Culture
2024.06.06

車内で禁断の情事も♡平安貴族の乗り物「牛車」何て読む?

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NHK大河ドラマ『光る君へ』でもたびたび登場する乗り物、牛車。文字通り牛が牽引する乗り物ですが、何と読むかわかりますか?

平安貴族の乗り物はこう読む!

答えは「ぎっしゃ」。牛車と書いて、ぎゅうしゃ、うしぐるまと読む場合もありますが、平安貴族の乗り物をあらわす際は「ぎっしゃ」と読みます。牛車にはいくつかのグレードがあり、どのグレードのものを使用できるかは身分によって異なりました。高貴な人がお忍びで出かける際は、特定を避けるためにあえてグレードの低い牛車に乗ることも!

牛車についてはこちらの記事で詳しく解説しています!
牛車とは?平安貴族のステイタスシンボルを詳しく解説!

一応密室なので……

御簾(みす)というすだれを下ろせば、周りの目を遮ることができた牛車。そこには男女が同乗することもありました。和泉式部という女性の日記には、車中での恋人との逢瀬を匂わせる記述も! その詳細はこちらの記事でどうぞ。

平安時代の女性・和泉式部が書いたスリリングな逢瀬

『車争図屏風』狩野山楽筆 colbaseより