Culture
2019.08.16

日焼け後のケアにもおすすめ!沖縄伝統ハーブ、月桃は美肌・抗菌・リラックス効果あり

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沖縄で古くから親しまれるハーブ、月桃とは?

沖縄に旅行に行ったことがある方は、目にしたことがあるかもしれない「月桃(ゲットウ)」の文字。亜熱帯地方で育つ、ショウガ科多年草の植物です。沖縄がまだ琉球と呼ばれていた頃から生薬として利用されてきました。

健康祈願をする沖縄の伝統行事「ムーチー」では、旧暦12月8日に月桃の葉でお餅「鬼餅(ムーチカーサー)」を包み、蒸して食べる習慣があります。月桃の葉は抗菌作用に優れているため、冬場も温かな沖縄でも、鬼餅には何週間もカビが生えないといわれています。

また、月桃の葉はポリフェノールを多く含んでいるため、葉を乾燥させてお茶として煮出せば、血液サラサラ効果が期待できます。月桃の実を焙煎すれば料理のスパイスにもなります。

月桃にはいくつか種類がありますが、製品に使用されるのは主にシマ月桃タイリン月桃の2種類。シマ月桃は古くから沖縄に自生する品種で、タイリン月桃は東南アジア地方から渡り、台湾を通じて沖縄にルーツするであろうと言われている品種です。

鬼餅

鬼餅を蒸した後の残り湯は、玄関や家の周りに撒き、家の中に邪気が入らないためのお清めとして使われる。

月桃と運命的な出会いを果たしたひとりの女性

このように多方面で活用される月桃のパワーに、東京に住むうすき友美さんが魅せられたのは1999年のこと。縁あって父親が沖縄から月桃の葉から採れた精油を譲り受け、市販のクリームなどに混ぜて家族や友人に配ったところ、手強い肌荒れに悩んでいた人から肌がキレイになったという声が相次ぐように。そこで月桃を使った化粧品の製造を引き受けることになりました。

そこからは開発者として、肌のこと、ワイルドクラフト(野生)の月桃が持つ効能について真摯にリサーチ。2002年にアロセラピースキンケアブランド〈MOONPEACH(ムーンピーチ)〉を立ち上げます。うすきさんは沖縄に足繁く通い、月桃をはじめ沖縄の文化と触れ合いを重ねていきました。現在では歴史民俗学者で、沖縄在住のパートナーと結婚し、さらに沖縄の深い魅力について学びながら地元の方にこそ月桃を生活に取り入れて欲しいと願いスキンケア講座も開催。

〈ムーンピーチ〉の創設者、うすき友美さん。

月桃でスキンケア〈ムーンピーチ〉の人気の秘密

〈ムーンピーチ〉は、月桃が持つ2つの大きなチカラに着目しています。1つめのチカラは、沖縄の人の生活に根付いてきた“浄化”。不要なものを外へ出す、体のデトックス作用をサポートします。2つめのチカラは、近年の研究で明らかになってきた“再生”。毛細血管の修復や細胞を保護など、肌の保湿や弾力維持をサポートします。

浄化と再生という月桃のチカラで体のめぐりを高め肌と対話するようにお手入れする。〈ムーンピーチ〉が提案するシンプルケアは、女性はもちろん性別年齢を問わず健康志向の人から支持を集めています。

月桃の花。

汗対策にも! ユニセックスで使える「月桃ノ葉蒸留水」

〈ムーンピーチ〉の中でも、月桃の良さを手軽に気持ち良く体感できるアイテムが「月桃ノ葉蒸留水」。月桃の葉や茎、花を蒸して水蒸気を当てて抽出される蒸留水は、植物のエネルギーともいえる油溶性、水溶性の成分すべてが溶け込んでいます。全身に使える保湿化粧水ルームフレグランスなど、マルチに使える香り高い水

優れた抗菌作用や鎮静作用があるので、汗のにおいが気になるワキや足のデオドラント、あるいは日焼け後のケア、洗濯後に部屋干しを避けられない時のにおい対策など、一度使うと手放せない便利さです。

そして夏を目前に、月桃ノ葉蒸留水を容量たっぷりの200 mLボトルで用意。シマ月桃とタイリン月桃、それぞれの蒸留水のミニサイズボトルが2本プラスされた限定セットで登場します。シマ月桃ノ葉の蒸留水は、夜のお風呂上がりやベッドに入る前など、気分を落ち着かせてリラックスさせくれる香りタイリン月桃ノ葉の蒸留水は、ショウガ科のイメージにふさわしいスカッとした清々しい香りで、朝の目覚めや外出前などリフレッシュしたい時にぴったり。

シマ月桃とタイリン月桃、それぞれの香りはまさに“陰と陽”な関係。ミニサイズ2本を旅行に携帯して使い分ければ、睡眠や目覚めのリズムを整えるのにも活躍してくれそうです。

「月桃ノ葉蒸留水 夏の限定セット2019」4,800円(税別)

月桃ノ葉蒸留水 商品情報

「月桃ノ葉蒸留水 夏の限定セット2019」4,800円(税別)
【セット内容】
・月桃ノ葉蒸留水200mL 1本(シマまたはタイリン)
・シマ月桃ノ葉蒸留水 30mL 1本
・タイリン月桃ノ葉蒸留水 30mL 1本。
【販売期間】
2019年6月3日〜8月31日
web:http://www.rethera.co.jp/

編集・写真(一部):島田零子