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Travel
2019.08.23

長野県茅野市で、建築家・藤森照信の奇想天外な茶室を旅する!

この記事を書いた人

その土地ならではの体験型旅行を企画し、好評を博している長野県茅野市の「ちの旅アクティビティ」。
諏訪大社上社や御射鹿池(みしゃかいけ)をディープに楽しむツアーから、包丁づくりや棒寒天づくりといったワークショップ、いなかホームステイといったさまざまなツアーのラインナップに2019年、噂の茶室の内部まで見学できる「フジモリ茶室プレミアムガイド」が加わりました。

「空飛ぶ泥舟」。はしごを上って内部を見学!

奇想天外なデザインの「フジモリ茶室」

長野県茅野市の出身で、東京都江戸東京博物館館長、東京大学名誉教授をつとめる建築家・藤森照信。
彼が自らの私有地に建てた3つのプライベートな茶室「空飛ぶ泥舟」「高過庵(たかすぎあん)」「低過庵(ひくすぎあん)」は、まるでジブリの世界のような奇想天外な外見です。そのユニークなデザインは、アメリカの雑誌「TIME」をはじめとした国内外のメディアで紹介され、世界の注目を集めています。

ですが、それらはあくまでもプライベートなものであるため、市民館が主催するイベントなどを除いて、内部に入ることはできませんでした。それが2019年、「ちの観光まちづくり推進機構」が特別に許可を得て、認定ガイド立ち会いの場合に限って内部見学ができるプログラムが実現しました!

見るからに楽しげな外観でいて、茶室としての意味合いを味わえる3つの茶室には、建築の魅力や無限の可能性が横溢。それをガイドとともに見学できて、手軽な「抹茶体験」もできるなんて、願ってもないこと!
写真映えするという点でも、この上ないツアーとなることは請け合いです。

ちの旅アクティビティ「フジモリ茶室プレミアムガイド」

真っ暗な「低過庵」

フジモリ茶室プレミアムガイド

実施期間:4月~11月(雨天中止)
申込締切:10日前
所要時間:約3時間

行程:
14時 ツアー開始。藤森照信の思想の原点、諏訪大社上社前宮でガイドを受けます
14時40分 前宮裏の古代の道をウォーキング
15時10分 藤森照信の最初の建築「神長官守矢史料館」を訪れガイドを受けます
16時 3つのフジモリ茶室を見学。内部でガイドを受けます
1.はしごを登って「空飛ぶ泥舟」の内部へ
2.はしごを登って「高過案」の内部へ
3.真っ暗な「低過庵」の内部へ。しばらく暗闇を体験してから屋根をオープン。空の明るさを感じます
16時30分 「低過庵」で地元のお茶屋さんの手ほどきでお茶を点てる「抹茶体験」
17時 ツアー終了

定員:8名(最少催行2名)
料金:1名7,500円(3名以上)、参加者が2名の場合は1名10,000円
※中学生未満の方は参加できません
料金に含まれるもの:ガイド料、保険料、抹茶体験料
アクセス:JR 茅野駅から車で5分
※実施日時を指定せず、予約が入った時点で催行の可否を確認し、催行可能の場合に契約が成立する、発生手配型のプログラムです。

冒険心を刺激する「高過庵」

問い合わせ先:ちの旅案内所

書いた人

昭和のころからファッション雑誌の編集に携わり、重ねたキャリアだけは相当なもの。長らく渋谷の隣駅(池尻大橋)近くに住んでいたが、諸事情により実家(福岡県飯塚市)に戻る。以後もライターの仕事に携わることができ、現在2拠点生活中。LCCの安さに毎回驚きながら、初めて住んでみた人形町・日本橋エリアでの生活が楽しくて仕方がない!