Culture
2020.01.27

「スケジュール管理はスマホ派」に届けっ!手帳は心のバロメーターだった

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オリンピック観戦、家族の誕生日、友人の結婚式……。新しい手帳に予定を書き込むとワクワクしますよね。2020年がスタートしましたが、文房具屋さんにはまだまだスケジュール帳がずらりと並んでいます。

「今年こそは、手帳をつける!」と購入しても、3月ごろには燃え尽きてしまう手帳初心者・きむら。手帳にこだわりを持つライターのみなさんに、その魅力を教えていただきました! スケジュール管理はスマホ・アプリ派のみなさんも、手帳の見方が変わるかも?

手帳の魅力教えてください!

今回、きむらに手帳の魅力を教えてくださったのは、和樂webライターのほしろみさん、あきみずさん、つばらさんの3名。実際に使っている手帳を持って集まってくださりました!

左から
ほしろみさん:ほっこりするイラストで日本文化の魅力を発信。祭り、歌舞伎、旅、特にお酒が大好き。
あきみずさん:ヴァイオリン講師、刀剣研磨弟子修業…と謎に包まれた経歴を持つ。不動明王が大好き。
つばらさん:図書館で30年間司書を務める。元号が変わるのを機にフリーに。歌舞伎鑑賞が大好き。

どんな手帳を使っていますか?

― まずは、みなさんがどんな手帳を使っているか知りたいです!

つばら:私は2冊持ちです。こちらのシステム手帳がプライベート用。10〜20年くらい愛用していて2代目です。わたしが社会人になった頃がちょうどシステム手帳のブームだったこともあって、使い始めました。

つばら:もう1冊は仕事用ということでB6サイズの手帳を使っています。図書館の仕事をしているときから、10年間くらいこのサイズを使っているかな。あとは、手帳だけだといつも書ききれないので、サブノートも大きさをそろえて持っています。

― その3点セット(手帳2冊とノート)はいつも持ち歩いているんですか?

つばら:仕事のときはだいたい持ち歩いています。プライベートのときはこっち(プライベート用手帳だけ)で、それでも厚くていやだってときは、ポイントカードとか全部引き抜いて必要なものだけにして薄くしています。

― あきみずさんはどうですか?

あきみず:わたしは100円均一派です!

― いろいろなものを使って「100円均一」にたどり着いたのですか?

あきみず:いえ、あっても1日にふたつくらいしか予定をいれないので、シンプルなつくりの100円均一で十分だろうと思って使っています。

― シンプルイズザベスト! ですね。メモなどはあまり書き込まないですか?

あきみず:スケジュールは手帳で完結させていて、アイデアとかメモはスマホのアプリを使って記録しています。これでだいたい用は足りるかな。

― なるほど、二刀流なのですね。さて、どっさりと手帳を持ってきてくださったほしろみさん……これは全部使っているのですか??

ほしろみ:私もつばらさんと同じ感じで、仕事とプライベート用で分けています。使っているのは、webサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』のオリジナル商品「ほぼ日手帳」。コンパクトな週間タイプの方は持ち歩き用で、1日1ページあるA5サイズはプライベート用として自宅に置いています。

手帳にこだわりはありますか?

つばら:個人的なこだわりとしては、表紙は絶対に赤。

― たしかに全部赤! 赤はつばらさんカラーなんですね。

つばら:あとは、とりあえず月間…マンスリーが必ずあるということ、ウィークリーは時間軸が縦になっているものを使っています。以前の職場だと土日出勤があったので、とにかく土日のスペースが広いものっていうのが譲れない条件ですね。あとはメモ欄が多いということかな。

あきみず:100円均一なので色気もなにもないんですけど、こだわりというと、1週間でボックスになっているのが使いやすいなぁと感じています。できれば後ろのほうにメモページがちょろっとあるとうれしいですね。

ほしろみ:わたしは基本的に「ほぼ日手帳」のこのサイズ(A6 カズン)を6年くらい使っていたんですけど、首を痛めてしまったので重いものは持ち歩きが辛くて…。それからこれのミニサイズにあたる「weeks」を使い始めました。タイムスケジュールやメモも書けるので外に出てるときはこれが便利ですね。

スマホ管理に乗り換えようと思ったことは?

― アイデア・メモなどはアプリで管理しているあきみずさんは、スケジュール管理をスマホでしようと考えたことはありますか?

あきみず:ないです。なぜかというと…作家さんも最終的に原稿をチェックするときは紙ベースで確認する人が多いと聞いたことがあって、やっぱり紙のほうが予定を把握しやすいのかなって。

つばら:一覧性はありますよね、パッと見でわかりやすい。

あきみず:自宅にスケジュールカレンダーもあるんですけど、パッと見た瞬間に時間というか週の感覚をつかめるのが、紙ベースなのかなぁ〜という気がします。

― つばらさんはどうですか??

つばら:これから先どうなるかわからないですが、現在のところは紙がいいかなぁと。アプリだと目が疲れるし、他のことも「ながら」でできちゃうからなんとなく集中できないですよね。まぁ手帳見てても結局忘れることもあるんだけど…。日付は合ってるけど、時間は間違えていたとか。

ほしろみ:ありますあります!

つばら:自分の思い込みで違う時間を書いてて、ちゃんと予定は入っているんだけど30分遅刻しちゃったり。

ほしろみ:逆もありますよね。

つばら:あれ? なんで誰もいないの?って。

ほしろみ:わたしも1時間くらい早く行っちゃったことあります。

― ほしろみさんもスマホに乗り換えようと考えたことはないのですね!

ほしろみ:いえ、実はアプリも使っているんです。すご〜く忘れっぽいので…。Googleカレンダーもヘビーユーザーです。

― なんと……! 手帳もスマホアプリもどちらも駆使されていたとは。

手帳の魅力は「達成感」と「心の余裕」

― この座談会を開催するにあたって「バレットジャーナル」というものを知りました。自分の好きなノートにスケジュールややりたい事などを自由に書き込んでいく形式なんですよね。

バレットジャーナルとは
ニューヨーク在住のライダー・キャロル氏が発案したノート術。タスクやスケジュールなどをノートに箇条書きしていく。ルールはなくカスタマイズ性の高さが特徴。

つばら:私は、お正月に今年やりたいことなんかをばーっと手帳に箇条書きしておきます。本当に簡単なことでもよくて、何かを買うとか、新しいメガネつくるとか。とにかく書き出しておいて、やったらチェックしていく。

あきみず:それすごく達成感ありますね。スマホで管理していると全部消していっちゃうので、達成感がないかもしれない。

― なるほど、達成感! 私のようにスマホでスケジュール管理している人が、どうしたら手帳を使いたくなるかな? と考えていたのですが、「達成感」はひとつ、理由になりそうですね。

つばら:タスク系は付箋に書いて貼っておいて、できなかった分は次の週のところに張り直す…なんてこともしていますね。

ほしろみ:それちょっと真似してみたいですね! できなかったら次の週、次の週って。すごい悲しいことになっていきそう(笑)

あきみず:わたしは横線で打ち消して、打ち消して…って書いてました(笑)

手帳は毎日開くもの?

― タスクやToDoも書き込むとなると、毎日手帳をチェックする必要がありそうですね…。ところで、みなさんは毎日手帳を開いていますか?

ほしろみ:仕事のときは見ています。毎朝、かな。大きいほうの手帳は、夜1回見て、書いて。会社行って今日なんだっけってweeksのほうを見る…

― 決まったルーティンがあるわけではないですか?

ほしろみ:飲みに行って、お酒のかわいいラベルがあったとき、貼りたい〜と思って初めて手帳を開くときもあるし…ん〜いろいろですね。

ほしろみさんの手帳にはかわいいビールのイラストがたくさん!

つばら:見るときもあるし見ないときもある。タスクが完了したときとか、なにかの区切りのときは終わったというマークをつけるために開くこともあるし、家にずっといて見ないときもあります。

あきみず:スケジュールを決めて入れるとき以外、あまり見ないです。部屋にカレンダーがあって、同じ内容を書いたものをかけているので、そこを見て何をやるかな〜って。なので新しくスケジュールが決まるとき以外は手帳は見ないですね。

日記としての役割も!

ほしろみ:私は手帳を日記としても使っているので、本当は毎日開いてその日あったことを書き込みたいなぁとは思っています。適当なことでもメモしておくと、後からこんなこともあったな〜って振り返ることができるので。

あきみず:そのへん、私は全部デジタルで管理しています。ほぼ100パーセントアプリです。

― みなさん、使いどころが違うのですね!

ほしろみ:色々使ってます。消しゴムハンコの試し捺しにも使ったり… イラストの案も手帳に描いたり。

― かわいい〜!

ほしろみ:最近はもうビール日記みたいになっていますが(笑)でも毎日はなかなか書けないんですよね。余裕のあるときだけ。調子がいいときは毎日書くんですよ。本当に調子による。

つばら:心のバロメーターみたいですね

あきみず:「毎日手帳を開く」ということも、モチベーションというか、達成感につながりそうですね。

ほしろみ:そのあたりが「ほぼ日手帳」って網羅されてるんですよ! 月にやらなくちゃいけないことを書くところがあったり、毎日違う言葉が書いてあってあったり。自分が何か書くつもりなくても、今日はどんな言葉あるかな? って開くことはあります。これがほぼ日以外を使えなくなる理由になってるかも。

― なるほど。毎日夜に手帳を書く時間をつくったり、毎朝手帳を眺める時間をつくるって、心に余裕がないとできないですよね。2020年は、手帳を生活にとりいれて、心に余裕のある生活を送りたい……。

自分好みを選ぶべしっ!

― 手帳を使ってみたい気持ちになりました! が、どう選んだらよいでしょうか…?

つばら:まずは自分の好きな色で選ぶのはどうですか。持ち歩くものだから、やっぱり好みの色がいいですよね。

ほしろみ:逆にちょっと良い手帳を買って、「書かなくちゃ!」とモチベーションをあげるのもありですよね。

あきみず:使いやすい、使いにくいは、書き始めてみないとわからないですからね!

つばら:シールとかマスキングテープとか、周辺アイテムも一緒に買っておくと楽しいですよ。

― まずはかたちから…! 見た目が自分好みのものを選んで、手帳ライフに臨んでみようと思います。みなさん、本日はありがとうございました!

書いた人

1994年生まれのさそり座の女。地元・北千住を愛す。大学在学中、和樂編集部で3年間アルバイトをする。就活に挫折していたところ、編集長に捕獲される。好きになるものの偏りが激しいことが悩み。最近心に響いたコトバは「お酒は嗜好品ではなく必需品」。アルコールは正義だと思っている