Culture
2021.09.18

クイズ!秋のお彼岸に食べるのは「おはぎ」と「ぼたもち」どっちか知ってる?

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「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますね。
お彼岸は毎年2回、春と秋にあります。

秋彼岸は、秋分の日を中心にして、前後3日を含めた合計7日間を指しています。

この時期に行事菓子として、スーパーやコンビニの店頭に並ぶ和菓子といえば…….。

そう、答えは、おはぎ!

おばあちゃんが作ってくれたおはぎ、美味しかったなぁ…

おはぎとぼたもち、どう違うの?

名前を巡って、どう違うの?と、よく話題になるのが、おはぎとぼたもちです。
私も正直言って、あやふやな理解をしていました。こしあんがぼたもちで、粒あんがおはぎ? な~んて!

結論から言うと、この二つの和菓子は同じ物です。(身も蓋もない!)

えっ!そんな…!ぼたもちって食べたことないな〜なんて思ってました。

春彼岸にお供えするのがぼたもち、秋彼岸にお供えするのがおはぎと呼ばれます。
春の牡丹に見立てて、牡丹餅、秋の萩に見立ててお萩の漢字が当てられています。

小豆は秋に収穫されるので、素材の美味しさを味わおうと、昔はおはぎを粒あんにすることが多かったようです。

秋分の日は、毎年変わるって?

秋分の日は、「祖先をうやまい、亡くなった人をしのぶ」国民の祝日です。
元々は、歴代の天皇・皇后、皇族の方々を祀る「秋季皇霊祭」を行う祝日があったことから制定されました。

2021年の秋分の日は、9月23日(木曜)ですが、毎年変わるってご存知ですか?
実は、秋分の日が決まるのは前の年なのです。  

天文学上では、太陽が秋分点を通過した瞬間を「秋分」といい、その瞬間を含む日を「秋分の日」と呼びます。この日は太陽が真東から昇り、真西へ沈みます。
「秋分の日」を境に昼は短く、夜は長くなっていく訳ですね。

毎年2月1日に、国立天文台が作成する「暦象年表」という小冊子に基づき、閣議で翌年の秋分の日が決定されます。

だから、9月23日頃というファジーな祝日になっているのです。なんかそういうのも、悪くないですね。

最近はわざと連休にする風潮もありますが、天候にそってお休みを設けるのも素敵ですね!

参考文献:『事典和菓子の世界 増補改訂版』中山圭子著 岩波書店発行  『日本文化いろは事典』汐文社発行

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幼い頃より舞台芸術に親しみながら育つ。一時勘違いして舞台女優を目指すが、挫折。育児雑誌や外国人向け雑誌、古民家保存雑誌などに参加。能、狂言、文楽、歌舞伎、上方落語をこよなく愛す。十五代目片岡仁左衛門ラブ。ずっと浮世離れしていると言われ続けていて、多分一生直らないと諦めている。

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平成元年生まれ。コピーライターとして10年勤めるも、ひょんなことからイスラエル在住に。好物の茗荷と長ネギが食べられずに悶絶する日々を送っています。好きなものは妖怪と盆踊りと飲酒。