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2019.11.06

高知旅行で大人気!四万十川の沈下橋、おすすめドライブコースをご紹介!

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四万十川の水が1年で1番澄んでいるのは、冬場なんだそうです。
一年中、魅力あふれる美しい四万十川に無くてはならない沈下橋。
この2つが揃えば、四万十川ならではの趣深い絶景の数々が周囲の美しい大自然と共に誕生します。
今回は、四万十川に架設された沈下橋巡りのおすすめコースをご案内いたします。

車で巡るならココ!「沈下橋」おすすめコース


前回、ご紹介した沈下橋と今回これからご紹介するものを合わせて、車で大急ぎで回れば、1日ですべて巡ることも可能でしょう。しかし、気に入った場所でのんびり過ごしたりしていると、あっ!という間に時間が過ぎ去ってしまいます。
やはり、沈下橋巡りの最大の醍醐味は、時が止まったような非日常の空間を満喫することではないでしょうか。
沈下橋巡りは、のんびり巡るのがおすすめです。

もし、数日に分けて巡ることが可能であれば、2日目は、前回の記事で最後にご紹介しました「佐田沈下橋」からスタートするのがおすすめです。
「佐田沈下橋」から今回ご紹介する「上岡沈下橋」まで、このページにある紹介順に回れば、沈下橋巡りを無駄なく四万十川沿いに順番に見て行けます。

三里沈下橋


「三里(みさと)沈下橋」、もしくは、「深木沈下橋」と通称で呼ばれているこの橋の正式名称は、「三里橋」。昭和38(1963)年に架設された、全長145.8m、幅が3.3mの沈下橋です。普通車であれば通行できます。

観光客に大人気の「佐田沈下橋」と「勝間沈下橋」の間にある穴場スポットとなっているので、人混みを避けてゆっくりくつろぎたい方におすすめです。
下流側に広めの河原もあります。
夕陽の時刻に絶景が登場しますので、時間を調整して訪れるとよいですよ。

三里沈下橋へのアクセス方法

「佐田沈下橋」から県道340号を上流方向へ車で10分ほどです。専用駐車場はありませんが、橋へ続く坂の手前の右側に数台分ほど停められるスペースがあります。

三里沈下橋の基本情報

住所:高知県四万十市三里

高瀬沈下橋


四万十川で3番目に長い沈下橋の「高瀬沈下橋」の全長は232.3m、幅は3.4mあります。昭和48(1973)年に架設されたこの橋は、脚が鋼の管で製作されているので丈夫。車も通行できます。
この橋の中間あたりには対向車とすれ違えるように道幅が少し広くなったスペースが設けられています。対向車が来たら、このスペースの端側で待ち、すれ違ってから進みます。

川幅が広く流れがゆったりしており、観光客もあまり来ないので、のんびりくつろぎたい方にもおすすめ。橋の下には河原もあります。
この橋の河原周辺では、5月下旬~6月上旬の初夏にゲンジボタルの観賞も楽しめます。水が綺麗な四万十川ならではですね。
また、夏場は、河原でキャンプを楽しむ人でも賑わいます。

出典:よさこいねっと

高瀬沈下橋へのアクセス方法

「三里沈下橋」から県道340号線を上流方向へ車で走り、「宇和島」の表示のある所を左折し、国道441号へ入ります。少し走ると、「高瀬沈下橋」と看板があります。ここまでの所要時間は車で5分ほどです。

その看板の矢印の向こうにある道路脇に数台分の駐車スペースがあります。
この看板を見落とすと道幅が狭い「高瀬沈下橋」を車で渡ることになりますので、この点には注意が必要です。

高瀬沈下橋の基本情報

住所:高知県四万十市田出ノ川

勝間沈下橋


「鵜ノ江(うのえ)沈下橋」という別名もある「勝間沈下橋」は、釣りバカ日誌のロケ地になったことでも有名な観光客にも高い人気がある橋の1つです。
昭和34(1959)年に架設され、全長171.4m、幅4.4mあるこの橋は、車での通行も可能となっています。

この橋のチャームポイントは、鋼管製の3本脚の橋脚。
四万十川本流にある沈下橋のうち鋼管製の橋脚が採用されているのは5本の橋のみなのですが、鋼管製の3本脚の橋脚はココだけ!
しっかり橋脚も観てくださいね。

橋のたもとは広い河原となっていますので、初夏のホタル鑑賞、夏場のキャンプでも人気のスポット。また、広大な河原の広さがあることから、車ごと河原へ乗り入れてカヌーを積み下ろし、ココから出発してカヌーを楽しんでいる人々の光景もよく見かけます。

出典:よさこいネット

勝間沈下橋へのアクセス方法

「高瀬沈下橋」から国道441号線を上流方向へ車で5分ほど走った場所にあります。勝間沈下橋のすぐ手前にある道路の左側に、大きめの専用駐車場があり、そばにトイレもあります。

勝間沈下橋の基本情報

住所:高知県四万十市勝間

口屋内沈下橋

出典:四万十市役所

「口屋内(くちやない)沈下橋」の愛称で親しまれているこの橋の正式名称は「屋内大橋」。口屋内の集落に架かるこの沈下橋は、支流の中で1番高い透明度を誇る秘境の黒尊川との合流地点に位置しています。

通常、集落に架かる沈下橋は、別の集落との間を繋ぐことがほとんどですが、この沈下橋は、川を挟んだ口屋内の集落の野加辺地区と本村地区を繋いでいるこの集落には欠かせない橋となっています。このような理由もあり、この沈下橋は、正式名ではなく、この集落名が入った「口屋内沈下橋」と親しみを持って呼ばれており、正式名称で呼ばれることはほとんどなくなっていったとのことです。

出典:よさこいネット

この橋のチャームポイントは、何といっても、丸みを帯びた美しい曲線の独自デザイン。沈下橋の中でも非常に珍しいオシャレ系デザインとなっており、美しい沈下橋と言えば真っ先に名が上がる沈下橋の1つです。

後述する「上岡の沈下橋(向山橋)」は、この沈下橋の様に丸みのある曲線系デザインの数少ない珍しい沈下橋なのですが、この橋を参考にデザインされたことでも有名です。2つの橋はまさに兄弟や姉妹のような関係。
ぜひ、両方の橋を見比べてみてください。

昭和30(1955)年に架設された口屋内沈下橋は、全長241.3m、幅4.05mありますが、車両の通行はできません。
黒尊川の渓谷沿いでは、美しい紅葉を楽しむことができ、例年の見頃は11月上旬~11月下旬頃です。

出典:よさこいネット

口屋内沈下橋へのアクセス方法

「勝間沈下橋」から国道441号線を上流方向へ車で10分弱、走行した場所にあります。口屋内沈下橋の手前あたりには、小ぶりなサイズの駐車場に加えて、トイレもあります。
その駐車場から口屋内沈下橋までは、徒歩で2分ほどで、「民宿せんば」の目の前にある坂道を降りると到着です。

口屋内沈下橋の基本情報

住所:高知県四万十市西土佐口屋内

岩間沈下橋


「岩間沈下橋」は、様々なメディアでも度々、登場するトップクラスで有名な沈下橋の1つ。観光客で常に賑わっています。
昭和41年(1966)に架設されたこの橋は、全長120m、幅3.5mあり、車も通行可能です。

この橋の手前には、小さな道の駅の様なスポットの「岩間四万十茶屋」があり、地元集落の人々が持ち寄った新鮮な野菜や果物、お魚、お花、美味しい加工食品などが直売されています。
このお店がある高台からも岩間沈下橋の絶景を楽しめ、人気のフォトスポットにもなっています。

岩間沈下橋へのアクセス方法

「口屋内沈下橋」から国道441号線を上流方向へ車で15分弱走りますと「岩間沈下橋」に到着します。15台ほど駐車可能な専用駐車場があり、トイレもあります。
また、上述の「岩間四万十茶屋」にも駐車場があります。

岩間沈下橋の基本情報

住所:高知県高知西土佐岩間

長生沈下橋

出典:四万十市役所

長生(ながおい)集落を結んでいるこの沈下橋は、昭和35年に架設され、全長120m、幅3.3mあり、普通車の通行も可能となっています。

この橋の周囲には広い河原もあり、夏はキャンプやカヌー、川遊びなどで、地元の人々でにぎわうスポットです。最近は、これを目当てにした観光客も夏場に多く訪れているようです。

川の水の透明度も高く、通常は穏やかな流れなので、川面は鏡面となり幻想的な世界を生み出しています。

長生沈下橋へのアクセス方法

「岩間沈下橋」からか国道441号線を上流方向へ進み、「高知/四万十町」の表示看板のある地点で右折します。そのまま国道381号線を進むと二股の道があり、「駐車場」の看板が出ている右側に入ります。
駐車場へはその指示に従いながら、「長生沈下橋」を渡ることになります。渡りきると山がある側の道路沿いに出ます。すぐの所に数台分の車の駐車が可能な専用駐車場があります。「岩間沈下橋」から「長生沈下橋」までの所要時間は、車で12分ほどです。

長生沈下橋の基本情報

住所:高知県四万十市西土佐長生

中半家沈下橋

出典:四万十川保全機構

昭和51(1976)年に架設された「中半家(なかはげ)沈下橋」の正式名称は「中半家橋」。全長125.9m、幅4.3mありますが、現在は車両が入れないようになっている歩行者専用の沈下橋です。
のんびり沈下橋の上で過ごしたい方にもおすすめです。

この沈下橋は、観光客がほとんどいない穴場ですが、フォトグラファーには隠れた人気があるスポットの1つとなっています。
それは、この沈下橋に加えて、近くで平行するようにあるこの沈下橋の代わりに作られた沈まない現代版の橋「半家大橋」と、JRの鉄橋とを合わせて3つの橋を1度に見ることができる珍しいスポットとなっているからです。
また、「半家大橋」から眺めるこの沈下橋を含めた景色も美しいです。

中半家沈下橋へのアクセス方法

「長生沈下橋」から国道381号線を上流側に向かって車でわずか3分ほどで「中半家沈下橋」へ到着です。駐車場はありませんが、道路脇に車を停められる広いスペースがあります。

中半家沈下橋の基本情報

住所: 高知県四万十市西土佐半家

半家沈下橋

出典:四万十市役所

昭和35(1960)年に架設された「半家(はげ)沈下橋」の正式名称は、「半家橋」。全長124.5m、幅3.3mあり、普通車の通行もできます。観光客が普段は滅多に来ないので超穴場の沈下橋です。この沈下橋は、四万十川ウルトラマラソンのコースにもなっています。

見どころは、上流の方向にある沈下橋の代わりに架けられた現代版の沈まない橋とこの沈下橋の両方を一度に眺められる点。前述の中半家沈下橋を訪れる方は、セットで訪れるフォトスポットとなっているようです。
この沈下橋から眺める、中半家沈下橋も素晴らしいです。

河原と、岩が露出している岸の間に流れるこの川は急流となっており、せせらぎの音やダイナミックな白い水しぶきもこの沈下橋の上から味わえます。

半家沈下橋へのアクセス方法

「中半家沈下橋」から国道381号線を上流側に向かって車で12分ほど行ったところに「半家沈下橋」があります。駐車場はありませんが、橋の手前のあたりに車を停めるられるスペースが少しあります。

半家沈下橋の基本情報

住所:高知県四万十市西土佐半家2040

第一三島沈下橋&第ニ三島沈下橋

出典:2016奥四万十博推進協議会

「第一三島沈下橋」と「第二三島沈下橋」は、四万十川にある中洲の中でも最大の中州「三島」に架かる2つの沈下橋です。

「第一三島沈下橋」は、国道381号線と三島の間に架かっています。
この橋は昭和41(1966)年に架設され、全長77m、幅3.3mあり、車両の通行もできます。

この橋の近くにはJR予土線の鉄橋があるので、タイミングよく電車が鉄橋を通過している際に2つの橋を一緒におさめた写真が鉄道ファンの中でも大人気。
鉄道ファンを中心にフォトスポットとしても人気がある橋です。

出典:四万十観光協会

「第二三島沈下橋」は、轟(とどろ)集落と三島の間に架かっています。
この橋は昭和42(1967)年に架設され、全長55m、幅3.3mあり、車両の通行もできます。

現在はこの橋の近くに現代版の沈まない橋「とどろはし」が架かってるので、地元の人もあまり使っていなく超穴場となっている沈下橋です。この橋の一部にはコケも生えていて趣のある良い味を出してます。

第一三島沈下橋&第ニ三島沈下橋へのアクセス方法

「中半家沈下橋」から「第一三島沈下橋」までは、国道381号線を上流側に向かって車で20分弱です。
専用の駐車場はありませんので、第一三島沈下橋のたもとに駐車するとよいでしょう。
第一三島沈下橋から第二三島沈下橋までは、徒歩で行けます。第二三島沈下橋は、第一三島沈下橋を渡った先にある「とどろはし」の斜め下です。

第一三島沈下橋の基本情報

住所:高知県高岡郡四万十町昭和

上岡沈下橋

通称「上岡沈下橋」の名で知られているこの橋の正式名称は「向山(むかいやま)橋」。昭和38年に架設され、全長60m、幅3.7mあります。この沈下橋は、上岡集落の本村と対岸にある向山を結んでいます。

この橋は、前述の「口屋内沈下橋」を参考に作られたもので、この橋同様、沈下橋には珍しい曲線美の独自フォルムをしている点が最大の見どころ。
この付近の川は急流となっていることから、水の抵抗を減らす機能面も兼ね備えている美しい曲線の優れたデザインとなっています。

上岡沈下橋へのアクセス方法

「第一三島沈下橋」から「上岡沈下橋」までは、国道381号線を上流側に向かって車で20分弱で到着します。道の脇に駐車できるスペースがあります。

上岡沈下橋の基本情報

住所:高知県高岡郡四万十町上岡

老朽化や相次ぐ災害で補修や修復が必要な沈下橋たち

出典:よさこいネット

四万十川に架かるどの沈下橋も老朽化が進んでおり、補修や修復が必要な沈下橋は少なくありません。
中でも、今回ご紹介した「岩間沈下橋」、「三里沈下橋」、「勝間沈下橋」、「口屋内沈下橋」は、現在修復中、もしくは、修復準備中とのことで、一部の橋は通行止めになっています。

文化遺産にもなっている貴重な橋であることから、沈下橋の修復には多大な費用がかかり、作業自体も簡単にはいかないそうです。まだ記憶に新しい2017年11月に起きた「岩間沈下橋」の橋板の一部の沈降。修復するだけでも約2億円が必要とのことで、上記4本の橋の完全な修復となると、合計10億円以上がかかるであろうとのこと。

国の補助金を合わせても足りないので、寄付、クラウドファンディング、ふるさと納税、地元の商工会議所などによるチャリティグッズによる義援金集めなど、早急な修復に必要なお金を集めるために現在も様々な取り組みが行われています。


中でもまだ復旧の目途が立たない、観光客にも人気の「岩間沈下橋」においては、今回の記事でもご紹介した、この橋の手前にある「岩間四万十茶屋」でも、この橋の修復の義援金を集めるチャリティグッズの販売も行われています。
観光で通りかかった方は、是非、立ち寄ってみてください。

長い間、様々なものを結び続けている沈下橋たち。橋としての機能を果たしながら、絶景も絶え間なく生み出し続けてくれているので、観光でも人気もの。その絶景の美しさは、人々を癒してくれるほどのパワーもあり、どれだけ多くの人々が、これまで様々な恩恵を受けたことか。

老朽化して弱ってきていたり、大怪我して治療を待つ沈下橋たちを色々な方法で助けることができるはずです。
無理のない範囲で何かできることを私たち皆が協力することで、それは大きな力となり、修復が必要な沈下橋の復旧が1日でも早く実現できるようになります。

それにより、長い間全面通行止めとなって、迂回をする生活を強いられている多くの地元の人々も救うことができます。
そして、後世へも沈下橋がかかる四万十川の絶景をこの世の宝の1つとして残すこともできます。

書いた人

猫と旅が大好きな、音楽家、創作家、渡り鳥、遊牧民。7年前、ノラの子猫に出会い、人生初、猫のいる生活がスタート。以来、自分の人生価値観が大きく変わる。愛猫を連れ、車旅を楽しむも、天才的な方向音痴っぷりを毎度発揮。愛猫のテレパシーと自分の直感だけを頼りに今日も前へ進む。