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Travel
2019.10.25

滞在スタイルが選べる「箱根 ゆとわ」の魅力を徹底レポート!温泉に読書に美術館も楽しめる

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2019年8月11日、新しい旅のスタイルを提案する「箱根 ゆとわ」が箱根・強羅エリアに誕生しました。箱根登山鉄道強羅駅から徒歩5分という便利な場所にあり、観光や美術館めぐりの拠点としてぴったり。もちろん自家源泉の温泉や、小田急グループならではのクオリティの高いお食事も楽しめます。便利な「ホテル棟」の他に、プライベート感を重視した「コンドミニアム棟」もあり、お好みの過ごし方で異なる部屋タイプが用意されています。ちょっとした週末旅行に活躍してくれそうな、居心地のいい和モダンホテルをご紹介します。

滞在を豊かにするパブリックスペース

「箱根 ゆとわ」は、「あなた(you)」と「輪」を…という想いから生まれたそうで、時間や体験を仲間や家族、旅人同士で共有できるパブリックスペースが充実したホテルです。館内には「ライブラリーラウンジ」や「ゲームラウンジ」、焚き火炉や自家源泉を使用した足湯のある「ナカニワ」など、日中の観光時間だけではなく、ホテルでの時間も楽しめる空間が魅力です。

画像提供:箱根 ゆとわ

選べる滞在スタイル 「ホテル棟」と「コンドミニアム棟」

滞在スタイルは大きく分けて2つ。「ホテル棟」では一般的なホテルや旅館のようなお食事付きの滞在が、「コンドミニアム棟」では自分たちでお料理をしたり出前を取ったりと、自由度の高い滞在が楽しめます。それぞれの棟は大きな足湯のある「ナカニワ」を介して繋がっていて、別々の建物ですが緑豊かな空間によって一体感のあるつくりになっています。

自家源泉の足湯やスウィングチェアがあり、自然を感じながら寛いだ時間を過ごせる「ナカニワ」

コンドミニアムで過ごす自分たちだけの箱根時間

コンドミニアムはわずか10室だけの特権。自分たちの時間を誰にも邪魔されず過ごすことができます。「コンドミニアム棟」には専用の出入り口が設けられていて、「ホテル棟」のように外出するたびにフロントを通る必要がありません。自分たちの別荘のように、誰にも気兼ねすることなく暮らすように滞在することが可能です。

「ナカニワ」を通って「ホテル棟」に行くと大浴場が利用できますが、コンドミニアムにはそれぞれの部屋に源泉かけ流しのビューバスが完備。いつでも気が向いた時に温泉を楽しむことができるという贅沢さも魅力です。また、コンドミニアムはルームチャージ制。定員4名と5名のタイプがあり、定員人数で泊まればとてもリーズナブルに箱根滞在が楽しめます。

源泉かけ流しのビューバスからは箱根の自然が楽しめる

「箱根 ゆとわ」のお湯は二ノ平温泉

大浴場は「ホテル西棟」にあります。男性の大浴場は木のぬくもりが感じられ、女性の大浴場は美しい光の演出が楽しめます。箱根には『箱根七湯』『箱根十七湯』などと呼ばれる数多くの温泉があり、大浴場やコンドミニアムは自家源泉で、『箱根十七湯』に数えられる二ノ平温泉が楽しめます。

箱根七湯
箱根湯本(はこねゆもと)温泉、塔之沢(とうのさわ)温泉、宮ノ下(みやのした)温泉、堂ヶ島(どうがしま)温泉、底倉(そこくら)温泉、木賀(きが)温泉、芦之湯(あしのゆ)温泉
箱根八湯
姥子(うばこ)温泉
箱根十七湯
小涌谷(こわくだに)温泉、強羅(ごうら)温泉、大平台(おおひらだい)温泉、宮城野(みやぎの)温泉、二ノ平(にのたいら)温泉、仙石原(せんごくはら)温泉、湯ノ花沢(ゆのはなさわ)温泉、芦ノ湖(あしのこ)温泉、蛸川(たこがわ)温泉

サウナとマイクロバブルの浴槽も

温泉のあとはしっかりと水分補給しましょう。大浴場を出たところにある「スパラウンジ」ではデトックスウォーターが準備されていて、自由にいただけます。

併設のリラクゼーションサロン「湯るりと」で『ゆとわ現代湯治』を試してみるのもおすすめ。湯治(とうじ)は特定の病気を治療するために長期間滞留するものですが、忙しい現代ではそこまで時間が取れないのが現状。『ゆとわ現代湯治』は2~3時間で効率よく温泉の効果を得られるようなプログラムになっています。湯治セラピストがゲストの希望にあわせてメニューを提案してくれますので、お悩みの症状やお疲れ具合を相談してみるといいでしょう。
※リラクゼーションサロンは別料金となっています

足湯、足つぼマッサージ、温泉、お好きなトリートメントメニューを組み合わせた『ゆとわ現代湯治』

「ライブラリーラウンジ」で読書三昧

「ライブラリーラウンジ」ではコーヒーや紅茶、ジュースをいただきながら読書が楽しめます。飲み物や本棚の書籍はお部屋や「ナカニワ」に持ち出しも可能なので、お気に入りの場所で自由に読書に没頭できます。

まぁるいソファーはスッポリと入ると意外と落ち着くおすすめのスペース

人々が集う「ナカニワ」

暗くなると「ナカニワ」の焚き火炉に火が入ります。朝、昼、夜、時間に関係なく、人々が自然と集う場所です。

「ホテル棟」の滞在はオールインクルーシブで

「ホテル棟」は東棟・西棟の2棟となり62の客室があります。「ナカニワ」や大浴場は西棟、レストランやライブラリーは「東棟」にありますので、便利に過ごしたい方は「ホテル棟」を選びましょう。写真のスタンダードツインルームを中心に、スーペリアツインルーム、セミダブルルームなどがあります。詳しくは公式HPでご確認ください。

画像提供:箱根 ゆとわ

夕食はハーフブッフェスタイルで、お造りやお鍋は各テーブルに準備されます。サラダや天ぷら、お蕎麦などは、ブッフェテーブルでお好きなだけいただくというスタイル。

「ホテル棟」の2食付きのプランで宿泊すると、夕食時にはアルコールを含む35種類のドリンクが追加料金不要のオールインクルーシブで楽しめ、貸切風呂も無料で利用できます(要予約)。

日本酒や焼酎、梅酒、自分で作るカクテルなど35種類のドリンクが90分間楽しめる

朝食は和洋のブッフェスタイル。洋食中心に盛り付けた場合でも、自家製のできたてのお豆腐はお忘れなく。箱根の美味しい水で作ったおすすめの一品です。

できたてのお豆腐は驚きの美味しさ!

「彫刻の森美術館」が徒歩圏内

2019年8月に50周年を迎えた彫刻の森美術館へは「箱根 ゆとわ」から歩いて10分ほど。気軽に訪れることができる距離感に人気の美術館があるのは嬉しいポイント。箱根の山々を背景にした自然の中で、ダイナミックな屋外展示が楽しめます。

広大な敷地には、ステンドグラスの美しい空間を螺旋階段が貫く幻想的な『幸せをよぶシンフォニー彫刻』や巨匠パブロ・ピカソの作品を展示する『ピカソ館』、からだ全体で色彩感覚と造形感覚を感じることのできる体験型アートなど、見応えのある展示が充実しています。

高さ18メートルの塔の上部からは彫刻の森美術館全体が見渡せる

カラフルな手編みネットでできたハンモックやボールが吊るされた「ネットの森」は、子どもだけではなく付き添いの大人も見ていて楽しい施設。

※ネットに入ったりボールにぶら下がったりする体験は12才までとなります

新しいホテルで箱根秋旅

この秋は、まだ誰も知らない箱根の新しいホテルで読書と美術館めぐりの週末旅を楽しんでみませんか?「箱根 ゆとわ」なら、「彫刻の森美術館」だけではなく「箱根写真美術館」も徒歩圏内。ホテルで読書、徒歩で美術館めぐりが楽しめて、短い滞在時間でも効率よく充実した旅が楽しめます。

箱根登山鉄道〈箱根湯本~強羅〉の運行に関して
台風19号の影響により、箱根登山鉄道は運行を見合わせています。同区間は箱根登山バスで振替輸送が行われています。詳しくは箱根登山鉄道の公式HPでご確認ください。

箱根 ゆとわ 基本情報
住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-27
アクセス:箱根登山鉄道強羅駅から徒歩5分
公式webサイト:箱根 ゆとわ
彫刻の森美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
アクセス:箱根登山鉄道彫刻の森駅から徒歩2分、「箱根 ゆとわ」から徒歩10分
公式webサイト:彫刻の森美術館

書いた人

生まれも育ちも大阪のコテコテ関西人です。ホテル・旅行・ハードルの低い和文化体験を中心にご紹介してまいります。普段は取材や旅行で飛び回っていますが、一番気持ちのいい季節に限って着物部屋に引きこもって大量の着物の虫干しに追われるという、ちょっぴり悲しい休日を過ごしております。