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2021.07.04

クイズ!「陀羅尼助」なんて読む?お坊さんも目覚める、苦~い薬!

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お腹の強い味方、陀羅尼助! 陀羅尼助は、腹痛時の頓服や健胃整腸剤として古くから愛されている薬です。

ですが、一体何と読む、どんなものなのでしょう?

正解は、「だらにすけ」!

陀羅尼助は「だらにすけ」と読みます。キハダの生皮やセンブリの根などを煮つめて乾燥させた黒色の固形薬で、腹痛時の頓服や健胃整腸剤として今も使われています。

まっ黒くて苦いやつですね!写真では見たことがあるけれど…

奈良県の吉野から日本全国に広まっていったもので、現在でも吉野の洞川(どろがわ)で作られたものがとても有名。吉野のお土産としても知られています。

良薬は口に苦し……

でも、どうして「陀羅尼助」という名前がつけられたのでしょう?

実は、お坊さんが「陀羅尼(だらに)」というとても難解で長いお経を唱えるとき、これを口に含んで、その苦味で眠気を覚ましたからなのだとか。苦いことで有名なセンブリなどが入っているからかもしれませんが、目が覚めるほどの強烈な味、逆にちょっと興味が湧いてきませんか?

お坊さん御用達の◯◯打破!効能より苦味の方にフォーカスしたネーミングがされてしまうとは。

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アイキャッチ画像:葛飾北斎『諸國瀧廻 和州吉野義経馬洗滝』メトロポリタン美術館より

参考文献:
・『日本国語大辞典』小学館
・『デジタル大辞泉』小学館
・『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館

書いた人

人生の総ては必然と信じる不動明王ファン。経歴に節操がなさすぎて不思議がられることがよくあるが、一期は夢よ、ただ狂へ。熱しやすく冷めにくく、息切れするよ、と周囲が呆れるような劫火の情熱を平気で10年単位で保てる高性能魔法瓶。日本刀剣は永遠の恋人。愛ハムスターに日々齧られるのが本業。

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平成元年生まれ。コピーライターとして10年勤めるも、ひょんなことからイスラエル在住に。好物の茗荷と長ネギが食べられずに悶絶する日々を送っています。好きなものは妖怪と盆踊りと飲酒。