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2019.08.20

CMで見たことあるあの景色もココにあった!人気急上昇中の山口県を観光ガイド

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海外から日本を訪れる人が増加する一方の昨今、地味ながら着実の人気を集めている県があります。
それは、本州の西の果てに位置し、九州・福岡県と橋や海底道路で結ばれている山口県です。

そこで、特に人気を集めているスポットの写真を改めて眺めてみたら、日本じゃないような絶景ばかり! また、海に囲まれた地形から、下関と萩には美味しいものがいっぱい!
そんな魅力的な観光スポットとグルメを大公開!
この夏の国内旅行は、山口県に決まりですね。

ここでしか見られない!山口県の絶景スポット

一生に一度は見ておきたい美しすぎる「角島大橋」


2000年の「レクサス」テレビCMで一躍有名になった、下関市の「角島(つのしま)大橋」。2015年には世界最大級の旅行口コミサイトが選んだ「日本の橋ランキング」で角島大橋が1位に輝き、今もなお多くの人々を魅了しています。周辺ではドライブからマリンアクティビティなどを楽しむことができます。
●山口県下関市豊北町神田~角島

干潮時だけ出現する神秘の砂州「キワ・ラ・ビーチ」


宇部市にある、遠浅で穏やかな「キワ・ラ・ビーチ」には、干潮時に幅2㎞、奥行き700mの日本最大級の砂洲が出現。歩いて渡ることができるほか、風のない日の潮溜まりでは1年を通して、鏡面のように周囲を映し込む、幻想的な写真を撮ることができます。
●山口県宇部市大字東岐波字鹿の前54-3

「きららビーチ焼野」の一生忘れられない夕陽


山陽小野田市の竜王山ふもとに広がる「きららビーチ焼野」の、フェニックスや地中海風のビーチハウスが立ち並ぶ様子は、まるで南欧のリゾート地のよう。ここから見る夕焼けは、日本の夕陽百選に選ばれていて、自然がつくりあげた荘厳な瞬間はまさにワン&オンリーの迫力です。
●山口県山陽小野田市小野田

日本最大級を誇る広大なカルスト台地「秋吉台」


秋吉台(あきよしだい)は1964年に特別天然記念物に指定された、美祢市の中・東部に広がる日本最大のカルスト台地。大自然の奇観はドライブやハイキングで楽しむことができ、ハイキングは3つのコースがあり、さわやかな空気と壮観な自然を同時に味わうことができます。
●山口県美祢市秋芳町

長い年月がつくりあげた神秘の地底洞窟「秋芳洞」


美祢(みね)市の秋吉台国定公園の、夏でもひんやりと肌をさすような冷気が漂う杉木立を通り抜けると、日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞(あきよしどう)」の入り口です。洞内の観光コースは約1km(総延長は10.7kmを越え国内第2位)、温度は四季を通じて17℃と定で、夏は涼しく冬は温かく、快適に観光できます。変化に富んだ不思議な自然の造形のかずかずは、まるで異境へと誘ってくれているかのようです。
●山口県美祢市秋芳町秋吉3506-2

コバルトブルーの湧水がきらめく「別府弁天池」


日本名水百選に選定され、晴れた日は水がキラキラと輝いて見える、美祢市の「別府弁天池」。毎分11トンの水が湧出する別府厳島神社の湧水池には、あたりを開墾したものの水不足に悩む長者が夢のお告げ通りに弁財天を勧請すると水が湧きだしたという伝説があります。毎年秋にはこの水に感謝の気持ちをこめて念仏踊りを奉納。不老長寿の水とも呼ばれ、財宝を授かるという言い伝えもあって、参拝者が途絶えません。
●山口県美祢市秋芳町別府水上

海外で話題沸騰!唯一無二の「元乃隅神社」


123基の鳥居がずらりと並ぶ、長門市の「元乃隅(もとのすみ)神社」。京都・伏見稲荷大社とは異なる、海に向かって赤い鳥居が並んだ神秘的な風景は海外からの旅行者がいち早く注目し、2015年にアメリカのテレビ局CNNが発表した「日本で最も美しい場所31」のひとつに選出されました。インスタ映えもばっちりのこの風景は一見の価値ありです!
●山口県長門市油谷津黄498

「やまぐちの夏」の激美味グルメ!

下関の高級ブランド「下関北浦特牛いか」


日本各地で食されているイカの中でも「イカの女王様」と称されるのがケンサキイカ。旬は夏から秋で、甘みが強く肉厚でコリコリとした食感は、刺し身はもちろん干物や塩焼き、煮物で極上の味が楽しめます。「下関北浦特牛(しものせきこっとい)いか」とは、豊北地域で水揚げされる「活イカ」と特牛市場に出荷される「鮮魚イカ」の中でも、漁獲日に水揚げされたAランクをさす最高級品です。

鯨の街・下関で味わう究極グルメ


戦前・戦後を通して下関は、南氷洋捕鯨の基地として栄え、鯨肉の流通と加工などの鯨産業が盛んでした。2019年7月1日に商業捕鯨が31年ぶりに再開されたことから、鯨グルメも復活。高タンパク低脂肪で、抗疲労効果のあるバレニンなどの成分が含んだ鯨を味わってみてはいかがでしょうか。

市場好きにはたまらない!下関「唐戸市場」


毎週末(金曜・土曜・日曜)と祝日は、下関・唐戸(からと)市場1階の海鮮屋台街が「活き活き馬関街(ばかんがい)」に変身。この上なく新鮮な食材を使ったにぎり寿司や「ふく刺し」、味噌汁、から揚げなどの美味が勢ぞろい!まるでお祭りのようなにぎわいです。

濃厚な甘さの希少品!萩の「赤ウニ」


萩市や北浦沿岸は、希少価値が高い赤ウニの産地。海藻を食べて育つ赤ウニ甘みが強く上品な味わいが特徴で、漁獲量が少ない希少品。旬は4月~10月で、他のウニとくらべるとやや小粒ながら、食通の間では最上級と評されるほど。今ならまだ間に合います!

ふっくら肉厚!萩の「瀬つきあじ」


「瀬つきあじ」とは萩沖の天然の瀬(岩礁帯)に棲み着いたマアジで、6月~8月が旬。良質なエサを食べているため脂がのっていて、漁場から水揚げされる港が近いことから鮮度も抜群!刺身や塩焼き、フライ、南蛮漬けなどがおすすめです。

水揚げ量日本一の高級魚「あまだい」


艶のある薄紅色が美しい日本海の逸品あまだい。京都で「ぐじ」と呼ばれる高級魚の水揚げ量は、山口県は日本一。特に萩では漁場が近いことから、刺し身をはじめとした新鮮な味覚が一年を通して味わうことができます。ほくほくした食感の塩焼きや松笠揚げなど、鮮度の高さを実感できるあまだい料理をぜひ一度!

山口県観光連盟 公式サイト

書いた人

通称TAKE-G(たけ爺)。福岡県飯塚市出身。東京で生活を始めて40年を過ぎても、いまだに心は飯塚市民。もともとファッション誌から始まったライター歴も30年を数え、「和樂」では15年超。日々の自炊が唯一の楽しみ(?)で、近所にできた小さな八百屋を溺愛中。だったが、すぐに無くなってしまい、現在やさぐれ中。