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Culture
2020.11.26

七五三で使った人はわかるかも!「筥迫」何て読むか知ってる?

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11月15日は七五三でしたね。筆者の娘も、無事最後の七五三(七歳)を終えることができました。

普段着慣れない子ども用の着物には、意外と色々な小物がついていることにびっくり。そのひとつが「筥迫」です。見慣れない漢字ですが、一体何と読むのでしょうか? 七五三を終えた方ならわかるかもしれません!

「筥迫」読み方の正解は?

筥迫は「はこせこ」と読みます。着物の胸元に入れる長方形の小物のことです。

この筥迫、一体どのような意味や歴史があるのでしょうか?

「筥迫」意味と歴史

筥迫のルーツは、江戸時代にさかのぼります。江戸時代の女性は、基本的に「バッグ」を持っていませんでした。化粧小物や財布などの荷物は、懐(ふところ)や帯の間に挟んで持ち運びます。

化粧道具など小さなものは、小型のケースに入れていました。それが「筥迫」の始まりと考えられています。

筥迫(江戸時代)所蔵:東京国立博物館 出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)

もともと筥迫は、ポーチやミニバッグのような役目をもっていたのですね。

三代歌川豊国「東都名所合 上野」 国立国会図書館デジタルコレクション

こちらは江戸時代の浮世絵に描かれた女性。胸元に筥迫が見えています。

装飾品として残った「筥迫」

明治時代に入ると、筥迫は実用的なものではなく、装飾品のひとつとなりました。現代でも、七五三や和装の花嫁衣装の必需品です。チラッと見せて使うため、デザインの美しいものが多いのが特徴。筆者の娘は「ポーチとして毎日使いたい」と、カワイイ筥迫をすごく気に入った様子でした!

筥迫に関しては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。興味をもった方は、ぜひチェックしてみてください!
女子のバッグの中身を拝見!便利なミニバッグ「筥迫」って知ってる?江戸のおしゃれガールの必需品だった!

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