伝統の技を用いた繊細な刺しゅう、丹念に編まれたレザーなど名門ブランドのバッグから、極上の「サヴォワフェール（匠の技）」に注目して逸品を厳選。その奥深い魅力に迫ります。
隅々まで息づく匠の技に目を瞠る！ 「手仕事バッグ」シリーズ一覧はこちら。
およそ250ものパーツを用いた上質フォルムとストライプを描くスパンコールの匠の技
煌めくスパンコールで表現した、手描きのラインを思わせる大胆なストライプに魅了される『カプシーヌ MINI』。バッグの内側に入るようデザインされたフラップは、こちらも艶めくスパンコールでレオパード模様に…。このバッグを使うたび気持ちが高揚するのは、こんな創造性豊かな輝きはもちろん、つくりが細部まで綺麗だから。『カプシーヌ』のひとつのバッグをつくり上げるのに用いるパーツは約250。仕上げのサイドステッチに加え、内側のスナップフックや開閉タブも手縫い…と、レザー職人の卓越した手仕事が随所に施されたバッグは美しくそしてタフ。後ろ姿も、4つの鋲（びょう）が配された底面も端正、と見えないところまで丁寧につくられたバッグです。
撮影／生田昌士（hannah） スタイリスト／小倉真希 構成／川村有布子、古里典子（本誌）
※本記事は『和樂』2024年4,5月号の転載です。
※価格は2024年3月1日時点のものです。
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