA TATSUMURA」公式サイト
https://www.takashimaya.co.jp
※本記事は『和樂』2026年8・9月号の転載です。
※掲載価格はすべて税込です。
※価格等は2026年7月1日時点の内容になります。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。

