桃山時代を代表する画家・狩野永徳(かのうえいとく)。山形県・米沢市上杉博物館では、永徳の傑作 国宝「洛中洛外図屏風 上杉本」を常時展示しています。
描かれているのは2500人! 黄金伝説は永徳のこの作品から
京都の洛中(市中)と洛外(郊外)の生活風俗が金雲の合間に見え隠れする、国宝「洛中洛外図屏風 上杉本」。織田信長が狩野永徳に描かせ、上杉謙信に贈ったものと伝わります。後に徳川家御用絵師という確固たる地位を得る永徳は、日本美術が“金の時代”へと突入するきっかけをこの作品で生み出しました。
狩野永徳「洛中洛外図屏風 上杉本」(右隻) 国宝 紙本金地着色 桃山時代・永禄8(1565)年 六曲一双 各160.4×365.2cm 米沢市上杉博物館
米沢市上杉博物館は、そんな国宝「洛中洛外図屏風 上杉本」を常設展示。館内では、タッチパネル画面や映像で、詳しい解説を見ることができます。
◆米沢市上杉博物館
住所 山形県米沢市丸の内1-2-1
公式サイト