本物の江戸前鮨を京都に伝えたいという心意気が形となった名店『鮨まつもと』

本物の江戸前鮨を京都に伝えたいという心意気が形となった名店『鮨まつもと』

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鮨まつもと

-文/和樂スタッフ渡辺倫明
(通称、和樂の“日本美術部長”。白洲正子、伊藤若冲の記事は毎回担当)-

東京人のわたしにとって、京都は食に限らず、どこへ行ってもなんとなく気後れする感じがしてしまう。「これだから東男は……」と、若いころに生粋の京都人からさんざん言われたせいもあるが、今もってある種の恐さを感じるのだ。

だからというわけでもないが、わざわざ〝敵地〟京都まで出かけて行って、江戸前の鮨を食らおうなどと思ったことは一度もなく、いつでも京都らしい割烹か、これも京都ならではと呼べる庶民的な食堂で腹を満たしていた。

しかし、あるときにそんな話を相当な食通の友人にしたところ、「だまされたと思って次の京都では、祇園にある『鮨まつもと』に行ってみてほしい」と言われた。それがこちらを訪れたきっかけだった。それもまだ一度しか訪ねていないことを正直に白状する。何しろ、予約が取りにくいのだから仕方がない(笑)。
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聞けばミシュランの星を獲得しているそうで、海外の客が多かったことも納得だった。それはともかく、新橋の名店「しみづ」で修業されたというご主人が供する鮨の江戸前ぶりにすっかり魅了されてしまった。「京都でこんなに旨い鮨が食せるのか」と早々に再訪を誓ったのは言うまでもない。「餅は餅屋」ではないが、京都に来たなら京料理を、と思うのも至極当然ではある。しかし、考えてみれば究極の味覚が集積する京都だ。腕利きの職人さえいれば、うまい鮨が食せて当然と言えば当然なのだった。
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鮨まつもと

住所/京都市東山区祇園町南側570-123 地図
営業時間/昼12:00~14:00(L.O.13:30)
夜17:30~21:00(L.O.21:00)
ランチ営業、日曜営業
定休日/火曜、水曜の昼

本物の江戸前鮨を京都に伝えたいという心意気が形となった名店『鮨まつもと』
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