2017年9月4日(月)、丸の内・オアゾ内で「国宝応援プロジェクト発足式」が行なわれました。
国宝応援プロジェクトとは、「国宝は、国の宝であり、私たち国民の宝」であることを再確認すべきと考え、国宝の素晴らしさを、様々な企業がそれぞれの分野で、広く世の中にお伝えていくプロジェクトです。
国宝イヤーにふさわしい
今年2017年は、「国宝」という言葉が生まれて120周年。そんな、国宝イヤーと呼ぶにふさわしい年に、国宝の素晴らしさ、面白さ、そして奥深さをもっと知っていただきたいという思いから、応援団が結成されたのです。
今回登壇したのは、明治学院大学教授の山下裕二さんから、ウィークリーブック「ニッポンの国宝100」の発行者である小学館出版局、東海旅客鉄道株式会社、日清食品株式会社、日本出版販売株式会社。それぞれの代表者が、現在進めているプロジェクトを発表しました。
創刊号がいよいよ発売
発足式の翌日、9月5日(火)には、「ニッポンの国宝100」も発売。50週にわたり、2つずつ国宝を紹介していく、ウィクリーブックです。記念すべき創刊号は、阿修羅と風神雷神図。阿修羅の腕だけに目を向けた、これまでにない展開も見ることができます。驚くべきはその分厚さ。小学館出版局のチーフプロデューサー清水は、「実際に国宝を見に行っていただきたいという思いが、本を厚くさせました」と語りました。
国宝と日清食品がコラボレーション!?
たくさんのプロジェクトの中でも、1番会場をざわつかせていたのが、日清食品の「縄文Doki★Dokiプロジェクト」。
当時の食生活を豊かに変えた「縄文土器」と、世界初の、容器に入ったインスタントラーメンで、人々の食文化に変化を与えた「カップヌードル」。
この2つをコラボさせた商品の開発を、和樂と日清食品で進めています。(詳細は発売中の和樂10・11月号219ページをご覧ください)
国宝応援大使はモデル・はな
大学時代に、美術史を専攻し仏像を愛するモデル・はなさんが、国宝応援大使に任命されました。国宝の魅力について、「作家の思いや技術とは別に、後世の私たちが作品の前に立った時に想像できる余白、そういった空気に包まれているのが国宝かなと思います」と熱く語りました。
この他にも、京都国立博物館で開催される「国宝」展に加え、「国宝新幹線」、「国宝検定」など、様々なイベントが次々に解禁されます。国宝応援団と共に、国宝の魅力を再発見しませんか?